| タイトルコール | 「連続ラジオドラマ、デビルBOX 第2章 〜接続〜 その7」 |
| 語り | 「想いは疾走する。
時には、思わぬ早さで、それは駆け抜ける。
そして、同時多発的に、ひとつの想いが伝播する。
そのことを時代という。
ぼくたちはいま時代を駆け抜けている。
強い想いを持って、ぼくと同じ想いの人間と接続するために……
(レイ・グリーンの日記より)」 |
| 鮎子(独白) | 「夜の手ざわりは、どこか冷え冷えとしている。
深い暗闇のなかを、そっと手さぐりで、あたしは悲しみを抱きしめる。
いいようのない孤独感に、なみだがこぼれた。
きっと、この夜のなかに、何千何万という無数の孤独が、その身を潜めているに違いない……」 |
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| | BGM:フェードアウト |
| | SE:お茶を注ぐ音 |
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| ミチル | 「鮎子ちゃん、紅茶入ったよ。トーストも焼けるからね」 |
| 鮎子 | 「はい(ためらい気味に)」 |
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| | SE:カチャカチャ(食器を並べる音) |
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| 鮎子 | 「おはようございます」 |
| ミチル | 「眠れた?」 |
| 鮎子 | 「はい」 |
| ミチル | 「トーストはバターにジャムでいい?」 |
| 鮎子 | 「あ、あたしがやります」 |
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| | SE:食器の音 |
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| ミチル | 「あとで、どこか行かないか?」 |
| 鮎子 | 「……どこかって? どこですか?」 |
| ミチル | 「鮎子の行きたいところ。たとえば……お台場とか?」 |
| 鮎子 | 「ん、特別行きたいところないです。ミチルさんが行くのならついて行きます」 |
| ミチル | 「おれも、お台場とか行きたくないけどね」 |
| 鮎子 | 「えへ、はい。トースト」 |
| ミチル | 「サンキュッ」 |
| 鮎子 | 「ミチルさん、お仕事とかいいんですか?」 |
| ミチル | 「うん、ああ。適当に休めるんだ」 |
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| | SE:ボーン!(爆発音) |
| | BGM:緊迫感のある音楽 |
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| 鮎子(独白) | 「そのとき、突然爆発音があって、玄関のドアが吹き飛んだ」 |
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| ミチル | 「来やがったな! デビルどもーっ! 朝っぱらから、ざけんじゃーねーぞ!」 |
| ミストダスト | 「俺はミストダスト! デビル4連星のひとり。その娘をいただきに来た」 |
| ミチル | 「けっ! その薄汚ねー手で鮎子さわらせられるかよ!」 |
| ミストダスト | 「では、おまえを殺していただいていこう」 |
| ミチル | 「うるせーっ」 |
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| 鮎子(独白) | 「時間が停止した。あたし、怖くなかった。なぜか知らないけれど、首にかけたペンダントを握ると、こころが奮い立った。こんなやつ、やっつけてやると……すると、不思議なことに、こころに呪文が浮かんだ」 |
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| 鮎子 | 「ヨデイ・ニココ!」 |
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| | SE:キラララーン |
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| 鮎子(独白) | 「ペンダントが首からはずれ、四角いヘッドが宙を舞う。そしてそのヘッドが床にころがると、大きくなった」 |
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| | SE:キラキラキラーン |
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| 鮎子(独白) | 「出た目は、1」 |
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| ジョイ | 「ほほほほ。接続完了。わたしはジョイ。デビルBOXの1に住むデビル。よろしく、デビルマスター鮎子。さ、あなたと接続が出来たわ。命じなさい! あなたの願いを!」 |
| 鮎子 | 「願いって……え〜〜と」 |
| ジョイ | 「あ、その前に。キスを忘れないでね。あたしにキスを!」 |
| 鮎子 | 「えっ!」 |
| ジョイ | 「えっ、じゃないの。早くキスを! 時間を止めていられるのは30秒よ!」 |
| 鮎子 | 「はい(ちゅっ)」 |
| ジョイ | 「さあ、願いを!」 |
| 鮎子 | 「ミチルといっしょにお台場に!」 |
| ジョイ | 「叶えよう!」 |
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| | SE:キラキラキラーン |
| | BGM:フェードアウト |
| | SE:雑踏の音 |
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| ミチル | 「あ、あれ? ここ、どこ?」 |
| 鮎子 | 「え〜、お台場ですね……」 |
| ミチル | 「ど〜なってるんだ?」 |
| 鮎子 | 「わかりません……」 |
| 鮎子(独白) | 「あたしは、しっかりペンダントを握っていた。あたし、このデビルBOXと接続したんだ……」 |
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| | BGM:テーマ曲スタート |
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