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ICON デビルBOX 第45回 〜灰色のドラゴン〜その5
タイトルコール「連続ラジオドラマ、デビルBOX 〜灰色のドラゴン〜 その5」
語り「言葉は、あらゆるものを生み出す創造者である。

 『はじめに言葉ありき、そして光あれと神は言った。闇から光が生まれ、光から天地が分かれ、海が生まれ、生命が宿る……』

 おわかりだろうか、神は言葉なのだ」
  
 SE:バンッ(爆発した音)
  
語り「そして、これはあなたの物語だ(キリン・ウイリアムスの手帳より)」
  
 BGM:荘厳でおどろおどろしい音楽
  
あかり  「海人ーーーーーっ!」
海人   「こーら、待てぇー! あかりを返せーーーっ! はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ……」
  
海人(独白)「おれ海人。理由はわかないけど悪魔にされた。恋人のあかりが持っているデビルBOXが、唯一、俺を人間にもどせるアイテムだ。いま、そのあかりが、迷いの森で、黒い闇に襲われた……」
  
海人   「あかりー!」
  
海人(独白)「どうゆうことだ。目の前にいるあかりがどんどん遠ざかる。黒い闇が、あかりを連れ去る……」
  
海人   「待てぇーーー、こらぁーーー! はっ、はっ、はっ、はっ、はっ……」
  
海人(独白)「おれたちは悪魔界にいる。悪魔界の権力闘争に巻き込まれた。俺を悪魔にした悪魔教皇を倒せば、俺は人間にもどれるってことらしい。だから、俺たちは悪魔大王側についた。それで、悪魔教皇のいる灰色ドラゴンの谷に向かっている途中……」
  
海人   「こら、待てーーーっ! あかりを返せーーー! うわぁーーーーー!」
  
海人(独白)「いきなり地面が爆発した。おれは2メートル吹っ飛んだ。と、そこに、黒い男が立っていた」
  
グルバット「ようっ!」
  
海人(独白)「男は長身でマントみたいなものを羽織っていた。なんか、キザっぽい男だった」
  
グルバット「おれはグルバット。この先の洞窟に住む悪魔だ。おれに断りなくこのあたりに入るヤツは、それが誰であろうと許さない」
海人   「あっ、どうすれば許してくれるんだ?」
グルバット「そうだなぁ〜。まっ、貢ぎ物が必要だ」
海人   「貢ぎ物なんかなーい」
  
 BGM:音楽が大きくなる
  
グルバット「それじゃ話にならん。ここから出て行け」
  
 SE:キラキラ音
  
海人   「いま、おれの友達が黒い影にさらわれた。それを追いかけて……」
グルバット「ブラックバスだ」
海人   「ブラックバス……って、それ魚じゃん!」
グルバット「黒い乗り合い自動車。バス。ぶぶぶぶーーって走る、こう、やつだよ。そっ、泳がない」
海人   「あああ! あっ、あっ、くっ、黒いバスか!」
グルバット「だってゆってるでしょ、ホントに?」
海人   「ええーーっ! あれバスだったのー!?」
グルバット「そうだよ。あれに乗せられると、時間の狭間を行ったり来たり、行ったり来たりってすることになるの」
海人   「ああん、で、それで、どうやったらあのバスからあかりを降ろせるんだ?」
グルバット「うーん、猫耳停留所で待て。"月の光のしずく"を落とすとバスが止まり、運転手がそのしずくを拾いに降りるから、そのスキに助ければいいんだ」
海人   「うん、ありがとう。で、猫耳停留所ってどこ?」
グルバット「東南の、うらじ、とっ、あっ、とっ、あっ、違う?」
海人   「えっ?」
グルバット「あっ、こっちだ、こっち! 東南の」
海人   「東南の?」
グルバット「うん森を抜けたところです」
海人   「うしっ! よしっ!」
グルバット「よしじゃないんだよ、よしじゃない、ちょっと待って。それ、なにが"よし"だよ。行くなっつうの。お礼だよ、お礼」
海人   「えっ、なになに?」
グルバット「お礼だよ、お礼」
海人   「お礼? うーん、なにが」
グルバット「教えたんだから、教えたんだから」
海人   「なにが欲しいの?」
グルバット「うん、そうだな〜……きみの愛をもらおう!」
海人   「えっ?」
  
 BGM:緊迫感のある音楽
  
海人(独白)「なんてことだ! いきなりコウモリ男に、おれは愛を奪われた……この先、おれはどーなるぅ? 愛を知らぬ男になるのか? 愛を感じない男になるのかぁ? ああー、おれの生き甲斐である愛を、あんな男に奪われるなんてぇー! だが、愛を奪われても、おれはあかりを助けたい! あかり、待ってろ! あっ? "月の光のしずく"ってどーやって手に入れるのよ!? って、おーーい、これ台本に書いてないだろーーっ!」
  
 BGM:緊迫感のある音楽が大きくなって止まる
  
 BGM
  

●配役/タイトルコール、あかり:横山智佐/
海人:山口勝平/語り、グルバット:広井王子


●ドラマ終了後のトーク
 ドラマの最初に掠(さら)われて出番の少なかった横山さんは、「あ〜あ、ラクしちゃった」と言いながらも物足りなさそう。

 あかりの出番が少なかった分、セリフが多かったのが海人。

 横山さんと広井さんは、「海人くん大活躍!」、「海人くんはすごい!」と海人役の山口さんを持ち上げた。しかし、当の山口さんは「海人くん、いっぱいしゃべらされちゃった」と不満気味。

 横山さんがすかさず、「お休みしたからだよ」と指摘すると、山口さんは「そっかぁー!」と素直に納得した。

 山口さんは、愛を奪われた海人について、「愛を奪われるのはやだなぁ〜」と不満げだった。

 横山さんは、"猫耳停留所"が「『銀河鉄道の夜』っぽいね」と感想を述べた。

●出演はがき
◆テリーBさん(東京都)
 「グルバット」
 悪魔コウモリ男爵。情報通。愛を奪う天才。
◆釣りバカ一郎さん(埼玉県)
 「ブラックバス」
 黒い乗り合い自動車。時間の狭間を迷っているバス。これに乗せられると一生、時間の狭間にいることになる。
◆ドックハウスさん(千葉県)
 「猫耳停留所」
 猫耳型の標識がある停留所。いろいろな情報が飛び交う悪魔界でも有名なサロンでもある。

 広井さんと山口さんは、停留所に猫耳がついているという設定に、「これ可愛いね」とコメント。横山さんは、「どうせなら女の子が(隣に)いてもいいね」と感想を述べた。

●投稿はがき
◆高梨 奏さん(栃木県)
 「デビルBOXの面」
 デビルBOXの中には、いち面ごとにひとつの異世界が広がっている。召喚される悪魔は、それぞれの世界の代表として呼び出されている。

 広井さんは、今までにない新しい世界観に、「これはおもしろい考え方だと思いますよ」と投稿を褒めた。

 山口さんは、デビルBOXから呼び出される悪魔が、世界の代表としてふさわしいかどうかわからないと指摘。横山さんは、みんな似たり寄ったりのキャラクターだとコメント。

広井「あそこ(アッシュケマダの世界)、だから入るとパンツコレクションなんじゃないの?」
横山「パンツの国?」
山口「なんか嫌な世界だね」
横山「嫌かな〜? 素敵じゃん」
広井「ほら、素敵だって!」
山口「いや、あっ、そっかぁー。(あかりは)下着好きだもんね」
横山「まあ、普通にね」

 横山さんは、「いろいろ考えてくださってありがとうございます」と投稿者に感謝の言葉を述べつつ、更なる投稿を呼びかけた。


2006年2月18日放送マル天ダイジェストはこちら



  お休みしたからだよ
 山口さんは、お芝居に出演するため、2006年1月28日と2月4日の放送を休み、その代打として千葉繁さんが出演し海人を演じた。
 
 

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