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ICON ミラージュ オブ サーガ 第30回 〜虎の目大魔法〜 その3

タイトルコール「連続ラジオドラマ、ミラージュオブサーガ。〜虎の目大魔法〜 その3」
語り「すべては砂に覆いつくされていた。愛や夢や希望。どんなに輝くそれらもすべて砂に沈む。ここはハピアス。はるか彼方の過去。〜砂の黙示録第4節より〜」
ナレーション「砂は幾多の表情を持っている。喜びの砂もあれば悲しみの砂もある。時には怒りの砂も……。砂に生きるものは全て……、例えば小さな虫でさえ、砂の表情にその運命を左右されている。砂は全ての支配者である」
 
 SE:エンジン音
 
ムスムス「ジョセフィンさまぁ〜、起きてください!! ……。ジョセフィン様! もうすぐ辺境のバザン支配地域ですが。ジョセフィンさまぁ〜!!」
ジョセフィン「(眠たそうに)う〜ん……うっう〜ん……むにゅむにゅ」
ムスムス「ちっ!! んもぉ〜、寝起きが悪いんだから……。ちっ!! (声を張り上げて)起きてくださいよぉ〜!!」
ジョセフィン「う〜ん……にゅぅぅぅ〜、うるさいっ!!」
 
 SE:バチンと平手打ちした音
 
ムスムス「はうぁ!! ……って、いってぇ〜!! なんて人だよ。どうするんだよ! いった〜。このまま補給なしに辺境の奥まで行くのかよ〜。ねえ、判断してください! 船、止めますよ?」
ジョセフィン「ん〜。うっ、うぅぅ〜ん……はぁ……。おなか空いた」
ムスムス「って……」
ジョセフィン「メシだ、メシ!」
ムスムス「はいはい、支度しますよぉ〜。ただその前に、船をどうしたらいいんですか?」
ジョセフィン「ん!?」
ムスムス「もうバザンの支配地域なんですよ?」
ジョセフィン「そうか、そんなに北へ来ているのか……」
ムスムス「補給しますか?」
ジョセフィン「辺境に補給地はあるのか?」
ムスムス「はい。闇商人ハスキルの補給地ならば」
ジョセフィン「よし、辺境の奥に入れば何があるかわからん。燃料と水と食料の補給をしよう」
ムスムス「はい。そう機関士に伝えます!!」
ジョセフィン「(大きな声で)おい、ムスムス!」
ムスムス「(ちょっと驚きながら)え!? あ、はい」
ジョセフィン「メシ!!」
ムスムス「(飽きれた様に)はぁ……。はいはい……」
 
 SE:エンジン音
 
「機関停止! ムスムス様! あれ!? あれ、あれ!」
ムスムス「おお、あの崩れかけたクレーターこそ、闇商人ハスキルのマーケットだ。微速前進! 白旗とメルウ国旗を掲げよ」
「はい!」
 
 BGM:ラッパの短い旋律
 
テフロン「おい! メルウ国旗掲げて何か用か?」
ムスムス「補給をしたい」
テフロン「ああ!?」
ムスムス「俺はメルウの船乗りのムスムスだ」
テフロン「ほぉ〜。いい船だぁ。おめえのか?」
ムスムス「いや。これはジョセフィン様の持ち物だ」
テフロン「ジョセフィン……? メルウのジョセフィンってのは、確かジャガーアイの使い手……"砂漠の雌豹"!?」
ジョセフィン「なんだい!」
テフロン「あっ……!!」
ジョセフィン「あたしに文句でもあるのかい?」
テフロン「(慌てた様子で)あっ、あぁぁぁ〜、いやいやいや滅相もございません。ああ、そうだ。補給でしたよね。え、ああぁ、どうぞ船はあの、そこに、あ、あっ……お止め頂いてね。あ〜、それからええと。そうだ、美味しい料理を用意いたします。砂漠の旅はお疲れでしょうから」
ジョセフィン「そんな暇はない。燃料と水と食料を」
テフロン「はい!! あの……、このテフロンが万事承りました。ハスキルのテフロンでございます。おい! え〜、燃料と水な! 食料も! え〜、砂羊の雄羊高級肉5袋と砂亀の肉! えっ! 砂肝! 野菜! おっ、たっぷり!! おっ!!」
ジョセフィン「いくらだ?」
テフロン「え〜っと、と。燃料が10日分、水がえ〜、10人分で10日分、え〜、食料がと……えーと。締めて帝国金貨5枚……」
ジョセフィン「(間髪入れず)高い! 1枚」
テフロン「あははははは。ご冗談を。手前どもは闇商人でございますよ? いいものを安く仕入れて、手に入りそうもない地域で高く売る! これが我々の常識って……」
ジョセフィン「常識なんてものはいつも変化する……」
テフロン「(あっさりと)わかりました。はい、わかりました。4枚」
ジョセフィン「2枚だ」
テフロン「3枚!!」
ジョセフィン「(すかさず)ではそれで」
テフロン「うっ……。ったくかなわねぇなぁ……」
ジョセフィン「ムスムス! 払ってやれ」
ムスムス「はい……。おい!」
テフロン「はい」
ムスムス「ごいっしょにお数えください」
テフロン「はい」
ムスムス「いちま〜い」
テフロン「いちま〜い」
ムスムス「にま〜い」
テフロン「にま〜い」
ムスムス「3枚」
テフロン「あの……。あ、ありがとうございます!! え〜と、これは聞いた話なんでございますがね。なんでもここから北へ半時ばかり行った所の洞窟に最近ソードリーフが群生しているって事なんですよ。あれは商売になります。どうでしょう? お帰りの際にですね、取ってきて頂けませんか? そうすればお礼は十分に差し上げます」
ジョセフィン「ほう。ソードリーフかぁ……」
テフロン「はい」
ジョセフィン「ま、考えておこう」
「補給積み込み完了!」
ムスムス「うっし! 出航!!」
 
 BGM:勇壮なマーチ
 

●配役/ジョセフィン、タイトルコール:横山智佐
ムスムス、ナレーション:山口勝平
テフロン、男、語り:広井王子

●ドラマ終了後のトーク
 

 今回はのどかな話だったと3人は口を揃えた。広井さんは「ここのところ、ずっとのどかなのがなかったから」とコメント。横山さんは「もっと、ほら悪そうな人が出てきたりするじゃない、必ず」と語った。

●出演はがき
◆虹色の風さん(福島県)
テフロン。禁制品の密輸や人殺しなどの請負人。
◆マル天の使者。さん(埼玉県)
ソードリーフ。切れ味抜群の剣のような植物。魔よけにも使われる。滅多に手に入らない。

●投稿はがき
◆犬猿さん(岩手県)
クリア・ガンフォート。魔法教団キリギスの女最高司令官。ユキナリを追放し、暗殺者の刺客を差し向けた張本人である。

 山口さんが「悪い奴なんだ」とコメントすると、広井さんは「ねぇ〜」と同意した。

◆パコパコさん(埼玉県)
トランスフォームドリンク。この薬を飲むと、男だったら女に、女だったら男に変身してしまうドリンク。注意、20歳以上。効力は約1週間。個人差あり。ちなみに、薬はふたを開け、空気に触れるとランダムで味が変わる特殊なもので、運が悪いとおよそ7パーセントの確率でかなりブサイク&ブスになる。逆に、3パーセントの確率で絶世の美女美青年になれる。

 横山さんと山口さんは「変身するドリンクだ〜」とコメント。広井さんは、アイテム名に"トランスフォーム"を付けていることから、"トランスフォーマー"と絡めている点に注目して、「読みますねぇ。タカラさんがスポンサーだってことをわかっていらっしゃる」と語った。

 広井さんが、この薬の効用について述べると、3人は揃って「変身したい」と興味津々の様子。3人は薬の特徴や有効期間などに一喜一憂していた。そんな中で、"自分が男女入れ替わったら何をするか"という話題で盛り上がった。

 広井さんは女子トイレや女湯に入りたいと語った。一方、横山さんと山口さんは、自分の体をいじり倒して、自分を楽しむと主張。これに対し、広井さんは「俺そんなことしねぇよぉ〜! 本当かよぉ〜」と爆笑した。

◆じじいさん(埼玉県)
砂漠巨人・ジャイアント・ムー。通称ムー。年寄り連中の間で長く信じられている巨人。古代戦争の最中(さなか)、砂漠の中から突然現れ、飢餓(きが)にみまわれた村を戦乱から救ったと言われている。

 横山さんは「いそう。(風の谷の)ナウシカとかに出てくるみたいな。ヌーッて歩きそう。ヌゥーって」とコメント。

 広井さんも横山さんを真似して、「ヌゥーって。ヌゥーって」と繰り返していたが、山口さんに「メチャメチャ(時間を)つないでいるでしょう?」とつっこまれた。横山さんは、広井さんが「ヌゥー」と言っていいながら、探し物をしていたと指摘し、「よかったんですか?」と問いかけた。これに対して、広井さんはただ爆笑してお茶を濁そうとしたが、山口さんはその様子を見ていて、「結局見つからなかったんだ」と代弁した。それを聞いた横山さんは「それでただ繰り返しただけになっちゃったんだ」と突っ込んだ。

2003年11月15日放送マル天ダイジェストはこちら



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