Top 見る・読む 参加する ご案内
ICON デビルBOX 第60回 第2章 〜楽園〜 その4
タイトルコール「連続ラジオドラマ、デビルBOX 第2章 〜楽園〜 その4」
語り「想いは疾走する。
 時には、思わぬ早さで、それは駆け抜ける。
 そして、同時多発的にひとつの想いが伝播する。
 そのことを時代という。
 ぼくたちはいま、時代を駆け抜けている。
 強い想いを持って、ぼくと同じ想いの人間と接続するために……
 (レイ・グリーンの日記より)」
  
 BGM:ノリの良い音楽
 SE:緊急警報
  
男1   「ミチル。至急、プログラムアルファの実行へ!」
ミチル 「了解」
  
鮎子(独白)「お台場にミサイルが飛んできた。それで、あたしはミチルとお台場の地下深くへとエレベーターで下りた。地下にこんな秘密基地があったなんて知らなかった。いや、多くの国民は、この国のほんとの姿なんて知らないのかも……。それにしても、プログラムアルファってなんだろう?」
  
ミチル 「鮎子、行くぞ」
鮎子  「あっ、は、はい」
  
 SE:走る足音
  
鮎子(独白)「ミチルがあたしの腕をとって走った。地下のなかは意外に広かった。たくさん走った。秘密基地なんだから、瞬間移動装置とかないのだろうか……なんてことを思いながら、走った」
  
ミチル 「ここだよ」
  
 SE:ドアの開く電子音
  
鮎子(独白)「ミチルが手を押しつけるとドアが開いた。きっと、静脈認証システムだ……その部屋はひんやりして、青白い光に満ちていた」
  
ミチル 「モニターオン!」
  
 SE:モニターが起動する音
  
鮎子(独白)「ミチルの声に反応して、正面の壁のたくさんのモニター画面が目覚めた。ミチルはイスに座った。わたしもそのとなりに座る。目の前の金属テーブルには、見たこともないゴージャスなコンピュータが並んでいた」
  
ミチル 「きみのデータは入ってる。命令してみろ」
  
鮎子(独白)「ミチルがわたしを見つめた。あたしのデータ? どうゆう意味? 命令ってどーいうこと?」
  
ミチル 「疑問はあとで解決しよう。まず、実戦だ。さあ、次のミサイルをくいとめよう。命令しなさい!」
鮎子  「そ、そんな。突然言われても……なにをどーいう風に命令していいのかわかりません」
ミチル 「こころに浮かぶように……」
鮎子  「こころに?」
ミチル 「そうだ。そのペンダントを握って……」
鮎子  「……これは、父さんがいた病室に」
ミチル 「それはわれわれのスターターアイテムだ。デビルBOXという。きみがそれを使えるかどうか試したんだ」
鮎子  「これ……あなたたちが?」
ミチル 「きみの父さんが試すために落としていったものだ」
鮎子  「じゃ、ミチルさんは知っていたの!?」
ミチル 「さあ、きみの力を使え! 敵は悪魔たちなんだ!」
  
鮎子(独白)「あたしはデビルBOXを握りしめた。するとモニターのなかに、四角いキューブが浮かび上がった。まさにそれは、デビルBOXそのものだった。そして、デビルBOXがころがった。出た目は、6」
  
 SE:悪魔登場音
  
ブレイクビジョン(以下、ビジョン)「デビルBOX6番に住む悪魔、ブレイクビジョン。さて、わたしを召還した以上、マスターのからだを触らせていただきますよ」
鮎子  「えっ、どーいうこと!? モニターの中にいて、どーやってあたしのからだに触れるっていうの!?」
ビジョン「触れます(ふれます)! ほれ」
  
 SE:光の束が伸びていく音
  
鮎子(独白)「驚いた。モニターからた光の束があたしに向かって飛んだ。そして、あたし、からだを触られた感覚……」
  
鮎子  「やっ、あの、そ、いや、そこは、も、もうっ!」
ビジョン「触りました! さあ、ご命令を」
鮎子  「ミサイルに破壊されなかった、このお台場の未来!」
ミチル 「え? 鮎子……そんな命令……」
ビジョン「いいでしょう、マスター! よくぞ、わたしの能力を理解なさっていらっしゃる。テクマクマヤコン! ミサイルなかったことに」
  
 SE:ノイズ
 SE:街の雑踏
  
ミチル 「鮎子? あっ、鮎子……」
鮎子  「ここです。ミチルさん」
ミチル 「ふっ、クレープ買ってたのか」
鮎子  「トースト食べそこなったでしょ。こっちがチョコバナナで、こっちがキャラメルストロベリー。どっちがいいですか?」
  
鮎子(独白)「あれ、なんだろう……前にもこんな会話したような気がする……」
  
 BGM
  

●配役/タイトルコール、鮎子:横山智佐/ミチル:山口勝平/
ブレイクビジョン、語り:広井王子


●ドラマ終了後のトーク
 山口さんは最後の鮎子のセリフそのままに、「おっ、なんだろう。前にもこんな会話したような気がする」と感想を述べた。

●出演はがき
◆水の妖精さん(千葉県)
 「デビルBOXのデジタル化されたもの」
 ゲーム感覚でデビルBOXをあやつれる装置。

 横山さんは「いいねぇ〜。よくわかっていらっしゃる!」とコメント。

◆セブンヘブンさん(東京都)
 「ブレイクビジョン」
 悪魔。デビルBOXに封印されている。未来のビジョンを変える力を持っている。

 横山さんは、悪魔の名前自体がその悪魔の能力を表していることに、「(名が体を表していて)わかりやすいですね」と感心した。

 山口さんは、お台場へのミサイル攻撃自体がなかったという急展開に、「地下秘密基地はどうなるんでしょうね? 鮎子は覚えているんだろうか、それは?」と心配そう。横山さんは「覚えていないんじゃない?」と話し、広井さんも「覚えてないかもしれない」と同調した。

広井「ちょうどあれですよね。これの始まったとき、"楽園"が始まったときにクレープ食べてたんですよね」
山口「クレープ食べてましたよ。お台場行って!」
広井「このうしろの所をコピペしただけですからね、ボク」
山口「あっはっはっ! わぁー、ゆっちゃった!」
横山「ゆっちゃった!」
広井「あはははは」

 広井さんのコピペ発言を受けて、横山さんは「楽でしたね。いや、私たちも(コピペ部分は)セリフしゃべんなかったもんね」と話し、笑いを誘った。


2006年6月3日放送マル天ダイジェストはこちら



  テクマクマヤコン
 アニメ『ひみつのアッコちゃん』で、アッコちゃんが変身する時の魔法の呪文。ちなみに、元に戻る時は「ラミパス ラミパス ルルルルル」と唱えた。

コピペ
 コピー&ペーストの略。データの一部を複写する"コピー"操作と、それを指定した場所に貼り付ける"ペースト"操作を連続して行ない、データの複製を作ること。
 
 

前へ ラジオドラマTOPへ戻る 次へ
PageTopへサイトマップへ
著作権についての考え方