| タイトルコール | 「連続ラジオドラマ、デビルBOX 灰色のドラゴン その3」 |
| 語り | 「言葉は、あらゆるものを生み出す創造者である。
『はじめに言葉ありき、そして光あれと神は言った。闇から光りが生まれ、光から天地が分かれ、海が生まれ、生命が宿る……』
おわかりだろうか、神は言葉なのだ。そして、これはあなたの物語だ(キリン・ウイリアムスの手帳より)」 |
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| | BGM: |
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| あかり(独白) | 「先週、いきなり海人は老化してしまった。山口勝平が千葉繁に変わったと言えば、わかりやすいと思う。そーいう急激な変化だ。なぜそうなったのかは、……わからない」 |
| 海人 | 「いやあ〜、ポン!(口を叩いて音を出した感じ) い〜い湯だったな。いや、しかしびっくらこいたー。こんな森のなかに温泉が湧いてるなんて」 |
| あかり | 「勝手に言い出したんでしょ」 |
| 海人 | 「んー、そうか。この森は、勝手に言えば、そーいう風になるのかもなー」 |
| あかり | 「ん? どーいうこと?」 |
| 海人 | 「ぃや、だからさ。頭蓋骨に思い描いたものがさ、現実になるってことじゃないの?」 |
| あかり | 「そこまで言いますか」 |
| 海人 | 「んふふー。あかりのビキニ!」 |
| あかり | 「だから、そーいう方向にはいかないの!」 |
| 海人 | 「超ビキニ(声裏返って)」 |
| あかり | 「あ、やだん……」 |
| 海人 | 「ほーらね。あら!? あかりってけっこうボインだねぇ」 |
| あかり | 「海人は、はだか!」 |
| 海人 | 「だぁっ、ダメーー! 寒い……あ、股間がしぼむ」 |
| 横山 | 「あの、こーいうのはやめませんか?」 |
| 千葉 | 「あ、そうね(苦笑)」 |
| 横山 | 「本当にやめませんか?(苦笑)」 |
| 千葉 | 「そうね。じゃ、服を着ましょうね。……はいー、はいっと」 |
| あかり | 「あ、あそこに家があるよ」 |
| 千葉 | 「ちょっと、待って。急に台本にもどらないでよ(苦笑) え? えっと、今ドコやってるの? 3ページで、4ページ……あ、ああ、ここだ」 |
| 横山 | 「4/11ページです(小声)」 |
| 海人 | 「あ、なんだ、あの黒い家は……そして大きな栗の木と、ああ、リスもいるじゃぁ……ああ、ええと、栗とリスか。……え? なんだこれは……。あ、……あーりま温泉!」 |
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| | SE:獣の鳴声 |
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| 横山 | 「……そーいう方向にいかない様にお願いします!」 |
| 千葉 | 「そ、そ、そ、くくく……、難しいな。もぅ、初見なもんで(笑)」 |
| 海人 | 「はぁーーい!」 |
| 横山 | 「ええぇーー(笑)」 |
| あかり | 「じゃあ、あのおうちに行ってみましょう!」 |
| 海人 | 「ですね!」 |
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| | SE:走る音 |
| | SE:ドアを叩く音 |
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| 海人 | 「誰かいますか? こんちわー」 |
| 男 | 「……はい……」 |
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| | SE:ドアが開く |
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| 男 | 「なにかご用ですか?」 |
| あかり | 「あの、黒猫の魔女のところで、銀の粉をかけてもらいたいんです。それで、見えない地図をもらって、黄金のコウモリの翼を……」 |
| 男 | 「灰色ドラゴンの谷に行くつもりだね」 |
| あかり | 「はい(驚いた様に)」 |
| 男 | 「銀の粉をかけるのは、人間の匂いを消すためだね。おまえさん人間か?」 |
| あかり | 「はい」 |
| 男 | 「ああ、世も未だ。悪魔界に堂々と人間が来るようになっちまった」 |
| 海人 | 「人間だって悪魔だって、そんなことはどーでもいいじゃねぇかよぉ!」 |
| 男 | 「どーでもいいんなら、おまえさんだって、人間にもどらなくたっていいだろ?」 |
| 海人 | 「まあ、そう言われりゃそうだな、うん。んーー、でもやっぱり人間にもどりてーよ。悪魔のままじゃ、あかりと……エッチできねぇだろ?」 |
| あかり | 「ええ! そーいう目的で人間にもどりたかったわけ?」 |
| 海人 | 「きわめて健全な答えだと思いますよ?」 |
| あかり | 「なんか不潔ぅーー」 |
| 海人 | 「あああ、そーいう言い方って傷つくよなぁー! 世の中にはさぁ、男と女しかいないのよねぇ。くっついちゃうのは必然なわけでしょ? くっつけないとさぁ、社会全体がどんよりしちゃうのよ! ねぇ!? 性欲は、世界を救う訳!」 |
| あかり | 「ばか!」 |
| 海人 | 「かっ! ばか言うな!」 |
| あかり | 「ばか」 |
| 海人 | 「ばか……あ!」 |
| あかり | 「ばか……なに?」 |
| 海人 | 「あれ……」 |
| あかり | 「どれ?」 |
| 海人 | 「あれだよ……」 |
| あかり | 「ああ!」 |
| あかり(独自) | 「驚いた。いきなり目の前の男が、老婆になった」 |
| 老婆 | 「とても健全な答えじゃった。性欲が世界を救う。あ、まさにその通り。そして人間は罪深い。だから、悪魔界が必要なんじゃ。さて、これが銀の粉じゃ……」 |
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| | SE:キラキラ音 |
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| あかり(独白) | 「きれいな粉があたしの体にかけられた。なんかあったかい。そして快感!」 |
| 老婆 | 「さて、あとは、見えない地図じゃったな。それは、いま、おまえの心の中に、生まれたはずだよ……」 |
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| | SE:シャララン音 |
| | SE:森林の小鳥たちの鳴き声 |
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| あかり(独白) | 「そう言うと、老婆は消えた。黒い家も、いっしょに……」 |
| 海人 | 「消えた……おい、あかり、大丈夫か?」 |
| あかり | 「う、うん」 |
| 海人 | 「おい、大丈夫か、あかりぃ!?」 |
| あかり | 「もう! どこさわってんのよ!」 |
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| | SE:びんた音 |
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| 海人 | 「パチンって、いたいよお!?」 |
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| | BGM:テーマ曲 |