| タイトルコール | 「連続ラジオドラマ、デビルBOX 〜灰色のドラゴン〜 その8」 |
| 語り | 「言葉は、あらゆるものを生み出す創造者である。
『はじめに言葉ありき、そして光あれと神は言った。闇から光が生まれ、光から天地が分かれ、海が生まれ、生命が宿る……』
おわかりだろうか、神は言葉なのだ。そして、これはあなたの物語だ(キリン・ウイリアムスの手帳より)」 |
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| 海人(独白) | 「そこはたしかに暗い洞窟だった。……湿り気と、かび臭さが混じった空気が充満していた」 |
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| 海人 | 「黄金のコウモリの糞はどこだぁ?」 |
| あかり | 「海人!?」 |
| 海人 | 「なに?」 |
| あかり | 「上!」 |
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| | SE:コウモリの鳴き声 |
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| 海人(独白) | 「すっごぉ〜い……洞窟の天井にびっしりと黄金に輝くコウモリたちがはりついていた……」 |
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| 海人 | 「あかりー、この地面にある白いの、みんなコウモリの糞だ!」 |
| あかり | 「じゃあ、これを見えない地図につければいいのね?」 |
| 海人 | 「そうだ!」 |
| あかり | 「……はい」 |
| 海人 | 「えっ?」 |
| あかり | 「え? じゃないわよ。いや、海人が糞つけて!」 |
| 海人 | 「いやいやいや、おれさ、なんかあのぉ、あのぉ……あっ、糞アレルギー、なんだよな!」 |
| あかり | 「そんなの聞いたことないわ。はい」 |
| 海人 | 「あっ……しょうがねーなぁ、もう……。汚ねーなぁー!! ……あっ、なんかねっとりする、もう、……あぁー!」 |
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| あかり(独白) | 「海人が糞を見えない地図になすりつけた」 |
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| 海人 | 「どぉー!! すっげぇー、地図が見えたっ! はっ、ほら、ここがこの洞窟だぁ! それで灰色の谷は、この道を……」 |
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| | SE:岩がくずれる音(海人のセリフに被るように) |
| | SE:コウモリの鳴き声が大きくなる |
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| あかり | 「やっ!?」 |
| 海人 | 「わっ!?」 |
| あかり | 「な、なに? 地震?」 |
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| | SE:岩がくずれる音が止まる |
| | SE:コウモリの鳴き声が小さくなって消える |
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| ブレンダ | 「ようこそ! 最後の関門よ」 |
| 海人 | 「関門トンネル!?」 |
| あかり | 「笑えない……」 |
| 海人 | 「いや……誰だ、おまえ!?」 |
| ブレンダ | 「悪魔教皇の部下、"むわぁた(股)裂きのブレンダ"」 |
| 海人 | 「むわぁた裂きって……ふっざけた名前だなぁー。おーし、おれが相手だぁ!」 |
| ブレンダ | 「しゅっ!」 |
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| あかり(独白) | 「ブレンダは素早かった。目にも止まらぬ早さで、海人のからだにまとわりついた……」 |
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| 海人 | 「あいててててて、たっ、あっ、そこ、ダメ、ダメ、股、あぁー、あぁー! あっ、裂け、裂けちゃう……ちょっと、女になっちゃうよー! いってーーーーーっ!」 |
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| あかり(独白) | 「海人が女になるのは勘弁してもらいたい……」 |
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| あかり | 「デビルBOX!」 |
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| あかり(独白) | 「あたしは首のチェーンをひきちぎった。そしてデビルBOXを投げた……出た目は、4! はっ、あっはぁー、なんてことだ……」 |
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| | SE:ピロリン(登場音) |
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| アッシュケマダ | 「おひょひょ〜! おひさしぶりですぅ〜。"4の目"の悪魔、アッシュケマダですぅ。ではパンツを、ください」 |
| 海人 | 「いてててたたた、本格的に股、裂けちゃう……あかり、助けてぇーー!」 |
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| あかり(独白) | 「しかたなかった……このさい、パンツを脱ぐしかない……」 |
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| あかり | 「……くっ、はい!」 |
| アッシュケマダ | 「おひょひょひょひょ〜! これはこれは、ピンクのパンツっ! あっ、はっ、良い匂い……」 |
| あかり | 「かがなくていいからっ!」 |
| アッシュケマダ | 「あっははは」 |
| あかり | 「早く戦いなさい!」 |
| アッシュケマダ | 「はーい。ではパンツをかぶって! 行きますよ、覚悟しなさい! 股裂きのブレンダっ!」 |
| ブレンダ | 「ふんっ、そんなこけ脅しに乗るかっ! そもそもデビルBOXを作り出したのは悪魔界だ。それを人間が使って、悪魔を倒すってこと自体が、大きな間違い。間違いは正さなくてはならん!」 |
| アッシュケマダ | 「あーは、正す、正す、正さない。たわごとはそれくらいにしておけ! いくぞー!」 |
| ブレンダ | 「ふん。おまえにかまってるから番茶も出鼻をくじかれる。デビルBOXの弱点は、デビルBOXそのものだ!」 |
| アッシュケマダ | 「えっ?」 |
| ブレンダ | 「これでもくらえー!」 |
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| | SE:炎 |
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| あかり(独白) | 「ブレンダは口から火を吐いた。その火は地面にころがるデビルBOXを焼いた……」 |
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| アッシュケマダ | 「あああーーーーー!」 |
| あかり | 「アッシュケマダー!」 |
| アッシュケマダ | 「パンツが……マイマスターのピンクのパンツが……(声が小さくなり消える)」 |
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| あかり(独白) | 「アッシュケマダが消滅した……」 |
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| ブレンダ | 「あっははははははは! バ力め、こんな簡単なことがわからないとは……では、今度は、おまえだ。あかりっ!」 |
| 海人 | 「そんなことさせるかよー、この野郎!」 |
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| | BGM:緊迫した音楽 |
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| あかり(独白) | 「海人がブレンダにつかみかかった。そして……」 |
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| 海人 | 「グスタフ・ネルゴンゾ・グリゾーン!」 |
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| あかり(独白) | 「悪魔の呪文を唱えた……」 |
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| ブレンダ | 「バ、バカなっ! それは、禁断の呪文!」 |
| 海人 | 「へへっ、ざまーみろぃ!」 |
| ブレンダ | 「その呪文は……唱えたものも……砂にするんだぞぉー……(きつそうに)」 |
| 海人 | 「知ってるよ。でも、これしか思いつかなかったんだ!」 |
| ブレンダ | 「うあああーーーー!」 |
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| あかり(独白) | 「ブレンダが砂になった……そして!」 |
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| あかり | 「海人!」 |
| 海人 | 「へっ、ごめん……あかり……最後までおまえのこと……守れなかった……(最後は切れ切れに)」 |
| あかり | 「いやーーーっ! 海人ーーーーっ!」 |
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| | BGM:緊迫した音楽が大きくなって終わる |
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| あかり(独白) | 「目の前で海人が砂になった……その砂を、あたしは抱きしめた」 |
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| | BGM |
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