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ICON ミラージュ オブ サーガ 第51回 〜砂の魔法使い〜その2

タイトルコール「連続ラジオドラマ。ミラージュオブサーガ。〜砂の魔法使い〜その2」
語り「すべては砂に覆いつくされていた。愛や、夢や、希望。どんなに輝くそれらもすべて砂に沈む。ここはハピアス。はるか彼方の過去。〜砂の黙示録第4節より〜」
  
 BGM:中近東を思わせるような音楽
  
コンチス「そこのお嬢ちゃん! ね、あんた!」
セレン「あたし?」
コンチス「そう、あなた。うひょ〜! かわいいねぇ〜」
セレン「ありがとう!」
コンチス「いやぁ〜、そんなかわいいお嬢ちゃんにね、ほら! この砂漠羊のバックはどう?」
セレン「ありがとう、うれしぃ〜!」
コンチス「……て、おい! こら!」
セレン「えっ?」
コンチス「お金、お金払いなさい」
セレン「えっ? くれるんじゃないの?」
コンチス「なんでぇ〜!? なんで、見ず知らずのあんたにバック、あげなくちゃいけないの!?」
セレン「かわいいから!」
コンチス「あっちゃ〜。あのね、あたし、商売やってんです。いいですか? このバックもこのコートも全部売り物! タダでやっちまったら、おまんまの食いあげなんですよ! ったくも……、商売の邪魔! お金ないなら、あっち行って、あっち……」
セレン「じゃあ、かわいいって言ったのウソなの!!」
コンチス「そ、そんなおっかない顔しないで……。ウソじゃないよ。あんた、マジにかわいいです」
セレン「かわいいなら、なんかちょうだい!」
コンチス「うっ、うぅ……。じゃあ、この……小さな……ポーチ……」
セレン「(すかさずに)うわぁ〜!! ありがとう!! あなた、お名前は?」
コンチス「んぁ……? コンチス」
セレン「コンチスさんに神のご加護がありますように。商売がうまくいって、それでここにあるものが全部売れますように。砂の神と風の神の……。セレンがお願いいたします。グラビーノケビンバスバレン……」
コンチス「あ、あの……。あんた、魔法使いか何か?」
セレン「そう。さっき家出してきた魔法使い」
コンチス「本物の魔法使い?(恐る恐る)」
セレン「本物よ」
コンチス「うわぁ!? ちょっと、あ、あっちに行ってくれ! なっ! 魔法使いと友達なんて噂が立ったら、このあたりじゃ商売できなくなちまうからさ!」
セレン「えぇ〜っ!?」
コンチス「お願い、お願いだ! うわぁ……あ、あっち行ってくれ!(追い立てるように)」
  
 SE:街の雑踏
  
「ほう、そこのお嬢ちゃん。なんだい悲しい顔をして、悩みがあるんじゃないかい? どれちょっと見てしんぜよう……」
セレン「ああ、世の中って、どうしてこんなに悲しいことばかりなんでしょう……。神に祈ってみても、それは他人のことばかりだもの……。自分にはどんどん悲しい出来事が降りかかる……」
「ほほほほ。どれどれ、ではこっち、こっちいらっしゃい。見てしんぜよう!」
セレン「ねぇ……。どこ触ってんの?」
「あっ? 乳じゃ……」
セレン「なんで!!」
「あかっ……こ、これ……、痛いな……。これは乳、乳もみ占いと言ってな、古代グラの時代に、こうしてモミモミ……」
セレン「こらっ!!」
  
 SE:バンッ(殴る音)
  
「ぁいて……」
セレン「なにが乳もみ占いよ! そんな占いあるわけないでしょ! あたしは魔法使いなのよ! 正当に勉強した魔法使いなの! あんたらみたいな、いかさまとは違うの」
「な、な、なんと、本物の魔法使いじゃと!?」
セレン「もうセレン、プンプン!! 天空の怒れる神々よ、ここにその矛先を示せ! この者の頭上にいかずちを落とせ! セレンがお願いする!」
  
 SE:ゴロゴロゴロゴロ(雷鳴)
 SE:ぼんよよ〜〜ん(コミカルな何かが当たる音)
  
「ひやぁ……!!」
セレン「いい気味よ」
コンチス「あ〜、いたいた! かわいいお嬢ちゃん! 探したよ」
セレン「さっきのバック売り屋さん……。なに? こ、このポーチなら返さないわよ! もうあたしの物だもの!」
コンチス「いやいやいや……。違うんだ。ほら、この大きなバックもあげるよ」
セレン「なんで?」
コンチス「お礼だ。さっき、あんたが魔法の呪文を言ってくれただろ? その後、なんだか知らねぇが、客がわんさか! で、全部売れたんだ」
セレン「ほんと? うわぁ〜い! よかったねぇ〜!」
コンチス「これ残り物だけど、あげるよ」
セレン「ありが……残り物? ……あ、ありがとう!」
コンチス「まあ、気にするな、な!」
  
 BGM:ほのぼのとした音楽
  

●配役/コンチス:山口勝平/セレン、タイトルコール:横山智佐
男、語り:広井王子


●ドラマ終了後のトーク

 今回はセレン中心の話だったので、山口さんは「(セレンの)お兄ちゃん、あそこで終わりだったんですね」とがっかりした。

 広井さんが「でも、お兄ちゃん、主人公じゃないんで……」と話すと、山口さんは「結構、お兄ちゃん……キャラづくり、気遣ったんですけどね……」と愚痴をこぼした。しかし、追い討ちをかけるように、横山さんは「無駄だったね」ととどめをさした。

●出演はがき
◆いさきの海さん(千葉県)
 砂漠の占い師。乳もみ占いを得意としている。うさんくさいじじい。

 山口さんは「う〜ん、いいなぁ〜」と乳もみ占いの男をうらやましがっていた。

 投稿とは違い、乳もみ占いはいんちきと物語の中でばれてしまったので、横山さんは「得意じゃないじゃん」とコメント。広井さんは、「今回は相手が魔法使いだからバレちゃったかもしれない」と言い訳した。しかし、山口さんに「魔法使いとか魔法使いじゃなくても、乳もまれりゃ、誰でもバレるでしょ!」と言われ、広井さんは「ばれるね……ばれる、ばれる」とつぶやいた。

●投稿はがき
◆陣さん(岡山県)
 双子の魔術師 アルティアとエルディオ
 不老長寿の肉体を持つ双子の魔術師。アルティアがお姉さんで、エルディオが弟。砂塵の塔と呼ばれる塔に住んでいる。普段は砂嵐に隠されいて、近づく事ができない。しかし数年に1度、嵐が静まったときがあり、そのときには塔に入る事ができる。望む者には魔術を教えてくれる。見た目は子供だが、100年以上生きている。

 投稿作品を読み終えると広井さんと山口さんは「すごいね!」と絶賛。

 横山さんが「(ずっと砂嵐だと)外出できないね」と言うと、山口さんはずっと塔の中で姉と弟だけが塔の中で閉じこもってしまうと「屈折しそうな(愛が生まれる)気がしますね」と発言。広井さんも「姉弟LOVEはやばいよ」とコメントした。

 広井さんは陣さんがキャラクターのイラストつきの投稿作品を5つも書いてくれたことを紹介。パーソナリティー3人は「ありがとうございます!」と感謝した。

陣さんのイラスト1 陣さんのイラスト2
▲陣さんのイラストの一部


2004年4月24日放送マル天ダイジェストはこちら


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