特別企画
2003年1月13日
竜子「お正月にコタツでみかん。これに勝る者はないわねぇ」
辰雄「ほんとだねぇ、母さん。……でも、どうして掘り炬燵やめちゃったんだい?」
辰美「それは、こういうことよ」
辰雄「へ?」
ごそがさがさがさがさ どったんばったん(床下で音がする)
辰雄「な、なんだぁぁ〜〜!?」
辰造「ゲホッ、ゲホッ。なんじゃ! 先祖伝来の掘り炬燵はどこにいったんじゃ!?」
辰雄「ああ、そういうことか」
竜子「さあ、おじいちゃん。床下なんかにテレポートしてないで、コタツに入ってくださいな。お茶が入りましたよ。どうぞ」
辰造「うんむ。口ん中埃っぽくなったし、いただこうかのぉ」
辰雄「でも、ほんと、家族全員こうして新年を迎えられてよかったなあ。いやあ、去年のいやな思い出なんか全部、吹っ飛ぶように幸せだよ」
辰美「ふ〜〜〜〜ん。あ〜〜〜んなことやこ〜〜〜〜〜〜んなことも、忘れちゃうんだぁ」
辰雄「いや、ほら、あはははははははははは。なあ、母さん」
竜子「なにか、ありましたっけ?」
辰美「たとえばほら。お母さんが商店街の福引きであてた、秋の味覚マツタケ狩りツアーで行った、家族旅行とか」
竜子「あら、楽しかったじゃありませんか。ねえ、おじいちゃん」
辰造「……幸せに浸って、なにがあったか本当に忘れておるようじゃの」
辰雄「……できれば、思い出したくもないような。ほんと、ドタバタの旅行だったもんなぁ。出発の日からあの騒ぎで……」
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