| タイトルコール | 「連続ラジオドラマ、デビルBOX 第3章 〜明日への扉〜 その1」 |
| 語り | 「ごきげんよう、明けそめる世紀のあけぼのよ! ほかのものが呪おうとかまわない。 ぼくは恐れることなく、この歌をおまえに捧げよう。 アウグストゥスのローマ再建のとき、若者や生娘の唱歌隊のホラチウスが与えたという、あの歌に似た調べを。 サタンの狂熱のともしびが消え、すべての争いが終焉したあとの、静寂と調和を歌にしよう。(ベンジャミン・コールの手帳より)」 |
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| | BGM:メインテーマフェードアウト |
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| | SE:森のざわめき |
| | SE:パーン(銃声) |
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| ローズクイーン | 「出てけー! さもないと、今度は心臓を撃ちぬくよ!」 |
| ダイナスティ | 「血迷うなローズクイーン! この御方は……」 |
| ローズクイーン | 「センシアの森に災いを持ち込ませない!」 |
| ダイナスティ | 「ローズクイーン、フェイ姫だ! この方はフェイ姫様だ!」 |
| ローズクイーン | 「黙れ! 何者であろうと、災いを近づけることはさせない」 |
| ダイナスティ | 「ローズ、あんたはいつから!」 |
| フェイ | 「いいの。もういい。ローズクーンさんの言うとおり、あたしがここにいたら、きっと王妃の刺客たちをこの森に呼び寄せるわ。さ、ここを出ましょう」 |
| ローズクイーン | 「そうしておくれ!」 |
| クロック | 「……なんだよぉ、その言い方。冷たいじゃんよ!」 |
| フェイ | 「クロック。いいのよ。みんな自分の守るものを持っているんだから……あたしには、アンクがいたわ。アンクはあたしを命をかけて守ってくれた……今、はっきりわかった。アンクがあたしのことを愛していたって……」 |
| クロック | 「ぼくは、君を守るよ! ぬいぐるみだけど……」 |
| フェイ | 「くす。ありがとう」 |
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| フェイ(独白) | 「みんな自分の都合で、一生懸命生きているんだ。精神的な余裕がなければ、誰かのために、なにかしてあげようなんて思わない。ましてや、利害関係が生まれないのであれば……。今、あたしを助けても、何の得にもならないのだし……だから、悲しいとも、寂しいとも思わない。当たり前のこと」 |
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| クロック | 「フェイ」 |
| フェイ | 「なにクロック」 |
| クロック | 「手を握ってあげる」 |
| フェイ | 「うん」 |
| クロック | 「ギュ〜ウ」 |
| フェイ | 「ありがとう」 |
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| フェイ(独白) | 「ぬいぐるみクロックの手があったかった。それは愛に満ちあふれていた。そう感じた。"ありがとう"という気持ちが、こころの底からわき上がってきた。わたしを守ってくれる誰かが、それが例え、ぬいぐみであったとしても、そばにいてくれることが、嬉しかった」 |
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| ダイナスティ | 「ローズクイーンが裏切るとは思わなかった! くそ〜! こうなれば、フェイ姫様のお味方は、北限のオオカミと呼ばれる"オーロン伯爵"しかおりません」 |
| フェイ | 「オーロン伯爵? ……あの方は、父上の弟……そして、父上に反逆した方……」 |
| ダイナスティ | 「そうです! 誰よりも、この魔界のことをお考えです。きっと、この窮地をお助けくださると思います」 |
| フェイ | 「もう180年くらい会ってないわ……ええ、わかった、行きましょう! 北限のオオカミに会いに!」 |
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| | BGM:テーマ音楽 |
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