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ICON ミラージュ オブ サーガ 第33回 〜虎の目大魔法〜その6

タイトルコール「連続ラジオドラマ。ミラージュオブサーガ。〜虎の目大魔法〜その6」
語り「すべては砂に覆いつくされていた。愛や、夢や、希望。どんなに輝くそれらもすべて砂に沈む。ここはハピアス。はるか彼方の過去。〜砂の黙示録第4節より〜」
  
 SE:穏やかな風の音
  
ムスムス  「あいててってってってっ! ちぇっ。ああああ! ジョ、ジョセフィン様〜! 大丈夫でございますか、ジョセフィン様……って、気絶してる……あの気の強いジョセフィン様が……にゃはははは〜は。ああ、だめだ、体が勝手に……ジョセフィン様の胸を触ってしまう……。ああ神様! これはいけない事と承知しているのですが、この手が……ふにゅって、ああ、うわあああ、やっこーい(柔らかい)。あの男みてえなジョセフィン様の胸は、やわらか〜。もう死んでもいい〜。うっ、ジョセフィン様〜」
  
 SE:バシッ(殴る音)
  
ムスムス  「ばっ、うっ。痛〜い、なにすんの〜!?」
ジョセフィン「(怒った声で)あんた……今あたしの胸触っただろ!」
ムスムス  「(必死な声で)だってー、飛行石嵐に巻き込まれたんですよ!」
ジョセフィン「それと胸触るのと、どーいう関係があるの!」
ムスムス  「いや、死ぬまえに1度くらいは……って誰でも思うでしょ? ね、みなさん」
ジョセフィン「誰に聞いてるの?」
ムスムス  「リスナー」
ジョセフィン「いらんことするな」
ムスムス  「いやいやいやあ、あのコミニケーションしなくっちゃ〜。だからぁ、こうジョセフィン様とも、ねえ、こう、なんっつうかこう、触れ合い〜っていうか……」
ジョセフィン「いやらしーって顔すな(するな)」
ムスムス  「(泣きながら)しどい(ひどい)! この顔生まれつきですぅ〜」
ジョセフィン「そうか。ごめん」
ムスムス  「いいえどういたしマンボ。ウッ!」
  
 BGM:マンボの音楽
  
ジョセフィン「やめ、やめ! 音楽やめ!」
ムスムス  「えっ、どしてー?」
ジョセフィン「間違ってる」
ムスムス  「なにが?」
ジョセフィン「方向が」
ムスムス  「なんの?」
ジョセフィン「物語の」
ムスムス  「そうかなぁ?」
ジョセフィン「そう!」
ムスムス  「あっ。かぶせましたねぇ〜」
ジョセフィン「そう」
ムスムス  「ああ、そうですかぁ〜? あたしはただ面白くしようと……ほら、この物語重いでしょ? だからこう、なんか爽やか〜な風をね、こう……」
ジョセフィン「何が爽やか〜な風……お前のはいやらし〜い風だ」
ムスムス  「ああ、しどい(ひどい)! よくもそんなことが言えますね! もうこうなったら母でもない子でもない! 遠くに聞こえる祭り囃子のその思い出を、つぶった瞼に映るあんたの姿……きっぱり忘れ、縁切って、夜空の月を俺の涙で曇らしてやらあ〜〜(芝居調で)」
ジョセフィン「気が済んだ?」
ムスムス  「はい」
ジョセフィン「じゃあ、船の修理して」
ムスムス  「はい。だいぶ嵐でやられましたものね〜!」
  
 SE:修理する音
  
ジョセフィン「ねえ?」
ムスムス  「はい」
ジョセフィン「変じゃない?」
ムスムス  「なにがです?」
ジョセフィン「物語進んでない……」
ムスムス  「はっ! (小声で)そうゆうことは気にしないことです」
ジョセフィン「(小声で)気になるでしょ」
ムスムス  「(小声で)きっと作家が煮詰まってんですよ」
ジョセフィン「(小声で)そうかな〜」
ムスムス  「(小声で)うん、そうですよ」
ジョセフィン「あたしたち、このままずっと砂漠を放浪すんのかな?」
ムスムス  「……ジャガーアイがあるじゃありませんか、ジョセフィン様には! それで未来を見てみたらどうです?」
ジョセフィン「もう見たわ……」
ムスムス  「で、なんと? 未来はどうなるんです?」
ジョセフィン「それがね……」
ムスムス  「それが?」
ジョセフィン「それが……」
ムスムス  「うん」
ジョセフィン「(大声で)わっ!」
ムスムス  「わぁっ!」
ジョセフィン「……からないの」
ムスムス  「えっ? びっくりしたなもー! わっ、からないんですか? そっかぁ〜。ジャガーアイって都合がいいときだけ未来が見えるんですね〜」
ジョセフィン「そうなのよ〜。……きっと見せたくない未来は見えないのね」
ムスムス  「まあ、未来が見えすぎるっちゅうのもね。見え過ぎちゃって困るのぉ〜ってのもね」
ジョセフィン「さあ、船を修理してバザンに向かいましょう!」
ムスムス  「はい」
  
 BGM:荘厳な音楽

●配役/ジョセフィン:横山智佐/ムスムス:山口勝平
/語り:広井王子/タイトルコール:横山智佐


●ドラマ終了後のトーク

 今回話が進まなかったのは広井さんが煮詰まっているからだと勘違いした横山さんは、「ほかの(話)になれば(進めば)?」とアドバイス。しかし、広井さんの説明では、今のゆっくりしている展開が評判いいとのこと。それを聞いた山口さんは、「なるほど!」と納得。

●出演はがき
◆人吉さん(埼玉県)
 ジョセフィンとムスムスの漫才コンビは最高です。いままでの登場人物の中でいちばん好きかもしれません。

 横山さんは「へぇ〜、ふぅ〜ん」と感心した様子。山口さんは、「あ、そうなんだ」とコメント。

●投稿はがき
◆うみほたるさん(千葉県)
 ジョセフィンには別れ別れになった母がバザンにいる。その母はジャガーアイを持つジョセフィンを捨てた。

 捨てたと聞いて、山口さんは「ジョセフィン可哀想じゃん!」とコメント。ジョセフィンを演じる横山さんは、「すごい特別な力だから(捨てたん)じゃない?」と冷静に分析した。


2003年12月6日放送マル天ダイジェストはこちら



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