| タイトルコール | 「連続ラジオドラマ、デビルBOX 第3章 〜悪魔はあくまでプリンセス〜 その8」 |
| 語り | 「ごきげんよう、明けそめる世紀のあけぼのよ! ほかのものが呪おうとかまわない。 ぼくは恐れることなく、この歌をおまえに捧げよう。 アウグストゥスのローマ再建のとき、若者や生娘の唱歌隊のホラチウスが与えたという、あの歌に似た調べを。 サタンの狂熱のともしびが消え、すべての争いが終焉したあとの静寂と調和を歌にしよう。(ベンジャミン・コールの手帳より)」 |
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| | SE:汽車の汽笛 |
| | BGM:軽快な音楽 |
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| フェイ | 「あー! アンクぅ、ねえ駅よぉ。すごい! 汽車がいる」 |
| アンク | 「あれは、ビフォード駅。東のはずれの終着駅だよ。ここから魔王様のいらっしゃるセントラル駅まで、5日かかるんだ」 |
| フェイ | 「そう! ……ねえ、汽車に乗りましょうよ」 |
| アンク | 「えぇ!? だ、ダメだよ。これに乗ったら都会に近づいてしまう」 |
| ファイ | 「いいわよぉ。どうせ、あたし、……"フェイは死んだ"ってことになってるでしょ?」 |
| アンク | 「でも……顔かたちは同じじゃない。見る人が見れば、わかっちゃうよ」 |
| フェイ | 「"他人のそら似"ってことにしちゃえばヘーキよぉ」 |
| アンク | 「そうかな?」 |
| ファイ | 「そうよ!」 |
| アンク | 「ん、……どうして、都会に行きたいの?」 |
| フェイ | 「すっごーく長い間、奇巌城に幽閉されてたでしょ? だから都会の匂いが懐かしいのよ。ねぇ、行きましょう。あ、あなたお金あるわよね。切符買ってきて!」 |
| アンク | 「え!? ぁ、は、はい」 |
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| | BGM:フェードアウト |
| | SE:汽車の走る蒸気音と汽笛 |
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| フェイ | 「うわーい、汽車っていいわねぇーーー!」 |
| アンク | 「あまりはしゃがないでよぉ(小声)」 |
| フェイ | 「大丈夫よ、すいてるもの! あ! あれ見て、あのお城。あれは、たしかクレドラス侯爵の城ね。あーいつ、間抜けなのよね。人間界に戦いを挑んだとき、人間の放った銀の矢で心臓を打ち抜かれたの。バカよねぇー。そりゃ、銀の矢くらいじゃ悪魔は死なないけどさ、重傷よぉ、あいつ。以来、"銀の矢のクレドラス"とか 名乗っちゃてるの。バァカよねぇ。自分の間抜けさ、さらけだしてるって判らないのかしらぁ?」 |
| アンク | 「ぁ、もうちょっと小さい声でぇ……」 |
| フェイ | 「なんで?」 |
| アンク | 「クレドラス様は、このあたりの領主様だから!(小声)」 |
| フェイ | 「……それがどーしたの? あたし、あいつの背中にまたがって競馬ごっこやったことあんだよ?」 |
| アンク | 「フェイ姫様は死んだんでしょ!?」 |
| フェイ | 「ああ、……そーだった。あははは」 |
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| | SE:汽車の走る蒸気音と汽笛 |
| | BGM:テーマ音楽 |