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ICON ミラージュ オブ サーガ 第26回 〜帝国の毒針〜 その6

タイトルコール「連続ラジオドラマ。ミラージュオブサーガ。〜帝国の毒針〜 その6」
語り「すべては砂に覆いつくされていた。愛や、夢や、希望。どんなに輝くそれらもすべて砂に沈む。ここはハピアス。はるか彼方の過去。〜砂の黙示録第4節より〜」
ナレーション「砂漠に雨は降らない。砂漠にあって水は命よりも重い。犀の季節は、とくに風が強い。砂漠に生きるものはあらゆる努力をして水を集めている。生きるために……」
ババロア「こっちだよ。レジン」
  
 SE:ガサ
  
レジン「王宮の中?」
ババロア「ああ。ほら、あれが王宮のゴミを集める小屋だ」
レジン「皇帝の部屋はどこ?」
ババロア「あぁ、そう簡単に皇帝の部屋に入れるもんかい! 皇帝の部屋はこの先の湖のはるかかなたにあるんだよぅ」
レジン「行くわ」
ババロア「まあ待ちなよ。ものには順序ってのがあるんだよぅ」
レジン「あたし皇帝に直訴する。王宮内でメスカスの実を使う者がいるって。王宮が乱れれば、国が乱れるわ」
ババロア「あんたの恋しい人が、それで救われるのかい? 皇帝が"それはいいことを進言した。では、マッケドにいるバズラン将軍を皇帝の重臣にしよう"って言うと思うかい?」
レジン「言わなくてもいいの。ただ、バズラン将軍はいつも国のことを思っていらっしゃるということを、お分かり頂けるだけで……」
ババロア「無邪気だね……あんたは」
  
 SE:ブーーーン
  
ババロア「あっ、隠密バチだ! 伏せて、伏せて……」
レジン「フッ!」
  
 SE:ナイフが飛び、静けさが戻る
  
ババロア「さすがだね〜。鮮やかなナイフの腕だよ」
レジン「うん、行こう」
  
 SE:ガササササ、ガササササ(草を踏む音)
  
 BGM:暗い重い苦しい教会音楽
  
司祭「ナザレ殿」
ナザレ「はっ、司祭さま。なにか?」
司祭「う〜ん、う〜〜ん。そこへ、来い。ん、ただいま水鏡に神の言葉が下りました。王宮内にネズミが侵入したようです」
ナザレ「そうですかぁ。すぐに手配し、排除いたします」
司祭「そうそう。メスカスの実ね、まだ手に入りますか?」
ナザレ「は〜い。どのようなご禁制品でもハスキルからなら、取り寄せられます」
司祭「そーですか。よろしく頼みます。あなたに、神のご加護がありますことを」
ナザレ「それはいつか、皇帝の座も近いということでしょうか、司祭さま?」
司祭「そのような事を口に出してはいけませんよ。ナザレ殿」
ナザレ「夢に見るのなら、よろしいか?」
司祭「その夢を覗けるものがいなければ」
  
 BGM:
  
レジン・ババロア「ハァハァハァハァハァハァ(息を切らせて走っている)」
ババロア「あ、あの、あの向こうに、皇帝の屋敷にわたる橋が」
レジン「伏せて!」
ババロア「いややぁ」
  
 SE:ダダダ、ダダダダ(機関銃の連射音)
  
ババロア「あぁぁぁぁー……」
レジン「ババロアーーー!」

●配役/ババロア、司祭:広井王子/レジン:横山智佐/ナザレ:山口勝平
/タイトルコール:横山智佐/語り:広井王子/ナレーション:山口勝平

●ドラマ終了後のトーク
 広井さんにとってババロアの死は「予定通り」の展開であると、横山さんは指摘。さらに、ババロアの死によって役がひとつ減ったことに広井さんが喜んでいることも、横山さんは見抜いていた。

 広井さんは、「やっぱさぁ、問題が多いんだよ」と切り出し、蜃気楼帝国をベースにしたこの物語は登場人物が多くて困ると、今更ながらぼやいた。

●出演はがき
◆田中康成さん(東京都)
 「隠密バチ」
 忍者のように訓練して育成されたハチ。
◆うりりんさん(茨城県)
 「水鏡」
 神の言葉を宿す。


 最初の出演はがきが紹介されたときに、山口さんは「隠密バチ」のことを「あったかいところで訓練されたハチじゃないんですね」と受けを狙おうとしたが、空振り。横山さんに「おもしろいとおもったでしょ〜」と茶化され、広井さんにも一蹴された。

 広井さんは、続けて「水鏡」投稿を紹介し、この物語における水の重要性を解説した。しかし、「砂漠にあって水は命よりも重い」とドラマ冒頭で読み上げた山口さんは、「書いてあるから読んでいるだけで……」と広井さんの想いを理解していない様子。言ってはいけなかったことらしく、スタジオで一斉に悲鳴が上がった。

◆アンダルシア・響子さん(埼玉県)
 「アリア・シェルヌ」
 美しい美貌を持つ帝国の姫。魔法騎士団の団長でもある。


 「アリアというだけに歌もうまそう」と横山さんはコメント。

◆怒られカボスさん
 「星降りの丘」
 年に一度、星のかけらが落ちるといわれている丘。時期は不定期で、運良く星降りを見ることができることのできた人は、なんでも願いがひとつかなう。


 横山さんの「わ〜、見たいわ〜」という実感のこもったコメント。山口さんは「星、降ってきたら、死んじゃいますよね」とボケようとしたが、周囲にあきれられた。山口さんの乾いた笑いの中、「反省してください」と横山さんは注意した。

◆セガワさん(埼玉県)
 名前:ともえ
 職業:尼さん
 尼さんにもかかわらず、マシンガンとロケットランチャーなど、重火器で闘っている。彼女は口より手が出るタイプ。本人は世直しのつもり。


 一同、この投稿を高く評価。「昔、そういう映画、ありましたね」と山口さんはコメント。しかし、なかなか映画のタイトルが思い出せず、挙句の果てに「忘れちまったい! まぁ、いいや」と居直った。横山さんに「反省してください」と再度忠告された。

2003年10月11日放送マル天ダイジェストはこちら


 

アリア
   オペラ、オラトリオ、カンタータなどで歌われる旋律的な独唱又は二重唱のこと。アリアを歌うものには、かなりの力量が要求される。

昔、そういう映画、ありましたね
 山口さんが投稿の尼さんと機関銃から連想されたものは、横山さんがタイトルを言った映画『セーラー服と機関銃』であるとおもわれる。この発言の後、山口さんがタイトルを思い出せなかった映画は、つかこうへい監督作品の『二代目はクリスチャン』と推測される。

 
 


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