| タイトルコール | 「連続ラジオドラマ、デビルBOX 第3章 〜悪魔はあくまでプリンセス〜 その6」 |
| 語り | 「ごきげんよう、明けそめる世紀のあけぼのよ! ほかのものが呪おうとかまわない。 ぼくは恐れることなく、この歌をおまえに捧げよう。 アウグストゥスのローマ再建のとき、若者や生娘の唱歌隊のホラチウスが与えたという、あの歌に似た調べを。 サタンの狂熱のともしびが消え、すべての争いが終焉したあとの静寂と調和を歌にしよう。(ベンジャミン・コールの手帳より)」 |
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| | BGM:メインテーマフェードアウト |
| | BGM:不安感をあおる音楽 |
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| フェイ | 「えっ!? なに!? どうしたの?」 |
| フェイ2 | 「えっ!? なに!? あぁらいやだ! あたしがもうひとり!」 |
| フェイ | 「あたしがフェイ。あんたは、そこのアンクが魔法で作ったニセ者!」 |
| フェイ2 | 「なーに言ってくれちゃってんの。フェイはあたし!」 |
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| | BGM:低いバスとドラムの音(ゆがみ音) |
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| アンク | 「ど、どうなってんだ!? 奇巌城全体がなんだかきしんでるぞ!」 |
| フェイ | 「あ!」 |
| アンク | 「どうしたの、フェイ姫!?」 |
| フェイ | 「あぁ……思い出した! この奇巌城は魔法が封印されていて、無理矢理使うと、ねじ曲がって……」 |
| アンク | 「ねじまがって?」 |
| フェイ | 「命を奪うって!」 |
| アンク | 「誰の!?」 |
| フェイ | 「あたしの? いや、えーっとそれとも魔法を使った人かなぁ?」 |
| アンク | 「え、そ、それ……はっきりさせたい」 |
| フェイ | 「えへ、忘れちゃったぁ〜」 |
| アンク | 「えー、誰が言ったの?」 |
| フェイ | 「ランディ」 |
| アンク | 「だ、誰!? そのランディって!?」 |
| フェイ | 「木霊返しの魔法を前に使ったとき、出てきちゃったヤツ。あたし、シャワー浴びてて、それで、あたしの胸に触って……消えていったわ!」 |
| フェイ2 | 「あ? あたしの胸にはさわってないわ」 |
| フェイ | 「おまえ、うるさい」 |
| フェイ2 | 「あたしは、この国の女王よ! あんたに"おまえ、うるさい!"とか言われる筋合いはないわ」 |
| アンク | 「ちょちょちょっと待って、フェイ姫」 |
| フェイ | 「なに?」 |
| フェイ2 | 「なに?」 |
| アンク | 「えっ、えーっとえーっと、あ、こっちのフェイ姫ね。あの、ちょ、ちょっとこっちに……」 |
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| フェイ | 「なんなのよ、アンクぅ〜、もう、あんなの出すから、話がややこしくなってるじゃないのぉ〜」 |
| アンク | 「この奇巌城で魔法を使うと、命を落とすのが姫様だとしたら……」 |
| フェイ | 「(息をのんで)最悪!」 |
| アンク | 「いや、いやいや、よく聞いて……あの空蝉の魔法で作った、あっちの姫様が命を落とせばいいんじゃないの?」 |
| フェイ | 「すばらしい!」 |
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| | BGM:さらにゆがみ音 |
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| アンク | 「フェイ姫様!」 |
| フェイ2 | 「なにを、そっちでゴチャゴチャやってるのよぉ! アンク〜、早く、ここから脱出しましょ〜」 |
| アンク | 「天地すべての魔物にかけて、このアンクが申し上げよう! あなたこそがフェイ姫様だと!」 |
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| | BGM&SE:大音量がいきなり消える。 |
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| フェイ(独白) | 「……なんてことでしょう。この奇巌城に封印された魔法は、空蝉の魔法によって作られたニセ者のあたしを消し去った。もしかしたら、これであたしは自由になれるかもしれない。ニセ者であれ、あたしは消滅したと言うことになるのだもの……」 |
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| | BGM:メインテーマ |
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