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ICON デビルBOX 第91回 第3章 〜明日への扉〜 その1
タイトルコール「連続ラジオドラマ、デビルBOX 第3章 〜明日への扉〜 その1」
語り「ごきげんよう、明けそめる世紀のあけぼのよ!
 ほかのものが呪おうとかまわない。
 ぼくは恐れることなく、この歌をおまえに捧げよう。
 アウグストゥスのローマ再建のとき、若者や生娘の唱歌隊のホラチウスが与えたという、あの歌に似た調べを。
 サタンの狂熱のともしびが消え、すべての争いが終焉したあとの、静寂と調和を歌にしよう。(ベンジャミン・コールの手帳より)」
  
 BGM:メインテーマフェードアウト
  
 SE:森のざわめき
 SE:パーン(銃声)
  
ローズクイーン「出てけー! さもないと、今度は心臓を撃ちぬくよ!」
ダイナスティ「血迷うなローズクイーン! この御方は……」
ローズクイーン「センシアの森に災いを持ち込ませない!」
ダイナスティ「ローズクイーン、フェイ姫だ! この方はフェイ姫様だ!」
ローズクイーン「黙れ! 何者であろうと、災いを近づけることはさせない」
ダイナスティ「ローズ、あんたはいつから!」
フェイ「いいの。もういい。ローズクーンさんの言うとおり、あたしがここにいたら、きっと王妃の刺客たちをこの森に呼び寄せるわ。さ、ここを出ましょう」
ローズクイーン「そうしておくれ!」
クロック「……なんだよぉ、その言い方。冷たいじゃんよ!」
フェイ「クロック。いいのよ。みんな自分の守るものを持っているんだから……あたしには、アンクがいたわ。アンクはあたしを命をかけて守ってくれた……今、はっきりわかった。アンクがあたしのことを愛していたって……」
クロック「ぼくは、君を守るよ! ぬいぐるみだけど……」
フェイ「くす。ありがとう」
  
フェイ(独白)「みんな自分の都合で、一生懸命生きているんだ。精神的な余裕がなければ、誰かのために、なにかしてあげようなんて思わない。ましてや、利害関係が生まれないのであれば……。今、あたしを助けても、何の得にもならないのだし……だから、悲しいとも、寂しいとも思わない。当たり前のこと」
  
クロック「フェイ」
フェイ「なにクロック」
クロック「手を握ってあげる」
フェイ「うん」
クロック「ギュ〜ウ」
フェイ「ありがとう」
  
フェイ(独白)「ぬいぐるみクロックの手があったかった。それは愛に満ちあふれていた。そう感じた。"ありがとう"という気持ちが、こころの底からわき上がってきた。わたしを守ってくれる誰かが、それが例え、ぬいぐみであったとしても、そばにいてくれることが、嬉しかった」
  
ダイナスティ「ローズクイーンが裏切るとは思わなかった! くそ〜! こうなれば、フェイ姫様のお味方は、北限のオオカミと呼ばれる"オーロン伯爵"しかおりません」
フェイ「オーロン伯爵? ……あの方は、父上の弟……そして、父上に反逆した方……」
ダイナスティ「そうです! 誰よりも、この魔界のことをお考えです。きっと、この窮地をお助けくださると思います」
フェイ「もう180年くらい会ってないわ……ええ、わかった、行きましょう! 北限のオオカミに会いに!」
  
 BGM:テーマ音楽
  

●配役/タイトルコール、フェイ、ローズクイーン:横山智佐/クロック:山口勝平
/ダイナスティ、語り:広井王子


●ドラマ終了後のトーク
 副題も変わって新しい展開となった今回について、横山さんと山口さんは「あったかかったぞ」、「なんて、いい話だ」と広井さんを褒めた。

●出演はがき
◆さなえさん(東京都)
「北限のオオカミ。オーロン伯爵」
 魔王の弟。強力な魔力の持ち主。しかし、兄である魔王と対立し、北限に封じられた。


 「どーしよう、私の役だったら」と横山さんはボケると、広井さんと山口さんは「なんで?」と意表を突かれた様子。男ふたりが「(役が)おじさんだから」と説明したが、横山さんは「知っているけど、どーうしようかなと思ってみた」とのこと。一同、一笑。

●投稿はがき
◆ゆうだいさん(神奈川県)
 大魔王の下には、中魔王がいて、中魔王の下には小魔王がいる。
 魔力の強さは寿司で言うと松竹梅くらい違う。


 山口さんは、「寿司でいうなよ」とすかさず、ツッコミを入れた。広井さんが「寿司で松竹梅って違うの?」と問うと、山口さんは上等なネタが一個ずつ増えてるくらいと返答。

 広井さんは「俺なんか赤みのマグロが好きだから」と言い、安いもので十分とのこと。大魔王はいらなくて、小魔王で十分らしい。山口さんは相槌を打った。

 横山さんが「あーあ」と投稿者の好意を無にしたことを広井さんに告げると、広井さんは「ごめんね、ゆうだい君」と謝った。



2007年1月13日放送マル天ダイジェストはこちら




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