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ICON デビルBOX 第74回 第2章 〜転生神話〜 その5
タイトルコール「連続ラジオドラマ、デビルBOX 第2章 〜転生神話〜 その5」
語り「想いは疾走する。
 時には、思わぬ早さで、それは駆け抜ける。
 そして、同時多発的に、ひとつの想いが伝播する。
 そのことを時代という。
 ぼくたちはいま時代を駆け抜けている。
 強い想いを持って、ぼくと同じ想いの人間と接続するために……
 (レイ・グリーンの日記より)」
  
 BGM:緊迫した音楽
  
海人(独白)「霧子……いや、正式にはビダリアーテ・キリコ。悪魔界の大幹部。
 こいつを葬り去れば、おれは、人間だったときの記憶と、恋人の魂を救える。
 おれは、悪魔界の博物館から盗み出したデビルBOXを使った。同時に、霧子もデビルBOXを使う。
 おれの数字は1。出てきたデビルは……パカードゼブラ。シマウマのパトカーだ」
霧子(独白)「あたしのデビルBOXが5の目を出した。出てきたデビルはセクシーボール。ピンクに輝く球体だった」
  
 SE:ビョービョービョー(ノイズ混じりの衝突音)
  
海人(独白)「パッカードゼブラとセクシーボールが激突する」
  
 SE:衝突音
  
霧子(独白)「なかなか勝負がつかない」
海人「おい、霧子! おめーの負けだぜ」
霧子「どう見ても、あんたの負けに見えるけど」
  
 SE:さらに激突音、爆発音
  
海人「くっ! なんて強力なデビルBOXなんだよっ!」
霧子「もう1度ころがしてみる? あんたに、まだ体力が残ってるならの話だけどね」
海人「ほざいてろ! 行くぞーっ!」
霧子「何度やっても同じこと。デビルBOXのランクが違うんだ」
海人(独白)「おれはデビルBOXをころがした。出た目は4。デビルはソードベアー。  そして霧子の出た目は2。デビルは……魔獣グル。最高位のデビル」
霧子「だからムダだって言ったでしょ。そもそもデビルBOXのランクが違うって……」
海人「く、行け、ソードベアー!」
  
 SE:唸り声のような激突音
 BGM:さらに大きくなって。
 SE:ぶつかって砕け散る音。次第にBGMとともにフェードアウト
  
 BGM:静かな落ち着いた音楽
  
海人「負けたぁー、完璧に負けた……」
霧子「ムダなことを考えないで。
 いい? 魂の転生なんて、人間にはあり得ないことなの。あなたが人間の記憶を持っていったってことは、そもそもあなたが悪魔だったからよ。悪魔は人間に恋をしてはならない。それが掟。
 よく考えて海人。あなたは、その掟を破ったでしょ。
 人間に恋をしたわ。その結果、どうなるかわかってるわよね……」
海人「お、おれは悪魔にされたんだ!」
霧子「人間はデビルBOXを使えない。
 それに人間を悪魔にすることは出来ないわ。
 あなたはあたしのように、1度、人間に転生したの。そして、掟を破ったので、再び悪魔にもどされた。……よく思い出すことね」
海人「な、なんてことだ……それじゃ……おれが……あかりを……巻き添えにしたってことなのかよ……」
霧子「そうね……」
海人「あかりーーーーーーーーっ!」
海人(独白)「おれは、ありったけの声であかりの名前を叫んだ。
 もう1度、あかりをこの胸に抱きしめたかった。
 おれに会わなければ、あかりは魂を失うことはなかった。
 ……そう思うと、無性に悲しくなった……。
 だが、おれの目になみだはこぼれなかった。
 そうだ、おれは悪魔なのだから」
  
 BGM:メインテーマ
  

●配役/タイトルコール、島崎霧子(ビダリアーテ・キリコ):横山智佐
/海人:山口勝平/語り:広井王子


●ドラマ終了後のトーク
 あまりに急激な展開に、横山さんも山口さんも驚きを隠せない様子。特に、海人が人間でなく悪魔であったことに驚愕。横山さんは「うまいこと考えたね」と広井さんを褒めた。

 しかし、広井さんは、山口さんから「書き出したときは(海人を)人間で書いてたでしょう」と問いつめられると、あっさりそれを認めた。

 広井さんによれば、"霧子"の話を考えたときに、海人が悪魔であったという設定を考えていたのだそうだ。

 「凄いな」と横山さんと山口さんは、口々に褒め称えた。

●出演はがき
◆平田純さん(東京都)
「パッカードゼブラ」
 パトカーの形をしたデビル。シマシマ模様。赤信号も突っ走る。先制攻撃が得意。
◆ニノさん(埼玉県)
 「セクシーボール」
 セクシーパワーでノックアウト。かなり強烈な幻覚で敵をまどわす。


横山「どんな風にセクシーか出てこなくて残念でしたね」


◆ベイクド21さん(岡山県)
「ソードベアー」
 刃物のような爪を持つ悪魔の熊。猛烈な連続攻撃をする。凶暴。
◆まっちゃんさん(千葉県)
「魔獣グル」
 魔法レベルが高い。敵の攻撃をほとんど受けない。こいつを倒すには、アミュレット(魔よけ)を持つデビルが必要。


 この投稿を聞き、山口さんは、アミュレットを「海人がもってなかったんだ」、「携帯ゲームから、ちゃんとデータダウンロードしなくちゃダメですね」とコメントした。

 広井さんは、「ということで次回から『デビルBOX』は"第3章"に突入します」と宣言。続いて、横山さんから、次章に登場するキャラクターやデビルBOXの悪魔や設定などを募集するとのアナウンスがあった。


2006年9月9日放送マル天ダイジェストはこちら



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