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ICON ミラージュ オブ サーガ 第77回 〜〜熱砂の夜祭り〜その5

タイトルコール 「連続ラジオドラマ、ミラージュオブサーガ。〜熱砂の夜祭り〜その5」
語り 「すべては砂に覆いつくされていた。愛や、夢や、希望。どんなに輝くそれらも、すべて砂に沈む。ここはハピアス。はるか彼方の過去。〜砂の黙示録第4節より〜」
   
  BGM:ちょっと怪しいムードたっぷりな音楽
   
サラム「あ〜暑い、暑い〜。家の中にいても、蒸し焼きになっちゃいますね、姐さん」
ジョイ「そうだねぇ、今夜はやけに暑いねぇ」
サラム「ああ、はい、ライズです。これ、飲んで下さい」
ジョイ「あぁ、ありがとう。ウク、ンク、ンク(ライズを飲む)」
サラム「ジョ、ジョイ!」
ジョイ「あ、バカ、バカ! な、なにすんだよ、サラム!」
サラム「俺は姐さんが好きだ!」
ジョイ「痛っ! ちょ、痛っ、いや……」
サラム「ずっと、好きだったんだ」
ジョイ「離せ! あたしは、あんたなんか!」
サラム・ジョイ「う、うく」
ジョイ「うはぁっ、はぁはぁはぁ。いきなり抱きついてキスなんかしやがって! バカ野郎っ、そんなんで、女が惚れるとでも思ったのか! 言いなりになるとでも思ったのか!」
サラム「ご、ゴメンなさい……。この暑さが、きっと俺の体液、沸騰させたんだ……」
ジョイ「ばぁか……。さ、寝よう……」
   
  BGM:大きくなって
   
サラム「……ああ、姐さん……」
ジョイ「ジョイでいいよ」
   
  BGM:フェードアウト
  SE:街の喧唾
  SE:小鳥のさえずり
   
シミタレイ「ああ、いやんなっちまうな〜……。祭が近いっていうのに全く商売になりゃしねえ……。こんな町はずれじゃよ〜……安いパココの実すら売れねえじゃねえか。ああ、いやんなっちゃうなぁ……祭が近いっていうのに、全く商売になりゃし……こん、あれ、さっきから、同じこと言ってるよなぁ、俺。……ああ、いやんなっちゃうな〜……あああ、もう……ちょっと前まで、羽振りがよかったのに。なんだって、こんな場所に移動させられちまったんだ、ほんとにもう……。あああ、俺はつくづく運命を呪いたくなっちまうなぁ」
マチル「シィミッタレイ(舌足らずな女の子のような声)」
シミタレイ「ああ、もう! いやだ、いやだ」
マチル「シィミッタレイ」
シミタレイ「だれだ? おい! 俺の名を呼ぶのは? こんな朝っぱらから……」
マチル「ここだよぉ」
シミタレイ「どこだよ!」
マチル「ここだよぉ!」
シミタレイ「うあっ! な、なんだよ……おまえは!」
マチル「あたしは運命の妖精、マチルゥ!」
シミタレイ「運命の妖精……? そ、それが何の用だ!」
マチル「あなたが運命を呪ったから……」
シミタレイ「呪ったから? ……それがなんだって言うんだ。自分の運命呪っちゃいけないの?」
マチル「自分の運命? ひゃははは、運命は自分のものじゃないんだよ。それは、ただ、あなたが、運命の輪の中から偶然に預かっただけのもの……」
シミタレイ「わかんねぇ、わかんねぇ、わかんねぇ、わかんねぇ。難しいことと、わかんねぇ。あっちいけよぉ、もう。あっちいけよ!」
マチル「運命を返してもらう……」
シミタレイ「どうぞ御勝手に!」
   
  SE:ドキュドキュドキュ、ヒューン
   
マチル「じゃね……シミタレイ」
シミタレイ「みなさん、こんにちわ。おはよう。さあ、安いパココの実だよ……買わないか……。安いよ。安いよ……(感情がなくなった様な言い方)」
   
  SE:鳥のさえずり声
  SE:食器にお茶を注ぐ音
   
ジョイ「う、う〜ん……。ふぁ〜、なんだい、朝っぱらから……」
サラム「あ、お、おはよう……あ、あの、お茶いれました……はい」
ジョイ「ありがとう……。なんだか、くすぐったいな……」
サラム「ん〜、何がですか?」
ジョイ「長いこといっしょにいたお前と、ベッドで朝のお茶を飲むなんて」
サラム「俺は……長年の夢でした……」
ジョイ「サラムゥ?」
サラム「はい?」
ジョイ「う〜ん、チュッ」
   
  BGM:ちょっと怪しいムードたっぷりな音楽、ふたたび
   

●配役/ジョイ、マチル、タイトルコール:横山智佐/サラム:山口勝平
/シミタレイ、語り:広井王子

●ドラマ終了後のトーク
 横山さんと山口さんは、今回の話を"アダルティな""大人の物語"に感じたそうだ。話が急展開したこともあり、神秘的な話との評価も飛び出した。特に、山口さんは、マチルの存在も気になる様子だ。

 広井さんが、ジョイとサラムの関係について語り始めると、山口さんは「ちょっと好きですよ。日活っぽくて」と感想を言った。

●出演はがき
◆マル天の使者。さん(埼玉県)
 「パココの実」
 ハピアスでいちばん作られている実。安く手に入る。もっともポピュラーな食べ物。リンゴに似た味。
◆サラマンダーさん(山形県)
 「運命の少女、マチル」
 運命の管理人の娘。人の運命を管理している。


 サラマンダーさんの投稿にあるマチルに、山口さんが出会ったなら、自分の運命について聞いてみたいとのこと。

 横山さんが、「ちゃんとしたこと、教えてくれなさそうだね」とコメントすると、山口さんは、「結構、なんかしゃべり方、ふざけてますもんね(笑)」と返答した。

2004年11月6日放送マル天ダイジェストはこちら


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