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ICON デビルBOX 第41回 〜灰色のドラゴン〜 その1
タイトルコール「連続ラジオドラマ、デビルBOX 〜灰色のドラゴン〜 その1」
語り「言葉は、あらゆるものを生み出す創造者である。

『はじめに言葉ありき、そして光あれと神は言った。闇から光りが生まれ、光から天地が分かれ、海が生まれ、生命が宿る……』

おわかりだろうか、神は言葉なのだ。そして、これはあなたの物語だ(キリン・ウイリアムスの手帳より)」
  
 BGM:不安をかき立てるような音楽
  
ギレ「あかりさんですか?」
海人 「やっと、接触してきたな……」
あかり 「あかりです」
ギレ「デビルBOXを、お持ちですか?」
あかり 「はい」
ギレ「おれは、悪魔大王の庭師ギレです」
あかり 「はい、よろしく」
海人 「自己紹介はいいから。さ、どーすればいいんだ? その悪魔教皇、弟・バリーってのはどこだ?」
ギレ「ま、落ち着いて。バリーにすぐに会えるというわけじゃない。彼は、灰色ドラゴンの谷にいる。そこは、ちょっとや、そっとで行ける場所じゃないんだ」
海人 「そんでも、行かないとさぁ〜、この話、先に進まないじゃん」
ギレ「そ、そうね……」
あかり 「灰色ドラゴンの谷にはどうやって行くの?」
ギレ「ああ、まず黒猫の魔女に、銀の粉をかけてもらい、人間の匂いを消す。そして、見えない地図を手に入れて、そこに黄金のコウモリの糞をつける。灰色ドラゴンの谷が見えるはずだ」
あかり 「わかった! 黒猫の魔女はどこ? 見えない地図はどうやって、て、手に入れるの? で、黄金のコウモリはどこ?」
ギレ「黒猫の魔女は、この先、迷宮の森の中。見えない地図は、魔女が知ってる。黄金のコウモリは、森の奥の血しぶきの洞窟にいる」
  
 BGM:大きくなってフェードアウト
 SE:ジャングルの中のおと。動物の鳴き声
  
海人 「さて、ここが迷宮の森だ」
あかり 「行こう」
海人 「何が出てくるか、だなぁ……」
  
 SE:木々を踏みつぶすような音
  
海人 「な、なんだ!?」
あかり 「ほら、あれ! いろんなゴミが固まって……う、動いてる……」
海人 「こっちに来るぞ」
  
 SE:木々を踏みつぶすような音が止まって
  
スクラッパー 「俺は、迷宮の森の番人スクラッパーだ。この森に入るヤツはみんなスクラップにしてやる」
  
 SE:木々を踏みつぶすような音、ふたたび
  
海人 「こっちだ、こっち! あかり、デビルBOXだっ!」
あかり 「うん! え〜い」
  
 SE:きらきらりーん
  
あかり(独白) 「あたし、デビルBOXを投げた。空中でキラキラと輝きながら、下草の上に転がった。出た目は4! あっ……あいつだ……(頭を抱え込むような感じで)」
  
 SE:ボンッ(小爆発音)
 BGM:コミカルな感じな音楽
  
アッシュケマダ 「はあ〜〜い。アッシュケマダだよ〜〜ン。おひさしぶりんぶりん、あかりちゃ〜〜ん! さっ、お待ちど〜さん。パンツください!」
あかり(独白) 「あたし、しかたなく木の根もとの草の中にしゃがんで……脱いだ」
あかり 「はーい。これ〜」
アッシュケマダ 「うーーーひゃーーーっ!? タッチ。あ、は、ピ、ピンクーッ!」
  
 SE:木々を踏みつぶすような音
  
海人 「こっちに来ーい! スクラップ野郎めー!」
スクラッパー 「うおーーっ!」
  
 SE:ビュッ!(風切り音)
  
海人 「どわっ、とっ、とっ! あぶっねーな! こら、いろんなもん投げつけるな!」
  
 SE:ビュッ! ビュッ!(風切り音)
  
海人 「当たったら死んじゃうだろっ! バカッ!」
あかり 「アッシュケマダー。あいつをやっつけてー」
アッシュケマダ 「お任せください。ウンガロ・ロゲルダ・ダンビダーッ!」
  
 SE:ガシャーン(爆音)
  
スクラッパー 「ううううううーっ!」
  
 SE:爆音。小さくなって
 SE:ビョーンピピン
  
海人 「ふう……あぶなかった……」
あかり(独白) 「アッシュケマダも消えて、手の中にデビルBOXが戻っていた……」
  
 BGM:テーマ曲
  

●配役/タイトルコール、あかり:横山智佐/海人、スクラッパー:山口勝平
/語り、ギレ、アシュケマダ:広井王子


●ドラマ終了後のトーク
 ひさしぶりのデビルBOXの登場に、出演者一同で解説。危うく、出演者たちも忘れてしまうところだったらしい。

●出演はがき
◆ユキりんさん(埼玉県)
 「スクラップの悪魔・スクラッパー」
 いろんなスクラップを投げつけてくる。当たると、悪魔はスクラップになってしまう。
◆サラリーマン五郎さん(東京都)
 「悪魔の庭師ギレ」
  悪魔界の一流庭師。植物の魔性を司っている。
◆ブルーなひとみさん(神奈川県)
 「黒猫の魔女」
 迷宮の森の支配者で、悪魔も迷わせる力を持っている。


 続けて、投稿ハガキを読み上げた。

●投稿ハガキ
◆虹色の風さん(福島県)
 「遠見水晶眼の魔法」
 光の粒子の粉とクリスタルのかけら。多眼植物の目で悪魔率を使って創る魔法。これを使うと目が透明になり、100キロ先まで見えるようになるが、近くが全く見えない。もう1ランク上の魔法だと、障害物があっても見えたり、最上級になると心の中まで見通せる。


 山口さんは、「いずれにしても近くが見えないのは困るよね」とコメント。横山さんも同意した。続けて、広井さんは「お手紙がついていたので……」と前置きして、手紙を読み始めた。

 マル天のみなさん、こんばんは。いつも楽しく聞いています。  今日はデビルBOXの新展開について書きたいと思います。まず、携帯ゲームになるというのはびっくりしました。リスナーからゲームに登場する悪魔を募集することなので、『火星物語』も良かったけど、さらに広がってみんなの親しめるおもしろいものになると思います。ドラマの方も敵側を掘り下げて、厚みのあるものになりそうなので、"応援してください"。


 手紙を読んでいた広井さんは、おもわず自分の立場になってしまったらしく、「応援していきたいとおもいます」と書いてあるところを、「応援してください」と読み違えてしまった。広井さんは、ひとり、笑いながらも「ごめんなさい、ごめんなさい」と謝った。

◆マル天の使者。さん(埼玉県)
 「番植物・アゼリアベスタ」
 口と花、そして刺のある植物。その花の香りは眠りの作用がある。口は噛み付く為のもので、番犬ならぬ、番植物。


 横山さんも、山口さんも、感心した様子。しかし、山口さんが「植物だから動けないでしょう? あんまり番犬として役に立たない……」という疑問を口に出すと、広井さんと横山さんは想像をふくらませて、"のびる"ことができ、かみついたり絡まったりすると答えた。


2006年1月21日放送マル天ダイジェストはこちら



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