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ICON デビルBOX 第34回 〜悪魔の密約〜その6
タイトルコール「連続ラジオドラマ、デビルBOX 〜悪魔の密約〜 その6」
語り「言葉は、あらゆるものを生み出す創造者である。

 『はじめに言葉ありき、そして光あれと神は言った。闇から光が生まれ、光から天地が分かれ、海が生まれ、生命が宿る……』

 おわかりだろうか、神は言葉なのだ。そして、これはあなたの物語だ(キリン・ウイリアムスの手帳より)」
  
 SE:繁華街の音
  
男の子「あーーっ!」
悪魔1 「バカ野郎!」
  
 SE:ムチの音
  
男の子「あー、勘弁してくださーい!」
  
 SE:再びムチの音
  
男の子「あー!」
悪魔1 「この腐れ人間め!」
  
 SE:ムチ音連続
 SE:繁華街の音
 SE:酒場
  
悪魔2 「最近いい酒がないなぁ〜」
悪魔3 「うまい人間が少ないんだろぅ〜」
悪魔2 「あ〜、そうだなぁ。悪事が小さいからな、発酵しねぇーんだ!」
悪魔3 「憎いだ、怨みだ、って、個人的な殺人はカス漬けだ」
悪魔2 「あっはっゎっはっ。やっぱり国を盗むぐれぇ〜(ぐらい)の上等な悪事してくんね〜とよぅ、う〜めぇ酒が育たねぇ〜わ」
悪魔3 「育たねぇ〜わねぇ」
悪魔2 「う〜ん」
悪魔3 「悪魔界も資源不足だよなぁ〜」
悪魔2 「あぁ、まったくだ」
悪魔3 「最近じゃ、いい悪魔も育ってないしぃ〜」
悪魔2 「ぶわっは、人間に悪事を教える(のも)悪魔の大事な仕事なんだが、そのことを忘れてだらだらしすぎだな」
悪魔3 「なっなっ」
悪魔2 「って俺たちのことか?」
悪魔3 「えっ、てことか? あへあへあははは」
悪魔2 「あはは、あはは」
悪魔3 「おいおいおい」
悪魔2 「あっ?」
悪魔3 「おい、あれ見ろよ、あれ」
悪魔2 「なんだよ?」
悪魔3 「あれあれあれ! あれ、人間じゃねーか?」
悪魔2 「えー? おっ! 人間だよ、おい生人間だぞ!」
悪魔3 「生人間だよ、珍しいな……。おっ、パスポート持ってやがる」
悪魔2 「へえ〜、なんか面白いことでも起こるといいなぁ」
悪魔3 「おう」
  
あかり(独白)「クリナスブランディア。これが悪魔の都市かぁ。それにしてもひどい悪臭だぁ! 街は汚らしかった。悪魔の生活水準を知ることが出来る。あたしは、悪魔たちの視線を浴びながら、海人の案内で街はずれのホテルに入った」
  
 SE:ドアが開く音
  
支配人「いらっしゃいませ。フォー!」
海人 「あっ、部屋を頼む」
支配人「あっ、かしこまりましたぁ〜。えー、えー……666号室!(突然大きな声で)」
海人 「あー、びっくりしたぁ〜」
支配人「あ〜、なんというよろしい番号でございましょうかぁ〜。あ、そちらのお客様にお似合いですこと。ね、あかり様。さ、どーぞ鍵を」
  
あかり(独白)「すでにあたしの名前は知れ渡っているということだろうか……」
  
あかり「ありがとう」
支配人「まっ〜あ〜っ、礼儀正しい方。あは、ここではそうしておくことです。どんな時にも汚い言葉をお使いにならないこと。ご忠告申し上げますわ」
あかり「……はい」
  
あかり(独白)「ホテルのロビーにはいろんな人がいた。人と言っていいのかわからないけど……。角のある人、しっぽのある人、牙のある人、うろこのある人、コウモリの羽根のある人、牛の足をした人。みんな、悪魔なんだ……」
  
海人 「怖がらないんだね」
あかり「そうね。なんか、こーいうもんかって、開き直っちゃったかな。それに……」
海人 「それに?」
あかり「海人がいるから」
海人 「ぱぉーーーーーん!」
  
 BGM:音楽が終わる
  
海人 「ポテト……じゃない、さてとぉ〜、by 田中真弓と……連絡を取らなくちゃ」
あかり「な、何してるの?」
海人 「ああ、これね。コウモリの羽根と桑の葉と毛虫。それを黒い布で包んでっとぉ〜、思う。はいっ!」
  
 SE:爆発音
  
あかり「うわっ!」
  
 SE:炎が上がる音
  
あかり「黒い炎が上がった……」
海人 「ふっ、これで俺の思う人のところへ、思う言葉が伝わるんだ。これも悪魔律のひとつだよ」
あかり「悪魔律?」
海人 「うん。悪魔が使う技術は、悪魔律によって定められてるんだ。その法則にしたがって行うんだ」
あかり「ふーん。悪魔って結構、便利じゃん」
海人 「まぁねぇ〜。じゃ、部屋で少し休も〜う!」
あかり「……うん」
  
 BGM
  

●配役/悪魔1、あかり、タイトルコール:横山智佐
/男の子、悪魔3、海人:山口勝平/悪魔2、支配人、語り:広井王子


●ドラマ終了後のトーク

 広井さんは、横山さんが最後のセリフ(「うん」)を言う時、ためらった理由を尋ねた。横山さんは「なんとなく」と答えたので、広井さんはその前の「部屋で休もう」というセリフがいやらしかったからだと解釈した。山口さんは、早くも「次回の展開に期待している」と語った。

●出演はがき
◆杉江信輝さん(大阪府)
 「悪魔の酒」
 人間の悪意を発酵させて作る。悪意が大きければ大きいほどいい酒になる。

 広井さんは、「いいアイディアだね」と投稿を褒めた。

◆メランコリーさん(千葉県)
 「悪魔律」
 悪魔が使う魔術の法則を決めたもの。その法則に従わない魔術は悪魔の命を奪う。また法則は技術に裏打ちされているので、習得にはスキルが必要。

 広井さんは、「ゲーム的だろ、これは!」ととてもうれしそう。山口さんは、「すっごいなぁ〜、みんな。よく考えるな〜」と感心した。

●投稿はがき
◆高利奏(たかとしかなで)さん(栃木県)
 「見える色眼鏡」
 人間界で販売されている色眼鏡の中には、かけると天使や悪魔が見える眼鏡がある。ピンク色のレンズで天使、黄色のレンズで悪魔がうっすら見えることがある。

 「悪魔が見える」と聞いて、横山さんは「レンズに書いてあるんじゃない?」と指摘。それを聞いた山口さんは、「それ、ただのいたずらやん!」と大笑い。広井さんは「違う、違う、違う!」といたずらを否定し、広井さんが子供の頃売っていたという、"骨が透けて見える眼鏡"の話を始めた。

 広井さんによると、その眼鏡は『レントゲン眼鏡』という名前で、洋服を貫いて見えるという触れ込みだったらしい。本当は鳥の羽が入っているだけなのだが、眼鏡をかけて見ると手の骨が見えると錯覚したとのこと。広井さんは、「すんごくおもしろかったな」と懐かしそうに語った。

◆カモメ係長さん(東京都)
 「12鉄騎団のメンバーで、サアヌバ」
 大阪弁で、すごくマイペースな男。"デビルコインつぶて"という必殺技がある。「ごめんなすって」が口ぐせ。
カモメ係長さんの投稿はがき
▲カモメ係長さんの投稿はがき

 コインを使う必殺技と聞いて、横山さんは「(銭形)平次かよ!」と突っこみを入れた。山口さんは、イラストを見て「美形っぽい」と感想を述べた。


2005年11月26日放送マル天ダイジェストはこちら


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