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ICON デビルBOX 第87回 第3章 〜銀色のセレナーデ〜 その4
タイトルコール「連続ラジオドラマ、デビルBOX 第3章 〜銀色のセレナーデ〜 その4」
語り「ごきげんよう、明けそめる世紀のあけぼのよ!
 ほかのものが呪おうとかまわない。
 ぼくは恐れることなく、この歌をおまえに捧げよう。
 アウグストゥスのローマ再建のとき、若者や生娘の唱歌隊のホラチウスが与えたという、あの歌に似た調べを。
 サタンの狂熱のともしびが消え、すべての争いが終焉したあとの、静寂と調和を歌にしよう。(ベンジャミン・コールの手帳より)」
  
 BGM:メインテーマフェードアウト
 SE:皿が割れる音
 BGM:妖しい音楽
  
クロック「うわぁおっ、びっくりだぁ〜! パンのお皿ひっくりかしちゃった。もう、ダメだなぁ、ぼくって。もっと気をつけて行動をしよう。えーと、"ここんちのお皿はすべりやすい"と。メモメモ……」
  
フェイ(独白)「朝っぱらからうるさい。そうだ、いろいろなことがあった。魔界騎士団が来たり、アンクが1000年の眠りにつかされたり、ランディにわけのわからないこと言われたり……。今は、黒い犬のぬいぐるみが目の前をうろうろしてる……」
  
クロック「あっ、フェイさん……あぁ、もといリリカさん! パン食べますかぁ?」
フェイ 「そのパン、どうしたの?」
クロック「角(かど)のパン屋に行って買ってきました」
フェイ 「買ってきたぁー!? お金は?」
クロック「ぼく、お金を内蔵しています。自動的に出てくる仕組みになってます。あ、でも、生活費程度のお金ですよ?」
フェイ 「そう! ずいぶん便利なぬいぐみなのねぇ」
クロック「はぁいっ」
  
フェイ(独白)「クロックの買ってきたパンはとても甘かった。でも、ひと晩泣いたあとの甘いパンは、ちょっぴりこころを柔らかくしてくれた」
  
 BGMが止まる
  
フェイ(独白)「荷物をまとめて、この街を出ることにした。行く当てはないけれど、フェイが消えて無くなるまで、旅をしよう……」
  
 SE:街の喧噪な音
  
フェイ(独白)「駅前で奇妙な集団に出会う。たくさんの車に、大勢の人々……」
  
ダイナスティ「こんにちは、お嬢さん」
フェイ 「こんにちは! このたくさん車はなんですか?」
ダイナスティ「こりゃ、キャラバンだよ」
フェイ 「キャラバン?」
ダイナスティ「あぁ、いろいろな商店が街から街へと移動してゆくのだ。ほら、あの車は遊園地にもなっているんだぁ」
  
フェイ(独白)「魔界に、こんな楽しそうな人々がいるなんて、いまままで知らなかった」
  
フェイ 「あたしも仲間に入れてもらえませんかぁ?」
ダイナスティ「おっ、おおおお! ああいいよ。おれはダイナスティ。このキャラバンのまとめ役だぁ」
フェイ 「あたし"リリカ"です。このぬいぐみは」
クロック「クロックです」
ダイナスティ「ほほぉ、面白いぬいぐるみを持っているねぇ。それは、商売に使えるかもしれないなぁ。じゃ、とりあえず、3号車に乗ってくれ。まもなく出発だよ、お嬢ちゃん」
  
 BGM:明るく楽しい音楽
  
フェイ 「はーい」
  
フェイ(独白)「あたしは3号車に乗り込んだ。車というより、バスに近い乗り物だった」
  
ダイナスティ「さぁー、みんなぁー、気張って行こうぜぇー! 次の街はきっと、今日より希望に溢れているさぁー! さあー、行こうー!」
  
 SE:バスのクラクションが一斉に鳴り響く
 BGM:テーマ音楽
  

●配役/タイトルコール、フェイ:横山智佐/クロック:山口勝平
/ダイナスティ、語り:広井王子


●ドラマ終了後のトーク
 新しい登場人物と、旅に出るという新たなストーリー展開に、横山さんは「もうアンクのことなんか忘れちゃった!」と冷たくコメント。アンク役の山口さんは、「あらっ、早いなぁ〜」と不満そう。

●出演はがき
◆サファイアクリスタルさん(千葉県)
 「移動式キャラバン」
 街から街へと移動して商品を売っている集団。実は、魔王の特殊部隊。街の様子を見て回り、魔界に反乱が起きることを未然に防いでいる。

 山口さんは、裏稼業というところがカッコイイと話し、表の仕事と裏の仕事を持っているところに憧れるとコメント。

 広井さんは、山口さんも表の仕事が声優で裏の仕事が舞台俳優だから、「あなたも(裏稼業を)持っているじゃない!」と指摘。広井さんの意見に、横山さんは「でへぇー、(舞台俳優は)裏なのかい?」と不満そう。

山口「なんかもっとこう、もっとこう違うのがなんか、表の顔は声優さんだけど、裏の……」
横山「じゃあ、悪いことしたいんでしょう、ルパン(3世)みたいな?」
山口「そうそうそうそう!」
広井「じゃあ何か、裏の商売をやろうか?」
山口「やりたいですねぇ〜」
広井「うん」
横山「どんな?」
広井「わかんない」
横山「放送では言われないような?」
広井「言われないような」

 広井さんに代わって山口さんがアイディアを披露するが、その内容が"裏で声優の色紙を売る"という、ルパン3世とはかけ離れた案だったため、山口さん自ら「しょぼいなー!」とコメント。広井さんも「しょぼいよ、それ! それはダメだ!」と却下した。

 横山さんは、「私はキャラバンっちゅうもんに憧れますねぇ〜」と述べ、「キャラバンに住みたい」と連呼。広井さんも「俺も(キャラバンに)すっごく憧れる!」と同意し、「キャラバン行きたい! 早く仕事辞めてキャラバンしたい!」と発言した。

 山口さんが「"あいのり"みたいな感じになりそうですね」と感想を述べると、広井さんは日本中の祭りをまわってキャラバンしたいと、自分の意見を補足した。


2006年12月9日放送マル天ダイジェストはこちら




  あいのり
 1999年10月からフジテレビで放送されている『あいのり』のこと。当初は『恋愛地球旅行あいのり』というタイトルだったが、現在は『恋愛観察バラエティーあいのり』となっている。
 男性4人、女性3人の計7人が真実の愛を見つけるためにラブワゴンに乗って世界を旅し、カップルになったらキスして帰国、断られるとひとりで寂しく帰国するという、恋愛観察のバラエティ番組。
 
 

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