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ICON ミラージュ オブ サーガ 第74回 〜熱砂の夜祭り〜その2

タイトルコール「連続ラジオドラマ。ミラージュオブサーガ。熱砂の夜祭り、その2」
語り「すべては砂に覆いつくされていた。愛や夢や希望。どんなに輝くそれらもすべて砂に沈む。ここはハピアス。はるか彼方の過去。砂の黙示録第4節より」
ナレーション「ここはハピアスの南、イケイアから下った小さな国々が集まるところ。人々は"ゲルトスラン"と呼んでいる。それは古代ハピアスの言葉で、"陽気な女神たち"……という意味だと伝えられている」
サラム
「ジョイの姐さん……、大好きだった大佐、行っちゃいましたね」
ジョイ「うっふふふ……(突然笑い出す)」
サラム
「な、なにがおかしいんです。こうゆう場合は、別れの涙を……」
ジョイ「バッカだねえ、あんたは」
サラム「なにがです?」
ジョイ「いいかい。あたしが本気で付き合ってたと思う?」
サラム「え? まさか、芝居?」
ジョイ「当たり前だろ。あたしが女に惚れるわけないだろ? ほーら、ごらん」
サラム「あ、それ! 大佐の金袋」
ジョイ「別れが辛い、せめてこれを……って」


SE:金の落ちる音

サラム「うへえええ! 金貨がなんだこりゃ、ひいふうみいよ……10の20……わ、35枚! 店の1軒や2軒買えますぜ!」
ジョイ「ふふっ、パーッと使って遊ぼう! しょせんあぶく銭さ」
サラム「あ、姐さん……」
ジョイ「もうすぐ夜祭りじゃないか。そこで遣おう」
サラム「でも、姐さんは闇商人から、命の薬を買わないと。悪い事は言わねえから、金は大事にしたほうがいい。せっかくの大佐の好意なんだ」
ジョイ「こっちの気持ちが嘘っぱちなんだ。好意を後生大事に抱えるわけにゃあいかないだろ」


BGM:明るく賑やかな雰囲気
SE:町のざわめき

「お〜い、シミタレイ。どこ行くんだ」
シミタレイ「へっ! 祭りの準備とかで、ショバを追い出されちまったんだよぉ!」
「はっ、しょうがねえな。大方ジモンドの親分に金渡さなかったんだろ?」
シミタレイ「冗談じゃねえ! そりゃあもう高い寄付を出したんだぜ。それなのに、祭りの間は他の店に貸すからって……ひでえもんだ。あ〜あ、祭りなんか大嫌いだ」
「はははは! まあ、ボヤくなって。祭りは10日もすりゃ終わるじゃねえか」
シミタレイ「10日もどこにいりゃいいんだよ……」


SE:台車を引く音

「へっ。普段しみったれてるからよ、肝心な時に損するんよ。あんな商売にはいい場所を、みすみす他のヤツに明け渡さなきゃならねえなんてよ……まあ、自業自得だな。さ〜あ! おいらも商売、商売っと」


BGM小さくなっていく
SE:扉をノックする音

ジョイ「はい。どなた?」
カップス「ハスキルの者です。ジョイ、あなたにお伝えする事があり、参上いたしました」


SE:ドアが開く

ジョイ「なに?」
カップス「いや、いや。なんと言っていいか……素晴らしいですな……。しかし、あまりに無防備すぎませんか」
ジョイ「あたしは寝るときは何もつけないの。で、用事はなに?」
カップス
「は、はい。ウーナ・ハスキル様から、あなたへ。命の薬は必ず手配する。条件は、祭りに来る帝国の将軍デブルの懐にある手紙を盗み取れ。その手紙と交換しよう、というご伝言です」
ジョイ
「わかった、なんとかしよう」
カップス
「わたくしはカップス。祭りの終わるころにまたお伺いします。ではこれにて、お風邪をひかないように」
ジョイ
「ふ……余計なお世話だよ」

●配役/サラム、男:山口勝平/語り、シミタレイ、カップス:広井王子
タイトルコール、ナレーション、ジョイ:横山智佐


●ドラマ終了後のトーク
 横山さんは、「今回は色んな人が出てきますな」とコメントしたあと、「たくさん登場人物が出てきて混乱した」と感想を語った。広井さんは物語の最初の頃、役がたくさんいて大変なので、キャラクターを少なくした時期もあったらしい。しかし今回また役が増えてしまった、と話した。

●出演はがき
◆ハルカさん(茨城県)
命の薬は本来は劇薬で、それは龍の谷底にあるヒカリゴケを原料に出来ている。命が助かる確率は30%。ただし、非常に高価である。

 「30%しかないのか」と横山さんはボヤいた。

 広井さんは「30%あればいいや、と。死んじゃうんだから30%あったほうがいいや、と考えるか。30%しかないのか、と考えるか」と捉え方の違いを語った。それを聞いて「微妙ですね……」と悩む山口さん。

 結局、横山さんは「(30%)"しか"だな〜」と考えるほうに落ち着いたようだ。

◆アキラさん(千葉県)
 祭りには各国から偉い人が来ます。そのときジョイは仕事をします。たぶん大事な手紙とか、宝を抜き取ります。そのときのスピードは、常人の10倍以上。それこそがジョイの特技なのです。もし、七つ星のリオンが彼女を見たら、すぐに配下にするでしょう。

 横山さんが「何が早いんだろう? 手かな? 足かな?」と首をひねった。山口さんは「何でも早いんだ」と答えたが、広井さんは「でも、そのときしか出来ないんだろうね」とコメント。

 
2004年10月16日放送マル天ダイジェストはこちら



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