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ICON ミラージュ オブ サーガ 第39回〜カルカラ&ブラッキー〜その3

タイトルコール「連続ラジオドラマ、ミラージュオブサーガ。〜カルカラ&ブラッキー〜 その3」
語り「すべては砂に覆いつくされていた。愛や、夢や、希望。どんなに輝くそれらも、すべて砂に沈む。ここはハピアス。はるか彼方の過去。〜砂の黙示録第4節より〜」
 
 SE:エンジン音
 
ブラッキー「いやあ、すごい大興奮の冒険旅行になりそうだな。へへへ。なにせカルカラ姫は15歳。全くの世間知〜ら〜ず〜」
カルカラ「ブラッキー!」
ブラッキー「は〜い! 姫様、ただいま〜!」
カルカラ「ねえ、あんたたち犬族は砂漠のどこから来たの?」
ブラッキー「はあ? いや、今さら何を? 私は王様に拾われて……」
カルカラ「そうじゃなくて! あんたは犬族でしょ?」
ブラッキー「はい」
カルカラ「明らかに私とは姿形が違うでしょ」
ブラッキー「はあ。そう言われてみれば……。でも意識したことなかったですね……」
カルカラ「この砂漠世界にはいろんな種族がいるのよ。私たち辺境に生きるバザンと帝国の人間とはどこかが違う。東のヤパ王朝の人間は黄色い肌をしてるんだって。信じられないわ。で、あなたは犬族……。それらともまるで違うじゃない? いったい犬族はどこから来た種族なのかしら……」
ブラッキー「すげえな……。そんなこと考えたこともなかった。さすが姫様ですね〜。感心、感心……」
カルカラ「感心してないで考えてみなよ。どこから来たのかを!」
ブラッキー「さあね。う〜ん、帝国のグラ族は古来より砂漠世界の支配者として暗黒神殿より認められたって聞きましたし、ヤパはさばくの……さばくじゃないですよ。砂漠ですよ」
カルカラ「わかってるわよ」
ブラッキー「ちょっと犬族はたまにアクセントおかしくなるんで、ええ。ご了承ください。はい」
カルカラ「九州出身だったり(笑)」
ブラッキー「そっちの方なんですかね、って言っちゃったら話終わっちゃうじゃないですか」
カルカラ「ごめん」
ブラッキー「ヤパは砂漠の誕生の時、砂より生み出された種族だと」
カルカラ「そんな事伝説でしょ? 砂漠から人が生まれる訳がないじゃない……。バザンはね、辺境に隠れ住んだ罪人たちが長い年月の間に種族化したって長老が言ってたわ」
ブラッキー「あ!? 犬族って……確かヤパ王朝に多くいるって聞いたことがあります」
カルカラ「それ確かめよう!」
ブラッキー「はあ?」
カルカラ「己がどこから出でたるかを知る事が、自らを自由にするのよ」
ブラッキー「すごっ! いつの間にか姫様が進化している!」
カルカラ「当たり前でしょ! さ……」
ブラッキー「は?」
カルカラ「あれを!」
ブラッキー「あ、はいぃ〜、はいはい。もみもみ……」
 
 BGM:エキゾチックな弦楽器の曲
 
カルカラ「あ〜、肉体が高揚する! 精神が高まる! ああ感情がきしみだす。三位一体!」
ブラッキー「三位一体!」
カルカラ「上昇〜!」
ブラッキー「上昇! 砂に水を!」
カルカラ「潤い!」
ブラッキー「満月!」
カルカラ「満月〜!」
ブラッキー「姫様はどんどんよくなっていますっ!」
カルカラ「そう。うれしいわ」
ブラッキー「それにひきかえ……。私はだめな犬です」
カルカラ「そんな事ないさ。あんたは素晴らしい犬だ」
ブラッキー「はあ……」
カルカラ「はい。パン」
ブラッキー「あ、ありがとうございます。うん? なんですか、これは?」
カルカラ「ああ、それはバターよ」
ブラッキー「バターって! バターって! あの貴重なバターですか?」
カルカラ「そう。奥の積荷の中にあったの。おいしいわよ」
ブラッキー「ああ、これがバターか……、ああ、バタ〜〜!」
カルカラ「ああ〜あ〜、口の周りをバターだらけにして……」
ブラッキー「(舌なめずりして)姫様!」
カルカラ「なによ? 真剣な顔で?」
ブラッキー「バターです! このバターを姫様は全身に塗るんです!」
カルカラ「ええ? 何言ってんの? バッカじゃないの……」
ブラッキー「いいえ! たとえバカだと言われようと、これは姫様にやっていたただかなくては……」
カルカラ「なんだって?」
ブラッキー「う〜ん、やって頂かなくてはなりません! バターを塗った姫様のお体を私が舐め〜るのです! それこそが、自由へのひやぁ〜くぅ〜!」
カルカラ「自由への……飛躍!?」
ブラッキー「そうです! 何事にも飛躍のためには潤滑油が必要なんです! バターこそ最高の潤滑油! 姫様の全身がぬるぬる! そしてどぴゅ〜ん! ひぃーやぁ〜くぅ〜!」
カルカラ「あ」

●配役/カルカラ、タイトルコール:横山智佐/ブラッキー:山口勝平
語り:広井王子

●ドラマ終了後のトーク
 今週も"あ"で終わったと口々に語る3人。

 山口さんは「先週、広井さんが言っていた様に(話が)ちょっと深いのかな」と感想を述べた。これに対し、広井さんは「でしょ! 深いんだよ。だから軽くやれって言うんだよ」と熱っぽく語った。

 横山さんは「でもね、種族の名前がいっぱい出てきて覚えられなかった」とこぼした。広井さんは東のヤパ王朝や西の辺境バザンというのは、コミックラッシュでの漫画や2月に発売される小説『蜃気楼帝国』でのキーワードとなっていると解説。ラジオでは漫画や小説と比べて割と軽い話にしていると語った。

 山口さんが「漫画とか小説にはブラッキーは出てこないんですね?」と問いかけると、広井さんはもしかしたら将来通りすがりの犬族として出てくるかもしれないと答えた。山口さんは「やだなぁ、通りすがり」と苦笑した。

●出演はがき
◆着ぐるみ太郎さん(東京都)
 東のヤパには犬族が多くいる。
◆杉乃繭さん(東京都)
 魔法のバター。人間関係の潤滑油になる。

 着ぐるみ太郎さんの投稿に、広井さんは「これ、小説には出てこないんですね。犬族が多くいるという話は。将来小説にもつけようと思います」とコメント。

 "魔法のバター"について、山口さんが「(人間関係を潤滑にするために)相手にバターを塗るのかな?」と話を振ると、横山さんは「魔法のバターだもん。なにも普通のバターみたく塗らなくたって」とちょっとあきれた様子。山口さんも同意見で「人にバターを塗ったら余計人間関係わるくなりそう。バター塗られていい気はしませんからね」と語った。広井さんは「わからないよ」と反論。"好き同士なら"と言うところを思わず、「犬同士なら」と言ってしまい、笑ってごまかしたが、横山さんから「あははじゃないでしょ」とつっこまれてしまった。


2004年1月24日放送マル天ダイジェストはこちら


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