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ICON デビルBOX 第83回 第3章 〜悪魔はあくまでプリンセス〜 その9
タイトルコール「連続ラジオドラマ、デビルBOX 第3章 〜悪魔はあくまでプリンセス〜 その9」
語り「ごきげんよう、明けそめる世紀のあけぼのよ!
 ほかのものが呪おうとかまわない。
 ぼくは恐れることなく、この歌をおまえに捧げよう。
 アウグストゥスのローマ再建のとき、若者や生娘の唱歌隊のホラチウスが与えたという、あの歌に似た調べを。
 サタンの狂熱のともしびが消え、すべての争いが終焉したあとの静寂と調和を歌にしよう。(ベンジャミン・コールの手帳より)」
  
 BGM:メインテーマフェードアウト
 SE:駅の雑踏
 SE:車が駅に停車
  
「バッカラウ駅〜、バッカラウ駅〜」
  
 SE:カタン
  
アンク「あ、やばい!」
フェイ「どうしたの?」
アンク「あいつ、特別検察官のデルデルだ」
フェイ「特別検察官って魔界の掟を破った悪魔を、魔界法廷に送り込むんだったわよね?」
アンク「そうだよ」
フェイ「でも、あたしたちが魔界の掟を破ったことは、まだわかってないと思う」
アンク「そうだといいね……」
  
 BGM:怪しげなBGM
  
デルデル「おや、これはアンクさん。奇巌城からの帰りですか?」
アンク「あ、はいっ」
デルデル「は、このたびは、大変なことでしたね。まさか、あのバカ姫が死んでしまうとはね。バカは死ぬまで治らないといいますが……まさに、その通りですな。あははは(笑)」
フェイ「むーー! バカで悪かったわね!」
アンク「ちょっと!(焦って)」
デルデル「どちらさんですか?」
アンク「あ、親戚です」
デルデル「あ、ちょっとお待ち下さい。今、ええっと、手帳を出しますから……お名前は?」
フェイ「あぁ、あたしはぁ!」
アンク「クルミナです」
フェイ「このまえつけたのと違うじゃん」
アンク「クルミナですよ。検察手帳に載ってるでしょ」
デルデル「えーと。ああ、ちょっと待ってください。あぁ、ありました。ほ〜う、バリザットン家の直系にあたるわけですなー」
アンク「はい、父とクルミナのお父さんが兄弟です」
デルデル「なるほど。すみませんね、立ち入ったことをお聞きしまして。これも役目ですので。どうぞ、魔王様には、よしなに」
アンク「はい、わかりました。あぁ、お役目ご苦労さまです」
デルデル「ではこれで……あっと、うっ、もうひとつ。あの、クルミナさん? その首にかけているペンダントですが、それはデビルBOXではないのですかぁ?」
フェイ「ううん、違うわ。これはアンクがサーカスで買ってくれたイミテーション」
デルデル「あー」
フェイ「ちょっとデビルBOXに似てるのよね」
デルデル「あーあーあー」
フェイ「よく言われる」
デルデル「そうですか。安心しました。デビルBOXは、持つものが登録制になっていますのでね。それを身につけて移動する場合は許可証が必要ですから」
フェイ「へーえ。そうなの知らなかった。あ、知らなくて当たり前よね。本物持ったことないもの」
デルデル「はははははは(笑)」
  
 SE:汽笛
  
デルデル「では、よい旅を!」
  
 SE:動き出す蒸気機関車
  
アンク「ああ、驚いたよぉー!」
フェイ「ドキドキしたね。面白かったぁ!」
アンク「もーう!」
  
 BGM:メインテーマ
  

●配役/タイトルコール、フェイ:横山智佐/アンク:山口勝平
/語り、声、デルデル:広井王子


●ドラマ終了後のトーク
 横山さんは、広井さんの演じるデルデルを「"銭形のとっつぁん"みたいな役でしたね」とコメント。

●出演はがき
◆れんたんさん(埼玉県)
『デルデル』
 魔界特別検察官。手帳ひとつで、どんな身分の高い悪魔でも捜査することが可能。もし魔界の掟を破った者がいれば容赦なく、牢獄へぶちこみ、魔界法廷に引きずり出す。やさしい口調だが非情。特別検察官として特別な魔法を使うことだ出来る。


 横山さんと山口さんから見ると、投稿の内容と、広井さんの演じる役とのイメージに隔たりがあった様子。横山さんには、「間抜けなひと」に感じられたらしい。広井さんは、「俺がやったからだね」と言い、反省した。

●投稿はがき
◆スカタンさん(東京都)
 今回はフェイ姫の冒険活劇になる気配ですね。そこでキャラクターです。
 『ブラックバランス』
 敵か味方かわからない悪魔の弁護士はいかがですか?


 横山さんは、敵か味方かわからないところがいいと評価した。

 山口さんは、投稿を聞き「だいたいそう言う場合は、味方が多いだけどね」と看破した。横山さんも同意見で、"敵に見えたのに味方"というパターンも示した。

横山メーテルは結局どっちなの?」
山口「メーテルはねぇ。メーテルはどっちでもいいの」
横山「悪い人? いい人? 綺麗なひと?(笑)」
山口「うん、メーテルは綺麗なひとだから、どっちでもいいの」
横山「ずるいなぁ。綺麗なひとって」


 広井さんは、"味方から敵に寝返って極悪な行動をとるキャラクターは主人公を守って死ぬ"というパターンをあげた。さらに、これはアニメの手法ではなく、歌舞伎の手法であるとのこと。広井さんの話を聞き、山口さんはしきりに感心していた。


2006年11月11日放送マル天ダイジェストはこちら



  メーテル
 漫画家、松本零士さんの作品『銀河鉄道999』などに登場するミステリアスな美女。

戻り(もどり)
 広井さんが言っていた歌舞伎の手法。悪人が実は善人だった本心に戻ること。また悪人が心を入れ替えて善人になること。

 
 


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