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ICON ミラージュ オブ サーガ 第94回 〜続・薔薇の王冠〜その5

タイトルコール「連続ラジオドラマ。ミラージュオブサーガ。〜続・薔薇の王冠〜その5」
語り「すべては砂に覆いつくされていた。愛や、夢や、希望。どんなに輝くそれらもすべて砂に沈む。ここはハピアス。はるか彼方の過去。〜砂の黙示録第4節より〜」
  
 BGM:あやしげな音楽
  
ゴルテス「エストバリギンドバ・シリカストス……エストバリゴンドバ……」
  
 SE:爆発音
  
ゴルテス「うっ、ふっふっ、たったっ……うっ、うえっへっ、むっ……(ひどく咳き込みながら)」
マテリス「ど〜も、こんばんわっ! お元気でしたぁ〜♪ ゴルテス魔界検事」
ゴルテス「うおっほっほっ……おまえ、いちいち登場するのに煙出し過ぎだ」
マテリス「こらこら。"おまえ"だなんて、そんな言い方しちゃダメだぞぉ〜? あなたには立場ってもんがあるでしょう? 魔界検事って偉いんだからねぇ。偉いってことは、公私ともにきちんとしてなくちゃいけない。そりゃ、あたしも、"おまえ"って呼ばれれば嬉しいよぉ〜。でも、そんな関係が明るみに出たら、立場がねぇ〜……」
ゴルテス「何をごちゃごちゃと……おまえとは、俺が召還した魔物だ。それ以上でもそれ以下でもない。関係もない! いいかぁ〜、マテリス」
マテリス「な〜んだ、関係ないんだぁ……じゃ、さよならぁ〜」
ゴルテス「えっ、いや、おっ、おい、サヨナラじゃねえんだよ。いいか、俺はお前を召還したんだ! 召還されたら言うことを聞くのが魔物だ」
マテリス「そ〜ぅかなぁ〜、そうゆうの古くな〜い? 民主主義だよぉ、今は。それを理解しないと、検事としてやっていけないんじゃなぁ〜い?」
ゴルテス「エスト・キリドリス・ナワバリバリ!」
  
 SE:縄が巻き付く音
  
マテリス「ああっ、うっ、何よ! 縄で体縛らないでっ! ああっ!」
  
 SE:縄が締まる音
  
マテリス「あ、痛いって! 締めないでってー!(苦しそうに)」
ゴルテス「対魔物魔法だ……命令に従え!」
マテリス「は、はい。ご主人様……くぅ……」
ゴルテス「う〜ん、いい感じだ……ジーンという小憎らしい娘を殺せ! わたしは、魔界法によって手を出すことが出来ない。おまえなら可能だなぁ、マテリス?」
マテリス「はっ……あ、はい」
ゴルテス「いい子だマテリス……行けっ! あははははは」
  
 BGM:1回大きくなってから終わる
  
デルス 「うんまーい、この肉サンド! 最高だよっ!」
ジーン 「ありがとう、デルスぅ〜」
デルス 「ジーンって料理の天才だねっ!」
ジーン 「あたしをお嫁さんにした男性は幸せだと思うなぁ〜」
デルス 「そんな人が現れるといいねぇ、うん(モグモグ食べながら)」
ジーン 「バカっ!(力強く)」
デルス 「うっ、えっ?」
ジーン 「なんでもない……」
デルス 「あ、ん……そうだ! この先、どうしようかね?」
ジーン 「はっ、目的を忘れるとこだったわ! ロールプレイングゲームでよくあるのよね、村とかで引き出しを開けてるうちに、「あれ、次どうするんだっけ?」って……」
デルス 「あ〜ん、それねぇ、人生でもおんなじ。ゲームだけじやないよぉ〜。だいたい中学生くらいの時にやりたかったことを忘れる。……目先のことに夢中になるからね……でも、それでいいんだよ。それが面白いんだから」
ジーン 「そっかぁ……あ、でも、目的忘れるのよくなーい!」
デルス 「"薔薇の王冠"だろ?」
ジーン 「そう! それを手に入れて、売るのよね! そのお金をあなたに渡すと、あなたはわたしの魂を取らなくて済むって、ことだったわよね?」
デルス 「そう!」
ジーン 「で、その"薔薇の王冠"よ! えー、父、父!」
父   「なに? この肉、かたい(抑揚のない声で、以下同じ)」
ジーン 「あっ、ごめんね〜、父。それね、安い肉だからねぇ……ねっ、父!」
父   「なに?」
ジーン 「"薔薇の王冠"、どこにあるか思い出せない?」
父   「思い、出した」
ジーン 「そう……ええーー! 思い出したの! すごい! どこどこどこ、どこどこどこ、どこどこどこ?」
父   「山……西の山……」
ジーン 「それはどの辺り? こ、ここに書ける?」
  
 SE:紙を広げる音
  
父   「これ、"封印(の)塔"……ここ、今いるトコ……これ、山」
ジーン 「すごいっ! 夜明けとともに出発よー!」
  
 SE:爆発音
 BGM:攻撃的な感じ
  
ジーン 「うへっ! げへっ、あへっ、あへっ……」
デルス 「へっ、げへっ! 何者だー!」
マテリス「マテリス! あんたの命はもらったよ!」
  
 SE:するどい風斬り音
  
デルス 「あぶない!」
  
 SE:キーンという金属音
  
マテリス「邪魔するなっ!」
デルス 「っ……おまえ、召還魔物だな!」
マテリス「だからなんだっていうんだよ? えーい!」
  
 SE:ナイフを振り下ろす音
  
デルス 「うわっ!」
ジーン 「大丈夫、デルス!」
マテリス「ひとの心配なんかしてる場面かよっ!」
  
 SE:ナイフが刺さる音
  
ジーン 「あっ!」
デルス 「はっ、ジーン!」
マテリス「ふっ、あっはっはっはっは。これはさぁ、毒の剣"スコーピオン"だ。かすり傷でも命は無いんだよ……」
デルス 「バリギンドラ・グノーシャス・ガラベス!」
  
 SE:雷が鳴る音
  
マテリス「ウワーッ! 体が……消える……あっあぁー!」
デルス 「っ、ジーン!」
ジーン 「い、痛いよぉー……」
  
 BGM:切ない感じの音楽
  
デルス 「だ、大丈夫! 必ず治してあげるから……クリス・スリス・リリス・メデセンス!」
ジーン 「う〜ん、少し楽になった……みたい……うっ!」
デルス 「あっ、ジーン、しっかり! ああ、そっか! この剣、これには対魔法の毒が……ああ、魔法じゃ毒が消えない……ジーン!」
ジーン 「デルス……大好きだよ……(弱々しい声で)」
デルス 「おれもだっ! 悪魔だって人を好きになるんだっ! ジーンを嫁にしたいんだっ!!」
ジーン 「……ありがとう……デルス……」
デルス 「ジーーーーーン! 死ぬな、ジーーーーーン!」
父   「ジーン」
  
 BGM:『Everything's Gonna Be Allright』(sweetbox)
  

●配役/ジーン、タイトルコール:横山智佐/デルス:山口勝平
/ゴルテス、語り:広井王子/マテリス:日高のり子


●ドラマ終了後のトーク
 トーク開始直後、最後の父のセリフに対して「もう1回じゃない?」とやり直しを要求する日高さん("高"は"はしご高"、以下同じ)。どうやら感情がこもっていないと指摘しているらしい。それを聞いた父役の広井さんは、慌てた様子で日高さんに父のキャラ設定を解説。父のキャラは、今のままで良いと説明した。

 次に日高さんは、山口さんが話した魔法の呪文の「スリリングな」しゃべり方を問題視。日高さんは、山口さんが噛むんじゃないかとすごく心配したらしい。

 当の山口さんは、「(呪文が多くて)結構いじめに近いものがありましたよ」と語り、実は先週呪文を間違って読んでしまったことを告白した。

 横山さんは、「(リスナーに)活字が見えている訳じゃないから(間違っても大丈夫!)」と言い切った。

●出演はがき
◆オレンジスターさん(東京都)
 「キャラです。「マテリス」。召還魔物で、ナイフを使う魔物で暗殺者向きで、色っぽいです」

 設定が"色っぽい"と聞いて、マテリス役の日高さんは喜んだ。

◆ゆきぽんさん(埼玉県)
 「毒の剣"スコーピオン"。悪魔も恐れる毒を染みこませた剣。悪魔の魔法では防ぎようがない」

 横山さんは、「うまく(キャラクターとアイテムが)組み合わさりましたね」とコメント。広井さんは、投稿が多いので選んでいるうちに何とかなると述べた。

 山口さんは、「ノン子さんは色っぽい役だったんですね」と感想を述べた。しかし、その言い方がカンに障ったのか、日高さんは「むっ、むかつく!」と即座に反応。

 続けて山口さんは、「オカマキャラをやっているのかと思った」とさらに失礼な事を言ったため、日高さんは「勝平の少年だって無理があるわよ!」と反撃。このあと、ひとしきり、日高さんと山口さんの口先バトルが続いた。

 最後は、いつものように横山さんが投稿を呼びかけてコーナー終了。


2005年3月12日放送マル天ダイジェストはこちら


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