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ICON デビルBOX 第48回 〜灰色のドラゴン〜その8
タイトルコール「連続ラジオドラマ、デビルBOX 〜灰色のドラゴン〜 その8」
語り「言葉は、あらゆるものを生み出す創造者である。

 『はじめに言葉ありき、そして光あれと神は言った。闇から光が生まれ、光から天地が分かれ、海が生まれ、生命が宿る……』

 おわかりだろうか、神は言葉なのだ。そして、これはあなたの物語だ(キリン・ウイリアムスの手帳より)」
  
海人(独白)「そこはたしかに暗い洞窟だった。……湿り気と、かび臭さが混じった空気が充満していた」
  
海人  「黄金のコウモリの糞はどこだぁ?」
あかり 「海人!?」
海人  「なに?」
あかり 「上!」
  
 SE:コウモリの鳴き声
  
海人(独白)「すっごぉ〜い……洞窟の天井にびっしりと黄金に輝くコウモリたちがはりついていた……」
  
海人  「あかりー、この地面にある白いの、みんなコウモリの糞だ!」
あかり 「じゃあ、これを見えない地図につければいいのね?」
海人  「そうだ!」
あかり 「……はい」
海人  「えっ?」
あかり 「え? じゃないわよ。いや、海人が糞つけて!」
海人  「いやいやいや、おれさ、なんかあのぉ、あのぉ……あっ、糞アレルギー、なんだよな!」
あかり 「そんなの聞いたことないわ。はい」
海人  「あっ……しょうがねーなぁ、もう……。汚ねーなぁー!! ……あっ、なんかねっとりする、もう、……あぁー!」
  
あかり(独白)「海人が糞を見えない地図になすりつけた」
  
海人  「どぉー!! すっげぇー、地図が見えたっ! はっ、ほら、ここがこの洞窟だぁ! それで灰色の谷は、この道を……」
  
 SE:岩がくずれる音(海人のセリフに被るように)
 SE:コウモリの鳴き声が大きくなる
  
あかり 「やっ!?」
海人  「わっ!?」
あかり 「な、なに? 地震?」
  
 SE:岩がくずれる音が止まる
 SE:コウモリの鳴き声が小さくなって消える
  
ブレンダ「ようこそ! 最後の関門よ」
海人  関門トンネル!?」
あかり 「笑えない……」
海人  「いや……誰だ、おまえ!?」
ブレンダ「悪魔教皇の部下、"むわぁた(股)裂きのブレンダ"」
海人  「むわぁた裂きって……ふっざけた名前だなぁー。おーし、おれが相手だぁ!」
ブレンダ「しゅっ!」
  
あかり(独白)「ブレンダは素早かった。目にも止まらぬ早さで、海人のからだにまとわりついた……」
  
海人  「あいててててて、たっ、あっ、そこ、ダメ、ダメ、股、あぁー、あぁー! あっ、裂け、裂けちゃう……ちょっと、女になっちゃうよー! いってーーーーーっ!」
  
あかり(独白)「海人が女になるのは勘弁してもらいたい……」
  
あかり 「デビルBOX!」
  
あかり(独白)「あたしは首のチェーンをひきちぎった。そしてデビルBOXを投げた……出た目は、4! はっ、あっはぁー、なんてことだ……」
  
 SE:ピロリン(登場音)
  
アッシュケマダ「おひょひょ〜! おひさしぶりですぅ〜。"4の目"の悪魔、アッシュケマダですぅ。ではパンツを、ください」
海人  「いてててたたた、本格的に股、裂けちゃう……あかり、助けてぇーー!」
  
あかり(独白)「しかたなかった……このさい、パンツを脱ぐしかない……」
  
あかり 「……くっ、はい!」
アッシュケマダ「おひょひょひょひょ〜! これはこれは、ピンクのパンツっ! あっ、はっ、良い匂い……」
あかり 「かがなくていいからっ!」
アッシュケマダ「あっははは」
あかり 「早く戦いなさい!」
アッシュケマダ「はーい。ではパンツをかぶって! 行きますよ、覚悟しなさい! 股裂きのブレンダっ!」
ブレンダ「ふんっ、そんなこけ脅しに乗るかっ! そもそもデビルBOXを作り出したのは悪魔界だ。それを人間が使って、悪魔を倒すってこと自体が、大きな間違い。間違いは正さなくてはならん!」
アッシュケマダ「あーは、正す、正す、正さない。たわごとはそれくらいにしておけ! いくぞー!」
ブレンダ「ふん。おまえにかまってるから番茶も出鼻をくじかれる。デビルBOXの弱点は、デビルBOXそのものだ!」
アッシュケマダ「えっ?」
ブレンダ「これでもくらえー!」
  
 SE:炎
  
あかり(独白)「ブレンダは口から火を吐いた。その火は地面にころがるデビルBOXを焼いた……」
  
アッシュケマダ「あああーーーーー!」
あかり 「アッシュケマダー!」
アッシュケマダ「パンツが……マイマスターのピンクのパンツが……(声が小さくなり消える)」
  
あかり(独白)「アッシュケマダが消滅した……」
  
ブレンダ「あっははははははは! バ力め、こんな簡単なことがわからないとは……では、今度は、おまえだ。あかりっ!」
海人  「そんなことさせるかよー、この野郎!」
  
 BGM:緊迫した音楽
  
あかり(独白)「海人がブレンダにつかみかかった。そして……」
  
海人  「グスタフ・ネルゴンゾ・グリゾーン!」
  
あかり(独白)「悪魔の呪文を唱えた……」
  
ブレンダ「バ、バカなっ! それは、禁断の呪文!」
海人  「へへっ、ざまーみろぃ!」
ブレンダ「その呪文は……唱えたものも……砂にするんだぞぉー……(きつそうに)」
海人  「知ってるよ。でも、これしか思いつかなかったんだ!」
ブレンダ「うあああーーーー!」
  
あかり(独白)「ブレンダが砂になった……そして!」
  
あかり 「海人!」
海人  「へっ、ごめん……あかり……最後までおまえのこと……守れなかった……(最後は切れ切れに)」
あかり 「いやーーーっ! 海人ーーーーっ!」
  
 BGM:緊迫した音楽が大きくなって終わる
  
あかり(独白)「目の前で海人が砂になった……その砂を、あたしは抱きしめた」
  
 BGM
  

●配役/タイトルコール、あかり:横山智佐/海人:山口勝平/
語り、アッシュケマダ:広井王子/ブレンダ:園崎未恵


●ドラマ終了後のトーク
 広井さんは、「今日、みんな熱演!」とドラマの感想を語り、スタジオの空気がいつもより張りつめていてビックリした事を述べた。

 最後に海人が砂になったことに驚く出演者たちに、広井さんは「終わり、終わり」と意味深な言葉を投げかけた。山口さんと園崎さんは「えっ!」とさらに驚くが、横山さんは「わかりました」とあっさり納得し、広井さんに出演はがきの紹介を促した。

●出演はがき
◆深夜ランナーさん(埼玉県)
 「ブレンダ」
 股裂きおんな。悪魔界の乱暴者。悪魔教皇の部下。

 横山さんは、広井さんが脚色した「股が裂けたら女になる」という設定に、「だけど、(股が)裂かれるからって女にはならないよねぇ?」と異議をとなえた。

◆みのむしさん(東京都)
 「悪魔界禁断の呪文」
 相手を砂にするが自分も砂になってしまう同士討ちの呪文で、ほとんど使われることはない。

 広井さんは、「ほとんど使われることはない」という設定を聞いて、「そりゃそうだろうね」とコメントした。園崎さんは、「1対1では絶対使えないですよね」と感想を述べた。

 ここで山口さんから、砂になった海人の今後を心配する声が上がった。山口さんは「でもまた(海人は)復活するんでしょ?」と心配そうに聞いたが、広井さんは「デビルBOXがないから無理じゃない?」と答えた。横山さんも「無理じゃない?」と答え、「(ストーリーが)『ハムナプトラ』っぽくない?」と指摘した。

 広井さんは、毎週連載している話の最後に危機的状況を作り、解決策を悩む「その1週間が楽しいの」と自虐的なコメント。

広井「で、大体(解決策が)思い浮かばないと"作者急病のため"っていう風になるわけだ」
山口「じゃあ、もしかしたら広井さんも急病のため休み?」
広井「で、そのあと3週間ぐらい休んで、で"中断"っていう……」
横山・山口「ああー!」
広井「で、"第1部完"なんて出ちゃうわけ。で、全然その後続かないっていうのが」
山口「あらららら」
広井「大体、連載の多くあるパターンですね」

 山口さんは、広井さんが先に原稿が出来ないときの言い訳をしているんじゃないかと指摘した。広井さんは「これぐらいの危機がないとつまんないでしょ?」と弁明したが、横山さんから「というか、広井さんがいちばん危機なんでしょ?」と見破られ、大笑いしてごまかした。

 ここで、横山さんが園崎さんにドラマ出演のお礼を述べ、園崎さんのアルバム発売記念ライブ(以下、ライブ)に話を振った。園崎さんはライブの概要を話し、詳しいことは園崎さんの公式ホームページを見るように説明した。

 横山さんは、園崎さんにリスナーへのメッセージを促した。

園崎「3月はとても盛りだくさんで、またこうしてこの番組に遊びに来れたことはとても楽しかったです。もやっぱり悪役をやらせていただきましたね。もう、悪役楽しいです、ホント。楽しいです、ホントに。今日はどうもありがとうございました。4月にはライブでバタバタしておりますが、どうぞお時間ありましたら、どうぞ会場までお運びくださいませ」

 広井さんは、『サクラ大戦・紐育レビュウショウ 〜歌う♪大紐育♪〜』を見に来れば、園崎さんの半ズボン姿が見られると宣伝した。それを聞いた横山さんは、「4月2日(の園崎さんのライブ)だって半ズボンかもしれないよ」と話を勝手に進行、園崎さんは「しまったぁ〜」と頭を抱えた。


2006年3月11日放送マル天ダイジェストはこちら



  関門トンネル
 山口県下関市と福岡県北九州市門司区を繋ぐ海底トンネル。1958年に開通し、車道と人道にわかれている。

『ハムナプトラ』
 映画『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』のこと。1999年アメリカで製作された。死者の都ハムナプトラを舞台に、強大な悪の力を持って蘇ったミイラとの戦いを描く。

アルバム発売記念ライブ
 園崎さんのファーストミニアルバム『Sphere』の発売を記念して開催されるライブで、タイトルは『Happy Wave Spring 2006!』。2006年4月2日下北沢CAVE-BE(東京都世田谷区)にて、昼と夜の2回行われる。
 
 

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