| タイトルコール | 「連続ラジオドラマ、デビルBOX ビビデ&バビデ&ブー その4」 |
| 語り | 「言葉は、あらゆるものを生み出す創造者である。
『はじめに言葉ありき、そして光あれと神は言った。闇から光りが生まれ、光から天地が分かれ、海が生まれ、生命が宿る……』
おわかりだろうか、神は言葉なのだ。そして、これはあなたの物語だ(キリン・ウイリアムスの手帳より)」 |
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| | BGM:かわいい感じの音楽 |
| | SE:町の喧騒と足音 |
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| ビビデ | 「ここがクリナスブランデイアだよ、バビデ」 |
| バビデ | 「すっごく賑やかだっちゃ〜、ビビデぇ」 |
| ビビデ | 「さて、ホテル・カリフォルニアはどこだぁ?」 |
| バビデ | 「あそこが駅だっちゃ。駅で聞くといいっちゃよー」 |
| ビビデ | 「あはっ、そうだね! 行こう」 |
| バビデ | 「うん! ちゃ」 |
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| | SE:電車の音 |
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| ビビデ | 「あのぉ?」 |
| 駅員 | 「なんだい?」 |
| ビビデ | 「ホテル・カリフォルニアってどこですか?」 |
| 駅員 | 「ホテル・カリフォルニアねぇ……ああ、それは、駅前の大通りを抜けて、ひきがえるの森の横にあるはずだよ。昼間は見えないが、入口は、たしか吸血コウモリの、ばーさんに聞けばわかるかなぁ」 |
| ビビデ | 「え、……吸血コウモリのばーさんって、あの有名な魔女・ヘルバッドさんですか?」 |
| 駅員 | 「ああ、そうだ」 |
| ビビデ | 「イッ、あ、ありがとうございます」 |
| バビデ | 「ねえ、……ヘルバッドってさ、すっごい悪いヤツなんでしょぉ?」 |
| ビビデ | 「そう。悪魔の心臓を抜き取るって聞いたことがある」 |
| バビデ | 「帰ろうか?!」 |
| ビビデ | 「ぅぁあ! ここまで来て帰れないよ。ぼくは行く。人間の血を吸って、悪魔成績を上げるんだ。怖いんなら、バビデは帰りなよ」 |
| バビデ | 「怖くないっちゃ!」 |
| ビビデ | 「ぅ、よし。い、行くよ!」 |
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| | BGM:荘厳な感じの音楽に入れ替わる |
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| ヘルバット(以下ヘル) | 「いらっしゃい。かわいいマック、マック、悪魔さん」 |
| ビビデ | 「こ、こんにちわ」 |
| バビデ | 「こんにちわっちゃ!(笑)」 |
| ヘル | 「まーぁ、こんなところに、悪魔が来るとは、勇気がおありだこと、エッヘッヘヘ……。その勇気に免じて、願い事を聞こうかねぇ」 |
| ビビデ | 「あ、は、はい。あの……ホ、ホテル・カリフォルニアの入口を教えてください」 |
| ヘル | 「あーぁ、ははは。そうかい。おまえ、あのホテルに泊まってる、あかりという人間の血を吸いたいんだねぇ。それで悪魔の能力をレベルアップしようと考えてるね?」 |
| バビデ | 「あうぅ、そうっちゃ」 |
| ヘル | 「んーー、教えるかわりに、……あたしに何をくれるんだい?」 |
| バビデ | 「ええ、交換条件ちゃ?!」 |
| ヘル | 「あたり前だろ!」 |
| バビデ | 「うっ!」 |
| ヘル | 「世の中にタダでくれるもんなんかないんだよ!」 |
| バビデ | 「うぅっ!」 |
| ヘル | 「タダでものをもらったり、タダで情報を楽しんだりしても、それはちゃーんと交換条件になっているのさ。知らない間にね。それが……世の中ってもんなのさ」 |
| ビビデ | 「なにを渡せばいいんですか?」 |
| ヘル | 「うん、そうだね。では、想い出をひとつ、もらおうかねぇ?」 |
| ビビデ | 「想い出?」 |
| ヘル | 「そうだよ。想い出さ。あたしは、ここにいるだけだ。だけど、いろんな悪魔の想い出を頂く。その想い出をあたしの想い出にしているから、あたしはこーぉして、いつまでも若いのさ。想い出は美しい。若いのさっ♪ 想い出をたくさん持つと……若いのさっ♪ いつまでも若いのままに、時間(とき)が止まってくれるんだよ。さ、想い出をひとつ……も・ら・う・よ」 |
| ビビデ | 「あっ! あーああぁぁ〜!」 |
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| | BGM:一旦大きくなって、戻る。 |
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| バビデ | 「大丈夫ちゃ、ビビデ?」 |
| ビビデ | 「ううう……はあ? ……君誰?」 |
| バビデ | 「おぉーーーい! ビビデ、あんた、あたしの想い出をあげちゃったのっちゃ?!」 |
| ビビデ | 「君、なにを騒いでるの?」 |
| バビデ | 「ビィビデのバカーーーーっ! ちゃ!」 |