| タイトルコール | 「連続ラジオドラマ。ミラージュオブサーガ。〜マングロケ伝説の謎〜その5」 |
| 語り | 「すべては砂に覆いつくされていた。愛や、夢や、希望。どんなに輝くそれらもすべて砂に沈む。ここはハピアス。はるか彼方の過去。〜砂の黙示録第4節より〜」 |
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| | SE:船のエンジン音がして止まる |
| | BGM:サンバ |
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| タイミー | 「ここはどこ?」 |
| レイ | 「帝国の南のはずれだ……」 |
| タイミー | 「こんなところに町があったなんて……公式な航海地図にはないはず……」 |
| レイ | 「えっへっへっへ。そりゃそうだっ! ここは、捨てられた町"ネルダン"」 |
| タイミー | 「ネルダン、って!? それは、ネルダン族の町ってことか?」 |
| レイ | 「ああ、そうだ!」 |
| タイミー | 「おいっ……ネルダン族というのは、"砂漠の野獣"と帝国も恐れている、野党だぞ!」 |
| レイ | 「まあまあ、心配しなさんなってぇ。ちょっと知り合いがいるんだ」 |
| タイミー | 「なんでそんなやつらと知り合いなんだ?」 |
| レイ | 「まあ、俺はおめえみたいに有能な軍人じゃねえ……いろんなことしなくちゃ生きていけなかったのさぁ……」 |
| タイミー | 「だからって砂漠の野党連中……」 |
| レイ | 「しっ!」 |
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| ジョルソン | 「おお〜。久しぶりだなレイ! 何年ぶりだっあっはっは!」 |
| レイ | 「あははは。よう〜、ジョルソンの親分。相変わらず元気そうだな」 |
| ジョルソン | 「ああ〜。で、こんな辺境になんの用だ? うん? ……そちらさんは?」 |
| レイ | 「ああ、俺の相棒でタイミー」 |
| ジョルソン | 「女の軍人さんかぁ〜」 |
| レイ | 「あなどんなよ。タイミーは冷徹だぞぉ……」 |
| ジョルソン | 「あっはぁ。俺は気の強ええ女大好きんだ……なぁ、仲良くしようぜタイミーさん………あっ、あいてててて!」 |
| タイミー | 「汚い手で気安く触らないで!」 |
| ジョルソン | 「あっあ……わ、わかった……か、勘弁してくれ……ったぁ。おお、いててててて。おいおいおい、いや、思った以上に気が強ええな……いゃあ〜、気に入った! うっしゃ、好きなだけ滞在してってくれ! あんたらは俺の客人だ。さあ、中に入った入った!」 |
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| | BGM:音楽が大きくなる |
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| ジョルソン | 「さあ、あんたも1杯!」 |
| タイミー | 「頂こう……」 |
| ジョルソン | 「で、ここに来た本当の理由はなんだ、レイ?」 |
| レイ | 「あぁ〜、ほかでもない……あんたなら知ってるんじゃないかと思ってな。いや〜、知らねえかなぁ〜?」 |
| ジョルソン | 「おい、なんだよ、もったいつけるな。俺に知らねえことなんかねえよ! "砂漠の知恵袋"ってのが俺のあだ名なんだ……」 |
| レイ | 「マングロケだ」 |
| ジョルソン | 「えっ?」 |
| レイ | 「やっぱ知らねえかぁ〜……」 |
| ジョルソン | 「あっ、やっ、も、もちろん知ってる。あっ、知ってると思う。だが……どうする気だぁ〜、マングロケを?」 |
| レイ | 「ははは、金にするのさ」 |
| ジョルソン | 「よせやい、冗談は……」 |
| タイミー | 「冗談じゃない!」 |
| ジョルソン | 「……本気かよ?」 |
| レイ | 「ああ!」 |
| ジョルソン | 「いいか、よく聞けよ。今までな、マングロケを見つけて命の助かったヤツはいねえんだ!」 |
| レイ | 「なんで?」 |
| ジョルソン | 「知らねえよ、そんな詳しいことまでは……。ただよ、この辺りじゃ誰もマングロケを金にしようなんて思っちゃいねえってことだ。たとえ大金がころがりこもうともよ、命には代えられねえからなぁ……」 |
| タイミー | 「お前は、それを見たのか?」 |
| ジョルソン | 「見たのかって、……マングロケをか?」 |
| タイミー | 「ああ」 |
| ジョルソン | 「いや。見ようとも思わねえなぁ」 |
| タイミー | 「じゃあ、どうしてマングロケが命を奪うとわかるんだ?」 |
| ジョルソン | 「いや、もっぱらの噂だぁ!」 |
| レイ | 「確かめたわけじゃねえんだよな?」 |
| ジョルソン | 「ふっ、うっ、確かめるも何も、何人もの人間がマングロケを取りに行って帰っちゃこねえんだよ? なっ、よしたがいいよ。マングロケだけはやめとけよ。なっ、レイ」 |
| レイ | 「えへへ、面白そうじゃねえか。なぁ、タイミー?」 |
| タイミー | 「で、マングロケはどの辺りにあるんだ?」 |
| ジョルソン | 「あっ……聞いた話じゃ、こっからさらに南に半日。そこにジャングルがあるんだよ。"迷走のジャングル"と呼ばれてる。1度入るとなかなか出ちゃこれねぇ。その中にマングロケは生息してるってよぉ……」 |
| レイ | 「よっし、わかった!」 |
| タイミー | 「夜明けとともに船を出そう」 |
| レイ | 「へへへへへぇ〜。面白くなってきゃがたったぜぇ!」 |
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| | BGM:木管のカリブ音楽 |
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