| タイトルコール | 「連続ラジオドラマ、デビルBOX 第2章 〜楽園〜 その4」 |
| 語り | 「想いは疾走する。 時には、思わぬ早さで、それは駆け抜ける。 そして、同時多発的にひとつの想いが伝播する。 そのことを時代という。 ぼくたちはいま、時代を駆け抜けている。 強い想いを持って、ぼくと同じ想いの人間と接続するために…… (レイ・グリーンの日記より)」 |
| | |
| | BGM:ノリの良い音楽 |
| | SE:緊急警報 |
| | |
| 男1 | 「ミチル。至急、プログラムアルファの実行へ!」 |
| ミチル | 「了解」 |
| | |
| 鮎子(独白) | 「お台場にミサイルが飛んできた。それで、あたしはミチルとお台場の地下深くへとエレベーターで下りた。地下にこんな秘密基地があったなんて知らなかった。いや、多くの国民は、この国のほんとの姿なんて知らないのかも……。それにしても、プログラムアルファってなんだろう?」 |
| | |
| ミチル | 「鮎子、行くぞ」 |
| 鮎子 | 「あっ、は、はい」 |
| | |
| | SE:走る足音 |
| | |
| 鮎子(独白) | 「ミチルがあたしの腕をとって走った。地下のなかは意外に広かった。たくさん走った。秘密基地なんだから、瞬間移動装置とかないのだろうか……なんてことを思いながら、走った」 |
| | |
| ミチル | 「ここだよ」 |
| | |
| | SE:ドアの開く電子音 |
| | |
| 鮎子(独白) | 「ミチルが手を押しつけるとドアが開いた。きっと、静脈認証システムだ……その部屋はひんやりして、青白い光に満ちていた」 |
| | |
| ミチル | 「モニターオン!」 |
| | |
| | SE:モニターが起動する音 |
| | |
| 鮎子(独白) | 「ミチルの声に反応して、正面の壁のたくさんのモニター画面が目覚めた。ミチルはイスに座った。わたしもそのとなりに座る。目の前の金属テーブルには、見たこともないゴージャスなコンピュータが並んでいた」 |
| | |
| ミチル | 「きみのデータは入ってる。命令してみろ」 |
| | |
| 鮎子(独白) | 「ミチルがわたしを見つめた。あたしのデータ? どうゆう意味? 命令ってどーいうこと?」 |
| | |
| ミチル | 「疑問はあとで解決しよう。まず、実戦だ。さあ、次のミサイルをくいとめよう。命令しなさい!」 |
| 鮎子 | 「そ、そんな。突然言われても……なにをどーいう風に命令していいのかわかりません」 |
| ミチル | 「こころに浮かぶように……」 |
| 鮎子 | 「こころに?」 |
| ミチル | 「そうだ。そのペンダントを握って……」 |
| 鮎子 | 「……これは、父さんがいた病室に」 |
| ミチル | 「それはわれわれのスターターアイテムだ。デビルBOXという。きみがそれを使えるかどうか試したんだ」 |
| 鮎子 | 「これ……あなたたちが?」 |
| ミチル | 「きみの父さんが試すために落としていったものだ」 |
| 鮎子 | 「じゃ、ミチルさんは知っていたの!?」 |
| ミチル | 「さあ、きみの力を使え! 敵は悪魔たちなんだ!」 |
| | |
| 鮎子(独白) | 「あたしはデビルBOXを握りしめた。するとモニターのなかに、四角いキューブが浮かび上がった。まさにそれは、デビルBOXそのものだった。そして、デビルBOXがころがった。出た目は、6」 |
| | |
| | SE:悪魔登場音 |
| | |
| ブレイクビジョン(以下、ビジョン) | 「デビルBOX6番に住む悪魔、ブレイクビジョン。さて、わたしを召還した以上、マスターのからだを触らせていただきますよ」 |
| 鮎子 | 「えっ、どーいうこと!? モニターの中にいて、どーやってあたしのからだに触れるっていうの!?」 |
| ビジョン | 「触れます(ふれます)! ほれ」 |
| | |
| | SE:光の束が伸びていく音 |
| | |
| 鮎子(独白) | 「驚いた。モニターからた光の束があたしに向かって飛んだ。そして、あたし、からだを触られた感覚……」 |
| | |
| 鮎子 | 「やっ、あの、そ、いや、そこは、も、もうっ!」 |
| ビジョン | 「触りました! さあ、ご命令を」 |
| 鮎子 | 「ミサイルに破壊されなかった、このお台場の未来!」 |
| ミチル | 「え? 鮎子……そんな命令……」 |
| ビジョン | 「いいでしょう、マスター! よくぞ、わたしの能力を理解なさっていらっしゃる。テクマクマヤコン! ミサイルなかったことに」 |
| | |
| | SE:ノイズ |
| | SE:街の雑踏 |
| | |
| ミチル | 「鮎子? あっ、鮎子……」 |
| 鮎子 | 「ここです。ミチルさん」 |
| ミチル | 「ふっ、クレープ買ってたのか」 |
| 鮎子 | 「トースト食べそこなったでしょ。こっちがチョコバナナで、こっちがキャラメルストロベリー。どっちがいいですか?」 |
| | |
| 鮎子(独白) | 「あれ、なんだろう……前にもこんな会話したような気がする……」 |
| | |
| | BGM |
| | |