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ICON ミラージュ オブ サーガ 第49回 〜サガンの彼方で〜その7

タイトルコール「連続ラジオドラマ。ミラージュオブサーガ。〜サガンの彼方で〜その7」
語り「すべては砂に覆いつくされていた。愛や、夢や、希望。どんなに輝くそれらもすべて砂に沈む。ここはハピアス。はるか彼方の過去。〜砂の黙示録第4節より〜」
  
 BGM:せつない音楽
  
男   「おい、路地裏に誰か倒れてるぞ!」
女   「なんだい……行き倒れかい? どれどれ。あら! 大変だ、血を流してるよ!(しわがれた声で、以下同じ)」
ジロード「うぅ……」
男   「おい、大丈夫か!」
ジロード「あっはっ(息も絶え絶えに)あ、ああ……たぶん、もういけねえや……」
女   「あ、あんた名前は? どこに住んでんだ!?」
ジロード「あっ、名前はジロード……流れ者の殺し屋だったがよ……へっへへ、ちょいと組織裏切っちまって……この有様だぁ……」
男   「しゃべらないほうがいい! いま医者を呼ぶ」
ジロード「ああ、医者はいらねえよ……もう……俺はダメだ。……なあ、パン屋の娘……どうした?」
女   「パン屋の娘……ああ、ジーナのことかい!?」
ジロード「そんな名前だったかなぁ……王様になるとかって……」
男   「ああ……ジーナだ。あ、でもな、ジーナは行方不明なんだ」
女   「なんでも王様になるのがイヤで、このサガンを密かに出て行ったって噂だよ」
ジロード「あっはっはっはっ(咳き込みながら)……そうか……そうか王様にならなかったのか!……そりゃよかった……あんなつまんねえもんにならなく、ごほっ、てよぉ、うっ……」
男   「おい! しっかりしろ、おい!」
女   「……死んだよ」
  
 SE:船の機関音
  
ジーナ 「ねえ……ウスケス」
ウスケス「なんだい、ジーナ」
ジーナ 「どこの街に行こうか?」
ウスケス「ふっ……どこでもいいさ……キミといっしょなら」
ジーナ 「蜃気楼の彼方に、新しい街があるって」
ウスケス「新しい街かぁ……ふっ、いいねぇ」
ジーナ 「新しい街で、新しい生活をしようよ」
ウスケス「新しい街で新しい生活かぁ……いいねぇ!」
ジーナ 「ねえ……ウスケス(甘えたように)」
ウスケス「なに?」
ジーナ 「……キスして」
ウスケス「えっ……ああ(チュッ)」
ジーナ 「うふふふ」
ウスケス「なんだよ……なにがおかしいんだよ……」
ジーナ 「うん、ううん」
ウスケス「こ〜ら、言えよ!」
ジーナ 「言わない」
ウスケス「言えったら!」
ジーナ 「ぎっ……あはははは」
ウスケス「あはははは」
ジーナ 「うふふふふっ、くすぐらないで〜! 言う……言うから……」
ふたり 「はっ」
ウスケス「なにがおかしかったの?」
ジーナ 「うん、もう1度キスして」
  
 BGM:ピアノを奏でる音
  
ウスケス「ああ(チュッ)」
ジーナ 「うーん……あのね、新しい味がするの……」
ウスケス「キスに?」
ジーナ 「うん」
ウスケス「ふっ、どんな?」
ジーナ 「希望の味がするの……」
  
 BGM:ピアノを奏でる音が大きくなる
  

●配役/男、ウスケス:山口勝平
女、ジーナ、タイトルコール:横山智佐
ジロード、語り:広井王子


●ドラマ終了後のトーク

照れる横山さん またもや別料金の山口さん
▲照れる横山さん ▲またもや"別料金"の山口さん

 横山さんは、台本のあまりの恥ずかしさに配役を紹介しながら笑い出した。山口さんは、ドラマの感想を「いい話。でも恥ずかしい」とコメント。横山さんは、手のひらに汗をかいたと告白した。

 広井さんは、ドラマをストレートな"高速球"と例えた。山口さんは、恥ずかしすぎて「別料金だ」と発言、横山さんから「それも!? 別料金多いなー」とあきれられた。

●出演はがき
◆いろは桜さん(東京都)
 蜃気楼の砂漠でキスをすると希望の味がする。

 横山さんは、ドラマ中のセリフ「希望の味がするの」を情感たっぷりに再現したあと、照れたのか「きひひひひ」と奇声を上げた。

 横山さんと山口さんは、ドラマがハッピーエンドで終わった事を喜んだ。広井さんは、その理由を「みんながハッピーエンド希望だったでしょ?」と語り、リスナーの希望でハッピーエンドになった事を示唆。先週のラスト、ジロードはジーナを拳銃で撃たずに逃がしたため、ジロード自身が組織に撃たれたという設定にしたらしい。

 広井さんは、次回からの展開について「全然新しいッスよ」と力を込めた。


2004年4月10日放送マル天ダイジェストはこちら


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