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ICON デビルBOX 第81回 第3章 〜悪魔はあくまでプリンセス〜 その7
タイトルコール「連続ラジオドラマ、デビルBOX 第3章 〜悪魔はあくまでプリンセス〜 その7」
語り「ごきげんよう、明けそめる世紀のあけぼのよ!
 ほかのものが呪おうとかまわない。
 ぼくは恐れることなく、この歌をおまえに捧げよう。
 アウグストゥスのローマの建国のとき、若者や生娘の唱歌隊のホラチウスが与えたという、あの歌に似た調べを。
 サタンの狂熱のともしびが消え、すべての争いが終焉したあとの、静寂と調和を歌にしよう。(ベンジャミン・コールの手帳より)」
  
 BGM:メインテーマフェードアウト
 BGM:オルガンの明るい音楽
  
オランド「おーい、酒持って来ーい、おやじぃー!!」
おやじ 「はい、はい、ただいま……」
オランド「あっはっはっはっはっはっ。なにが、"はい、ただいま"……だよ、このウスノロっ! おらっ、おいっ! 酒ビンごと持ってくるんだよっ!」
おやじ 「はいはい、どうぞ、オランド様」
オランド「あっはっはっはっ……つげよっ」
おやじ 「はいはい、あ、はいはいはいっ!」
オランド「"はいはいはいっ"じゃねぇんだよぉっ! どうだ、最近いい女はいたかよぉ?」
おやじ 「いや、見かけませんがぁ、最近は……」
オランド「はっ、なんだお前はホントに……一穴主義。あはははははっ、奥さん一筋! おらっ、みんなと同じだけ遊んでんじゃねえよっ! ホントにもう」
おやじ 「そんな、いましたよ」
オランド「はっははははっ、もういいからっ! もう酒がまずくなるからあっち行けっ! ホントにもう……」
  
客1   「今日は荒れてんねぇ、オランドのヤツ……(小さい声で)」
客2   「あいつ、酒グセが悪いからなぁ。この魔界じゃ天下一だぜぇ!」
客3   「そうそう、あんたたちさ、フェイ姫様が死んだってウワサ、知ってるかい?」
客1   「えっ、あの奇厳城(きがんじょう)に、幽閉されてた、フェイ姫様が?」
客2   「あの姫は殺したって死なねぇだろうに……」
客3   「いや、どうも本当らしいよ……」
客1   「それじゃあ、お后さん(様)のジルバット様は、今ごろ祝杯あげてっだろうねぇ……」
客2   「あはははははは、もっともだぁ! 俺たちも、とにかく飲もう!」
客3   「飲もう! 堕落と退廃に!」
客1,2,3 「乾杯!」
  
フェイ 「まぁー、ここが酒場ってとこねぇ〜。は、はじめて入る……ドキドキするわぁー!!」
アンク 「フェイ姫様……(小声で、以下同じ)」
フェイ 「なぁにぃ〜?」
アンク 「しーっ! 小さい声で!」
フェイ 「……むっ、なぁに?(小声で、以下同じ)」
アンク 「はいっ、一応変装してますから誰も姫様だとわからないハズです。しかし、万が一って事もあるんで、言葉遣いには気をつけてください!」
フェイ 「はぁ〜、わかった」
アンク 「それと、何があっても、絶対に、魔法使っちゃダメですよ! あなたの魔法はそこらの連中の魔法とは違うのですからね。ちゃんと学校で習った魔法です。それは、このあたりのガラクタ連中の知らない魔法だから、使えば"あなたがもしや……"ってことになるやもしれません。くれぐれもご注意をっ!」
フェイ 「はい、長い忠告ありがとう。わかってる。大丈夫。それならあたしも忠告する。あたしを"フェイ姫"と呼ばないで……」
アンク 「えっ……あ、ああ、あっ、そうですね……えっ、ではなんてお呼びすればいいでしょうか?」
フェイ 「そうね。"アップル"って呼んで!」
アンク 「アッ、"アップル"ですか?」
フェイ 「そう、"アップルちゃーん"って!」
アンク 「あっ、は、はい。(少し言い淀んだあと)アップルちゃ〜ん」
フェイ 「は〜い! ぐははは、なんだかくすぐったい感じ。でも、慣れると思うわ。さ、お酒飲もー、アンクぅ〜!」
オランド「おーっ!? おい、かわいい女じゃねーか。おいおい、おいおい! さっ、俺の相手しろっ……おっと、おいおいおいおい」
フェイ 「なんだよー、さわるな、ガラクタァーッ!」
オランド「あっ、うっぷ……なんだ、このアマ(女)ぁー! 俺様を誰だと思ってんだっ! おい、泣く子も引きつけ起こしてあの世に行っちゃうよって、スゴ腕の悪魔"オランド様"だよ! おいおい、いーよ、てめぇーも俺の魔法でいっちょやったろかぁー! おーい……」
フェイ 「凍てつく(いてつく)大地の死霊よ、この者に煉獄(れんごく)の戒めを与えよ! "氷の微笑"ーーー!」
  
 BGM:音楽が止まる
  
フェイ 「あっ……魔法使っちゃったぁ〜」
  
 BGM:再びオルガンの明るい音楽
  

●配役/タイトルコール、フェイ:横山智佐/アンク:山口勝平
/オランド、語り:広井王子/おやじ:スタッフ1
/客1:スタッフ2/客2:スタッフ3/客3:スタッフ4


●ドラマ終了後のトーク
 温泉収録スペシャル後編ということで、今週は温泉地で収録したラジオドラマを放送。さらに、スペシャルならではのビックリ企画として、いつもマル天を支えているスタッフ4人もドラマに特別出演し、素人ながら好演技を披露した。

●出演はがき
◆リンドランドさん(埼玉県)
 「オランド」
 ゴロツキ悪魔。酒が大好き。悪酔いすると、暴れて手がつけられないヤツ。

 横山さんは投稿をもじって「どうなってもシランド」とダジャレを披露、広井さんには好評だった。

 広井さんは、今回のドラマについて「温泉来てまでドラマやるとは思わなかった!」とコメント。

広井「浴衣でラジオドラマってのはどうなの、これ?」
山口「ねぇ〜?」
広井「ホントに……」
山口「楽でいいですよ、なんか」
横山「まっ、風情(ふぜい)があって」
広井「まあね、風情があってね」

 最後に、来週から通常放送で普通に続くと、広井さんからお知らせがあった。


2006年10月28日放送マル天ダイジェストはこちら



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