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ICON デビルBOX 第47回 〜灰色のドラゴン〜 その7
タイトルコール「連続ラジオドラマ、デビルBOX 〜灰色のドラゴン〜 その7」
語り「言葉は、あらゆるものを生み出す創造者である。

『はじめに言葉ありき、そして光あれと神は言った。闇から光りが生まれ、光から天地が分かれ、海が生まれ、生命が宿る……』

おわかりだろうか、神は言葉なのだ。そして、これはあなたの物語だ(キリン・ウイリアムスの手帳より)」
  
 BGM:『ジャングルレビュー』 齋藤彩夏(『サクラ大戦 レビュウ イン リトルリップ・シアター〜歌う♪大紐育♪〜』より)
  
海人「森の色が深い。だんだん苔が多くなってきた。昼すぎなのに、うっそうとした木々におおわれて、日光が届かない……。ひんやりしている。ここを抜ければ、猫耳停留所のはずだ! はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ〜、あれだ! あ、あれが停留所だ! はぁ、やった! おっと、月のしずくが落ちちゃうじゃないの〜。そっと、そーっと……」
  
 SE:バスが近づく
  
海人「ほーらブラックバスが来た! よーし、このタイミングで、月のしずくを、落とす!」
  
 SE:急停止するバスのブレーキ音
  
海人「やったー。おお、バスの扉が開いた!」
  
 SE:バスの扉の開閉音
  
海人「いた、あかりー! おい、大丈夫か?」
あかり「ああ……海人! あ、あれ、あたし、どうしたんだろう?」
海人「もう、大丈夫だ。おれが来たからな!」
あかり「……海人!(泣きながら)」
海人(独白)「おれはあかりを抱きしめた。強く抱きしめた。あかりは肩をふるわせて泣いた。人生には忘れたいことがたくさんある。涙でそいつを洗い流せばいい。おれは、あかりがいとおしい……」
海人「あかり」
あかり「ん……なに?(涙声で)」
海人「おれさ、愛を失ったらしい……グルバットってやつに取られた……」
あかり「えっ……海人……愛ってそんな簡単に失うもの?」
海人「え?」
あかり「え、じゃなくて。海人の愛ってどうゆうもの?」
海人「愛っていうのは……うん、そうだな。スキって気持ちが高まって、ああ〜、いつもいっしょにいたいとか、キスが甘く感じられたり、切ない気持ちになったり、突然相手を疑ったり……」
あかり「それって、恋」
海人「あ、そう? あれ? あれ? 愛と恋って違うのかぁ?」
あかり「違うから、言い方がわかれてるんじゃないの」
海人「おお、そうだよな……愛と恋かぁ……真剣に考えたことなかった」
あかり「恋は熱病」
海人「病気なのか?」
あかり「そう、脳のなかで異常事態が起こってるの。恋の種みたいなものがあって、それが発熱するの。そうすると、相手のすべてを受け入れられるようになるの。だから、"あばたもえくぼ"って言うでしょ。それって恋だから」
海人「危険だなぁ」
あかり「そうね。だからね、恋には賞味期限があるの。ずっと恋をした状態だと脳が危険だから、かならず発熱を冷却するのね。恋は、2年以内にさめるんだって」
海人「ふ〜〜ん。じゃぁ、愛はさめないのか?」
あかり「恋がゆっくりした愛情に変化できれば、それが愛。愛はゆるやかに相手を想う気持ち。許し合える、支えられる、信頼関係」
海人「へ〜……あ、ねえ、キスしよう」
あかり「いいわ」
  
 SE:チュッ
  
海人「うん! うん!! おれ、愛を失ってないとおもう。あかりが大事だなって気持ちがあるもの」
あかり「ありがとう……あたしもだよ」
海人「おっぱいさわっていい?」
あかり「ダメ(間髪入れずに)」
海人「さわらしてよ。さわらしてよー!」
あかり「いや、海人の、海人のは、愛じゃなくて本能でしょ!」
海人「本能寺の変!」
あかり「バッカじゃないの」
海人「ははは! よし! あかりが元気になったぞ」
あかり「バカじゃん。あたし、元気だよ。いつも」
  
 SE:フォー(バスのクラクション音)
  
車掌「はーい。次は無限横丁でーす」
海人「うわ、いたんだ!」
車掌「……出発進行! プップクプー」
  
 SE:バスの走行音
  
海人「とわわわ、おーい! 降りるって!」
車掌「降りられませーん。プップクプー! このバスは乗ったら最後、降りられませーん」
海人「乗ったんだから、降りられるだろ!」
車掌「乗るだけです」
海人「いやいや、おかしいだろ? 客は、おれとあかりしかいねーじゃん。いままで乗せてなかったのかよ」
車掌「みなさん、勝手に降りるんですね。困ったものです」
海人「うん、どうやって、勝手に降りるんだよ」
車掌「それは言えません。プップクプー! 危険な行為ですから」
海人「質問を変える、プップクプー! 危険な行為って何?」
車掌「走行中、非常口のノブを引くと、危険ですので、おやめ下さい」
海人「了解した!」
車掌「ではごゆっくり! 次は無限横丁通過! プップクプー!」
  
 SE:バスの走行音
  
海人「てなわけで、ノブを引くぞ!」
あかり「うん」
海人「つかまれ!」
あかり「海人!」
海人「飛び降りるぞ!」
海人・あかり「せーの!」
  
 BGM:フェードアウト
 BGM:テーマ曲
  

●配役/タイトルコール、あかり:横山智佐/海人:山口勝平
/語り:広井王子/車掌:齋藤彩夏


●ドラマ終了後のトーク
 齋藤さんが演じた車掌の「プップクプー!」という口ぐせが、かわいいなぁと意外と好評。横山さん曰く、広井さんは「お父ちゃんみたいになってますよ。さっきからずっとですけど」といった様子らしい。

 山口さんは、齋藤さんと最近いっしょにやった仕事では、ちょっとコミカルな役どころなので、齋藤さんの前でまじめな芝居をするのに恥じらいを感じてしまうそうだ。

●出演はがき
◆ゆたかさん(東京都)
「悪魔車掌プップクプー」
 無限横丁を走る悪魔バスの車掌。いつもへンな言葉でしゃべる。さからうと危険。


 「そのまんまやん!」という山口さんのツッコミを、広井さんは「だから、そのまんまよ。いただいたんだから」と受け流した。「そっか」と山口さんは納得した様子。

 広井さんが投稿を読み終えると、横山さんは、齋藤さんにゲスト出演のねぎらいの言葉と「ショウの裏話などをお話しに来てくださいね」と声を掛けた。山口さんも、「レビュウもがんばって」とエールを送り、広井さんも、齋藤さんが出演するときは「今度、ひとりだけじゃなくって2、3人で」と続けた。

 齋藤さんはその間、「はい! はい!」と終始にこやかに返事をしていた。

横山「試験が終わった頃にね!」
齋藤「はい、そうですね! うん!」
山口「試験もがんばんなきゃね〜」
齋藤「は〜い〜」



2006年3月4日放送マル天ダイジェストはこちら



 
齋藤さんと最近いっしょにやった仕事
 山口さんが指し示した仕事は、『ふたりはプリキュア Splash☆Star』(テレビ朝日系 毎週日曜日 8:30〜)のこと。山口さんは、ヒロイン日向咲のそばにいる花の精のフラッピ役で出演。齋藤さんは、咲の妹のミノリ役で共演している。 公式サイト:http://www.toei-anim.co.jp/tv/precure_SS/

 
 


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