| タイトルコール | 「連続ラジオドラマ、デビルBOX 第2章 〜転生神話〜 その5」 |
| 語り | 「想いは疾走する。
時には、思わぬ早さで、それは駆け抜ける。
そして、同時多発的に、ひとつの想いが伝播する。
そのことを時代という。
ぼくたちはいま時代を駆け抜けている。
強い想いを持って、ぼくと同じ想いの人間と接続するために……
(レイ・グリーンの日記より)」 |
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| | BGM:緊迫した音楽 |
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| 海人(独白) | 「霧子……いや、正式にはビダリアーテ・キリコ。悪魔界の大幹部。
こいつを葬り去れば、おれは、人間だったときの記憶と、恋人の魂を救える。
おれは、悪魔界の博物館から盗み出したデビルBOXを使った。同時に、霧子もデビルBOXを使う。
おれの数字は1。出てきたデビルは……パカードゼブラ。シマウマのパトカーだ」 |
| 霧子(独白) | 「あたしのデビルBOXが5の目を出した。出てきたデビルはセクシーボール。ピンクに輝く球体だった」 |
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| | SE:ビョービョービョー(ノイズ混じりの衝突音) |
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| 海人(独白) | 「パッカードゼブラとセクシーボールが激突する」 |
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| | SE:衝突音 |
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| 霧子(独白) | 「なかなか勝負がつかない」 |
| 海人 | 「おい、霧子! おめーの負けだぜ」 |
| 霧子 | 「どう見ても、あんたの負けに見えるけど」 |
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| | SE:さらに激突音、爆発音 |
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| 海人 | 「くっ! なんて強力なデビルBOXなんだよっ!」 |
| 霧子 | 「もう1度ころがしてみる? あんたに、まだ体力が残ってるならの話だけどね」 |
| 海人 | 「ほざいてろ! 行くぞーっ!」 |
| 霧子 | 「何度やっても同じこと。デビルBOXのランクが違うんだ」 |
| 海人(独白) | 「おれはデビルBOXをころがした。出た目は4。デビルはソードベアー。
そして霧子の出た目は2。デビルは……魔獣グル。最高位のデビル」 |
| 霧子 | 「だからムダだって言ったでしょ。そもそもデビルBOXのランクが違うって……」 |
| 海人 | 「く、行け、ソードベアー!」 |
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| | SE:唸り声のような激突音 |
| | BGM:さらに大きくなって。 |
| | SE:ぶつかって砕け散る音。次第にBGMとともにフェードアウト |
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| | BGM:静かな落ち着いた音楽 |
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| 海人 | 「負けたぁー、完璧に負けた……」 |
| 霧子 | 「ムダなことを考えないで。
いい? 魂の転生なんて、人間にはあり得ないことなの。あなたが人間の記憶を持っていったってことは、そもそもあなたが悪魔だったからよ。悪魔は人間に恋をしてはならない。それが掟。
よく考えて海人。あなたは、その掟を破ったでしょ。
人間に恋をしたわ。その結果、どうなるかわかってるわよね……」 |
| 海人 | 「お、おれは悪魔にされたんだ!」 |
| 霧子 | 「人間はデビルBOXを使えない。
それに人間を悪魔にすることは出来ないわ。
あなたはあたしのように、1度、人間に転生したの。そして、掟を破ったので、再び悪魔にもどされた。……よく思い出すことね」 |
| 海人 | 「な、なんてことだ……それじゃ……おれが……あかりを……巻き添えにしたってことなのかよ……」 |
| 霧子 | 「そうね……」 |
| 海人 | 「あかりーーーーーーーーっ!」 |
| 海人(独白) | 「おれは、ありったけの声であかりの名前を叫んだ。
もう1度、あかりをこの胸に抱きしめたかった。
おれに会わなければ、あかりは魂を失うことはなかった。
……そう思うと、無性に悲しくなった……。
だが、おれの目になみだはこぼれなかった。
そうだ、おれは悪魔なのだから」 |
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| | BGM:メインテーマ |
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