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ICON デビルBOX 第96回 第3章 〜明日への扉〜 その6
タイトルコール「連続ラジオドラマ、デビルBOX 第3章 〜明日への扉〜 その6」
語り「ごきげんよう、明けそめる世紀のあけぼのよ!
 ほかのものが呪おうとかまわない。
 ぼくは恐れることなく、この歌をおまえに捧げよう。
 アウグストゥスのローマ再建のとき、若者や生娘の唱歌隊のホラチウスが与えたという、あの歌に似た調べを。
 サタンの狂熱のともしびが消え、すべての争いが終焉したあとの静寂と調和を歌にしよう。(ベンジャミン・コールの手帳より)」
 
 BGM:テーマ音楽フェードアウト
 SE:ゆっくりとした洞窟内を歩く足音
 
バックス「誰だ!?」
ランディ「俺だよ、バックス」
バックス「おっ……ランディじゃねえか。どうした、こんな北の辺境に?」
ランディ「ファイ姫を……始末したんだろ?」
 
 BGM:怪しげな音楽
 
バックス「ちっ! あいかわらず情報が早いな。コーネリア伯爵のご命令だ」
ランディ「コーネリアか。その背後にいるのはジルバット王妃」
バックス「そんなことはどうでもいい!
 パーフェクトな仕事、そして……高い報酬。それがおれの生き甲斐だ」
ランディ「竜の爪の弾丸か?」
バックス「なんだ、奥歯にもののはさまった言い方だな。文句あるのか?」
ランディ「フェイ姫を助けようと思ってね」
バックス「ちっ!」
 
 SE:剣の音
 SE:遅れて銃声
 
バックス「うっ! ぁ……て、てめぇっ! そりゃ殺し屋の掟破りだ。
 ……殺し屋同士は……殺さないっていう掟を……」
ランディ「掟を破れば、命がないのは承知している。
 だが、フェイ姫を助けるには、竜の爪の弾丸を使った者を殺さぬかぎり、撃たれた姫が助からないじゃないか。な、そうだよなぁ!?」
 
 SE:剣が切り裂く音
 BGM:終わり
 
ザンジバル「あぁ〜、あぁーー! 大変だぁーーーっ!
 フェイ姫様が息をしていなぁーーーーーい!
 からだも……冷たいぃ……!
 ここは! ……こ、ここは、乳。ここは、乳。
 うわにゃにゃ……意外とボインだな! うんうん。おぉ、そうだ! 暖めよう。
 ぉー、こうして、姫の服を脱がせる……えーと、この際、もぅ全部脱がせたほうがよいと、判断する、うん!
 ほーら! ぅ! ぁ! 丸裸だ! それで、あたくしも脱ぎ脱ぎしてと。
 で、こうして、姫に抱きついて暖めると、暖める、暖める!
 おーや? あたしが暖まってきちゃいましたね……おーや、下腹部がっ!」
 
 SE:殴る音
 
フェイ「ちぇっ! なにしてんのっ!?」
ザンジバル「あ……あーーー! いやいやっ、ご、誤解!」
フェイ「5階(誤解)も6階もなぁーーいっ!」
 
 SE:再び殴る音
 
ザンジバル「くぁーーーっ! ……よかったぁ〜〜……姫様が生き返った!」
 
 SE:ドアの開く音
 
クロック「フェイ姫さま……」
フェイ「クロックぅーー! っ! うわぁ、治ったのね、クロック!」
クロック「うん。直してもらった。水蜘蛛の糸で縫ってもらった」
フェイ「よかったぁ〜。ぎゅぅぅうううぅぅぅ!」
クロック「うぅ……っ!」
フェイ(独白)「あたしは、また失敗した。水蜘蛛の糸は、それはそれは弱い糸だった。
 ぎゅう、しちゃいけなかった。だが、手遅れだ」
クロック「フェイぃい……!?」
フェイ(独白)「クロックは小さく言って、からだじゅうの縫い糸がほどけた」
ザンジバル「さあ、ご夕食でーすよぉーーっ! ご馳走でぇーーーす!」
フェイ「悲しい場面だろがぁっ!!」
 
 SE:殴る音
 BGM:テーマ音楽
 

●配役/タイトルコール、フェイ:横山智佐/クロック:山口勝平
/語り、ランディ:広井王子/
バックス:茅野イサム/ザンジバル:山中崇史


●ドラマ終了後のトーク
 ドラマが終わると、出演者一同は「いぃキャラですねぇ」と山中さんの演技を褒めた。

山中「あぁーりがとうございますっ! 僕も台本を読みながらですけど、実際こうTシャツを脱ぎそうになってしまいましたね」
一同「(笑)」
横山「必要ないからね!」

 「ズボンのベルトをゆるめそうになった」という山中さんノリの良さに、広井さんは笑いながら「もぅ、レギュラーやる?」と山中さんを番組に誘った。

 広井さんの誘いの言葉に山中さんは喜んだが、あと少しで番組が終わることを知らされ「あ、そーなんだ、もぅ……」とガッカリした様子でつぶやいた。

 横山さんは山中さんの演じたキャラを「この間、舞台で観た気がする」と言って、『ご長寿ねばねばランド』で演じた老人役と演技が似ていたことを指摘。

 山中さんは、「だから(演技の)引き出しが少ないんだって!」と叫んで恥ずかしがった。

●出演はがき
◆斉藤のぼるさん(千葉県)
 竜の爪の弾丸は、それを撃った者が死ぬと、効力がなくなる。

 広井さんは、出演はがきを紹介しながら、ドラマの最後にフェイが生き返った理由を説明した。

山口「ま、都合のいい設定っちゃ、都合のいい設定ですね」
広井「そうね。都合のいい設定選んでるからね、俺が」
山口「そうね」
広井「(台本を)書きやすいように」
一同「(笑)」

 最後、横山さんは今回ゲストの茅野イサムさんと山中崇史さんの紹介について、『デビルBOX』の役名ではなくて『いとしの儚』での担当である「鈴次郎役の山中崇史さんと、演出の茅野イサムさんでした」とふたりを紹介した。


2007年2月17日放送マル天ダイジェストはこちら



  『ご長寿ねばねばランド』
 2006年10月に公演された劇団扉座第37回公演の演目。作・演出は横内謙介さん。山中さんは、ホテル支配人の老人役で登場したらしい。横山さんの説明によれば、「ガタガタ震えながら出てきた。あんな、震えてる老人はいないだろう」という演技の様子だったらしい。

 
 

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