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ICON デビルBOX 第53回 第2章 〜接続〜 その4
タイトルコール「連続ラジオドラマ、デビルBOX 第2章 〜接続〜 その4」
語り「想いは疾走する。
 時には、思わぬ早さで、それは駆け抜ける。
 そして、同時多発的に、ひとつの想いが伝播する。
 そのことを時代という。
 ぼくたちはいま時代を駆け抜けている。
 強い想いを持って、ぼくと同じ想いの人間と接続するために……
 (レイ・グリーンの日記より)」
  
 SE:ブーーン(低い振動音)
  
男1「接続準備」
男2「接続準備完了!」
男1「接続!」
男2「接続します!」
  
 SE:ブーーン(低い振動音)フェードアウト
  
ミチル「こんばんは(エコー)」
看護婦「は〜い」
ミチル「昼間、ここの緊急搬送された山谷宗佑に面会したいんですが」
看護婦「え〜っ、面会時間はすぎていますぅ」
ミチル「この子、娘さんなんです」
看護婦「はぁ?」
ミチル「"はぁ?"? あのね。この子、いま青森から来たの。実家青森でね。あの山谷さんって出稼ぎなわけです。それで、なんかヤクザの抗争に巻き込まれて撃たれたわけですよ。親子だものさ、ひと目会わせてあげたいじゃない。ね、それが、普通でしょ。人情ってもんじゃない?」
看護婦「へ〜、15分だけですよぉ」
ミチル「OK!」
看護婦「2階の102号室で〜す」
ミチル「個室ってことは、命に別状ないってことだね」
看護婦「は〜い。そう聞いていますぅ」
ミチル「行こう」
鮎子「はい」
  
 SE:コツコツコツコツ……(足音が次第にフェードアウト)
  
鮎子(独白)「病室に、とうさんはいなかった。部屋が荒らされた気配はない。ベッドの掛け布団もきちんとたたまれていた……」
ミチル「逃げたようだね」
鮎子「逃げられる体力が、あったってことね」
ミチル「たぶん、ギリギリで」
鮎子「とりあえず、よかった。とうさんが生きてて」
ミチル「……鮎子は、けっこうドライなんだな」
鮎子「そうなちゃったんです。結局、人間は、自分で運命変えられないですものね。あたしが、どんなに望んでも、とうさんといっしょに暮らせなかったし。あ、恨んでるんじゃないんですよ。いっしょに暮らせなかったけど、それはそれで、あたしにはあたしの人生が用意されてたわけだし。それを受け入れるしかない。"それが生きるってことなんだ"って思ってる」
ミチル「(息をのんで)行こう!」
鮎子「どこへ?」
ミチル「心当たりがある」
鮎子(独白)「と、その病室を出ようとしたとき、あたしは、ベッドの脇に落ちている、小さなペンダントをみつけた。ひろいあげると、銀のチェーンの先に、灰色のキューブ型ヘッドがついていた」

●配役/タイトルコール、川谷鮎子、看護婦:横山智佐/男2、北島ミチル:山口勝平
/語り、男1:広井王子


●ドラマ終了後のトーク
 第2章に突入し、"デビルBOX"がいよいよ登場。鮎子の父である山谷宗佑が"デビルBOX"を保持していたことについて、スタジオ内は盛り上がった。

●出演はがき
◆サラマンダーさん(神奈川県)
 鮎子の父は悪魔に関係してた。それで、デビルBOXを保管していた。実は。鮎子と父は血縁関係にない。父は、鮎子にデビルBOXを託すはずだった。


 「危険じゃん」と横山さん、山口さんが言うと、広井さんは「なっ、(父は)説明しろよ。逃げねえで」とコメント。作者の広井さん自身も、物語の謎が深まり、おもしろくなってきているとのこと。

●投稿はがき
◆野良猫大将さん(東京都)
「カタルグラス」
 このメガネをかけてひとを見ると、そのひとが人間か、悪魔か、天使かがわかる。
◆虹色の風さん(福島県)
 別々のかたちの"デビルBOX"を持っているふたりが、社会生活を送りながら、個人個人で敵と戦っていたが、ある日出会ってしまい、新たな敵を協力しながら倒してゆく、話なんてどうでしょう?


 横山さんは、投稿を聞き、「(南総里見)八犬伝だ」とコメント。山口さんも"デビルBOX"に1文字づつ入っているとアイデアをふくらませた。さらに、広井さんも、その"デビルBOX"が6個集まる、と発想を広げた。

 広井さんは、この思いつきがかなり気に入ったらしく、「最後はこうしようかね」と発言。広井さんは、『デビルBOX』最終局面に"デビルBOX"をもつ6人が集まってくることを考えている様子。

 さらに、広井さんは「八犬伝って、みんな使っているからね」と言い、考えたアイディアを使うかもしれない可能性を示唆した。


2006年4月15日放送マル天ダイジェストはこちら



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