| タイトルコール | 「連続ラジオドラマ、デビルBOX 第3章 〜明日への扉〜 その8」 |
| 語り | 「ごきげんよう、明けそめる世紀のあけぼのよ! ほかのものが呪おうとかまわない。 ぼくは恐れることなく、この歌をおまえに捧げよう。 アウグストゥスのローマ再建のとき、若者や生娘の唱歌隊のホラチウスが与えたという、あの歌に似た調べを。 サタンの狂熱のともしびが消え、すべての争いが終焉したあとの、静寂と調和を歌にしよう。(ベンジャミン・コールの手帳より)」 |
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| フェイ(独白) | 「"北の辺境"、この氷の宮殿のあるじは、わたしのおじさま。オーロン伯爵。父上の弟。王位を争うことを怖れ、この辺境に移り住んでいた」 |
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| | BGM:メインテーマフェードアウト |
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| フェイ | 「おじさま! どうすればアンクを救えるんですか!?」 |
| オーロン | 「やり方は簡単だ」 |
| フェイ | 「教えてください! この、ぬいぐるみの"クロック"の破片がいるんですよね?」 |
| クロック | 「キュウ〜……」 |
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| フェイ(独白) | 「クロックは爆発した。いまは破片。でも、ときどき"キュウ〜"って、変な声で鳴く」 |
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| | BGM:怪しげな音楽 |
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| クロック | 「キュウ〜……」 |
| オーロン | 「きみなら出来るはずだよ」 |
| フェイ | 「早く教えてください。おじさま!」 |
| オーロン | 「その首にかかってるデビルBOXを、そのぬいぐるみの破片にくるみ、"燃える氷の湖"に投げ込むのだ。それで、アンクは救える……」 |
| フェイ | 「ほーんとですかぁー!」 |
| オーロン | 「ああ。ただし、きみは王位継承の証(あかし)を失うことで、そのからだに流れる魔王の血も同時に失うだろう」 |
| フェイ | 「大丈夫! あたし魔王の血なんかいらない。アンクが救えることのほうが大事です!」 |
| オーロン | 「そういうと思った。きみは、ほんとうに優しい子だ」 |
| フェイ | 「"燃える氷の湖"って、どこですか?」 |
| オーロン | 「この城の裏にある」 |
| フェイ | 「いまからすぐに行きます。このクロックの破片にくるんで、捨てればいいんですね?」 |
| オーロン | 「ああ、そうだ」 |
| フェイ | 「行ってきまぁーーーす!」 |
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| | BGM:怪しげな音楽が大きくなって消える |
| | SE:氷の扉が開く音 |
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| フェイ | 「えーと、どこだろう? "燃える氷の湖"ってことだから、燃えてんだろうな!」 |
| デビルマシン | 「どどど、どこへ、いきますか?(どもったしゃべり方、以下同じ)」 |
| フェイ | 「あっ、デビルマシン! ねっ、"燃える氷の湖"ってどこ?」 |
| デビルマシン | 「そっ、そそそそこへ行って、どどどうする?」 |
| フェイ | 「あたしの大好きなアンクを救うの! あっ、急ぐのよ、早く教えてっ!」 |
| デビルマシン | 「あわわわわ、そそそんなに、ゆゆすらないででででください!」 |
| フェイ | 「うん、どこなの!?」 |
| デビルマシン | 「その氷の林をぬぬぬけけたたたさささきききにあるるるる(抜けた先にある)」 |
| フェイ | 「わかった、ありがとう!」 |
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| | BGM:再び怪しい音楽 |
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| オーロン | 「これでいいのか、ランディ……」 |
| ランディ | 「はい」 |
| オーロン | 「……これしか方法がないのか?」 |
| ランディ | 「フェイの持つデビルBOXと、あなたのデビルBOXを融合させる。それだけが、あなたが魔王に勝つ方法です」 |
| オーロン | 「あの子の願いは叶うのだね。フェイの恋人を救えるのだね」 |
| ランディ | 「はい。ただし、この魔界に救うのではありません」 |
| オーロン | 「なにっ!」 |
| ランディ | 「……人間界にです」 |
| オーロン | 「では、あの子は恋人に再会出来ないというのか!?」 |
| ランディ | 「この後におよんで、そのような優しい心を持たぬがよろしい。オーロン伯爵」 |
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| フェイ | 「さあ、このデビルBOXをクロックの破片に包んで、えーーーい!」 |
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| フェイ(独白) | 「あたしは、父上から受け継いだ、大事なデビルBOXを"燃える氷の湖"に投げ入れた。これで、"魔王の血"があたしから消え去ろうとかまわない。もっと大事なものを、あたしが取り戻すことが出来るのだから……アンク〜、会いたい、アンク〜」 |
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| | BGM:テーマ音楽 |
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