Top 見る・読む 参加する ご案内
ICON デビルBOX 第98回 第3章 〜明日への扉〜 その8
タイトルコール「連続ラジオドラマ、デビルBOX 第3章 〜明日への扉〜 その8」
語り「ごきげんよう、明けそめる世紀のあけぼのよ!
 ほかのものが呪おうとかまわない。
 ぼくは恐れることなく、この歌をおまえに捧げよう。
 アウグストゥスのローマ再建のとき、若者や生娘の唱歌隊のホラチウスが与えたという、あの歌に似た調べを。
 サタンの狂熱のともしびが消え、すべての争いが終焉したあとの、静寂と調和を歌にしよう。(ベンジャミン・コールの手帳より)」
  
フェイ(独白)「"北の辺境"、この氷の宮殿のあるじは、わたしのおじさま。オーロン伯爵。父上の弟。王位を争うことを怖れ、この辺境に移り住んでいた」
  
 BGM:メインテーマフェードアウト
  
フェイ   「おじさま! どうすればアンクを救えるんですか!?」
オーロン  「やり方は簡単だ」
フェイ   「教えてください! この、ぬいぐるみの"クロック"の破片がいるんですよね?」
クロック  「キュウ〜……」
  
フェイ(独白)「クロックは爆発した。いまは破片。でも、ときどき"キュウ〜"って、変な声で鳴く」
  
 BGM:怪しげな音楽
  
クロック  「キュウ〜……」
オーロン  「きみなら出来るはずだよ」
フェイ   「早く教えてください。おじさま!」
オーロン  「その首にかかってるデビルBOXを、そのぬいぐるみの破片にくるみ、"燃える氷の湖"に投げ込むのだ。それで、アンクは救える……」
フェイ   「ほーんとですかぁー!」
オーロン  「ああ。ただし、きみは王位継承の証(あかし)を失うことで、そのからだに流れる魔王の血も同時に失うだろう」
フェイ   「大丈夫! あたし魔王の血なんかいらない。アンクが救えることのほうが大事です!」
オーロン  「そういうと思った。きみは、ほんとうに優しい子だ」
フェイ   「"燃える氷の湖"って、どこですか?」
オーロン  「この城の裏にある」
フェイ   「いまからすぐに行きます。このクロックの破片にくるんで、捨てればいいんですね?」
オーロン  「ああ、そうだ」
フェイ   「行ってきまぁーーーす!」
  
 BGM:怪しげな音楽が大きくなって消える
 SE:氷の扉が開く音
  
フェイ   「えーと、どこだろう? "燃える氷の湖"ってことだから、燃えてんだろうな!」
デビルマシン「どどど、どこへ、いきますか?(どもったしゃべり方、以下同じ)」
フェイ   「あっ、デビルマシン! ねっ、"燃える氷の湖"ってどこ?」
デビルマシン「そっ、そそそそこへ行って、どどどうする?」
フェイ   「あたしの大好きなアンクを救うの! あっ、急ぐのよ、早く教えてっ!」
デビルマシン「あわわわわ、そそそんなに、ゆゆすらないででででください!」
フェイ   「うん、どこなの!?」
デビルマシン「その氷の林をぬぬぬけけたたたさささきききにあるるるる(抜けた先にある)」
フェイ   「わかった、ありがとう!」
  
 BGM:再び怪しい音楽
  
オーロン  「これでいいのか、ランディ……」
ランディ  「はい」
オーロン  「……これしか方法がないのか?」
ランディ  「フェイの持つデビルBOXと、あなたのデビルBOXを融合させる。それだけが、あなたが魔王に勝つ方法です」
オーロン  「あの子の願いは叶うのだね。フェイの恋人を救えるのだね」
ランディ  「はい。ただし、この魔界に救うのではありません」
オーロン  「なにっ!」
ランディ  「……人間界にです」
オーロン  「では、あの子は恋人に再会出来ないというのか!?」
ランディ  「この後におよんで、そのような優しい心を持たぬがよろしい。オーロン伯爵」
  
フェイ   「さあ、このデビルBOXをクロックの破片に包んで、えーーーい!」
  
フェイ(独白)「あたしは、父上から受け継いだ、大事なデビルBOXを"燃える氷の湖"に投げ入れた。これで、"魔王の血"があたしから消え去ろうとかまわない。もっと大事なものを、あたしが取り戻すことが出来るのだから……アンク〜、会いたい、アンク〜」
  
 BGM:テーマ音楽
  

●配役/タイトルコール、フェイ:横山智佐/クロック、デビルマシン:山口勝平
/語り、オーロン、ランディ:広井王子


●ドラマ終了後のトーク
 トーク開始早々、ランディとオーロンの怪しいやりとりに話題が集中。広井さんは、ふたりの怪しい行動はオーロンが王位を狙っているからだと説明し、「やっぱり、人間ってそんな簡単に優しくなれない!」と補足した。

 山口さんは、アンクの復活先が人間界だと知り複雑な様子。

山口「(フェイと)会えないのかなぁ〜?」
広井「えーと、アンクは人間界に出ちゃうの! だから(フェイとは)会えないの」
山口「(人間界には)"アンク"で出ちゃうの?」
横山「えっ、フェイは? フェイはー?」
山口「あっ、それは言えないのね」
広井「知らないよ、まだ書いてないもの! フェイは?」
横山「フェイは、魔界のその血は失って人間界には行けないの?」
広井「わかんない」

 山口さんが話の終着点を「なんとな〜く」想像していると話すと、広井さんは苦笑い。

 また、横山さんから「ハッピーエンドにしてくれないと気持ちが悪いから、ハッピーエンドにしてくださーい!」と強烈にアピールされ、広井さんは返事に困ったのか突然出演はがきの紹介をした。

●出演はがき
◆夢五郎さん(埼玉県)
 「デビルBOXとデビルBOXを融合させることで、スーパーデビルBOXになる」
 それは、魔界の王とて試したことのない禁断のデビルBOXである。もし、フェイの持つ王位継承のデビルBOXと他のデビルBOXが融合した場合、無敵のデビルBOXが誕生する。この方法は、魔王以外に知るものはないと言われている。

 山口さんは、"禁断"という言葉に「なんかいいですね」と好感触を示した。

 横山さんは、デビルBOXを複数使うという設定に「ちょっと桃鉄っぽいね」と感想を述べた。

 最後に横山さんがリスナーに投稿を呼びかけたが、広井さんは「もうすぐ終わりますが」と補足した。

2007年3月3日放送マル天ダイジェストはこちら



  桃鉄
 ゲーム『桃太郎電鉄』のこと。双六方式のゲームで、最初はふたつだったサイコロも、シリーズを追うごとに数が増えているらしい。
 
 

前へ ラジオドラマTOPへ戻る 次へ
PageTopへサイトマップへ
著作権についての考え方