| タイトルコール | 「連続ラジオドラマ、デビルBOX 〜悪魔の密約〜 その4」 |
| 語り | 「言葉は、あらゆるものを生み出す創造者である。
『はじめに言葉ありき、そして光あれと神は言った。闇から光りが生まれ、光から天地が分かれ、海が生まれ、生命が宿る……』
おわかりだろうか、神は言葉なのだ。そして、これはあなたの物語だ(キリン・ウイリアムスの手帳より)」 |
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| | BGM:荘厳で神秘的な音楽 |
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| サラ | 「大王さまぁ……」 |
| 大王 | 「ここにおる。なにか用か、サラ」 |
| サラ | 「ただいま12鉄騎団のデリ・バリーから報告がございました」 |
| 大王 | 「教皇の件か?」 |
| サラ | 「はい」 |
| 大王 | 「申せ」 |
| サラ | 「教皇の弟、ベンダーが悪魔にした海人と接触し、大王さまの意向を伝えたそうです」 |
| 大王 | 「そうか。あの者とデビルBOXを持つ女がともに挑めば、教皇の弟を倒せるやもしれん」 |
| サラ | 「しかし」 |
| 大王 | 「しかし、なんだ?」 |
| サラ | 「そのようなこと……もし教皇派閥を一掃したいのであれば、我が大王軍が攻めれば……」 |
| 大王 | 「バカな。そんなことをしてみろ。教皇派閥も黙ってはいまい。悪魔界を二分した大戦争になろう。そんなことになれば、天使界に攻め込むスキを与える。だから、全面的に教皇派閥とやりあうわけにはいかん。しかし……あの者たちが、教皇の弟を倒せば、教皇の力は半減。ははっ。かならず、わしに許しを乞うだろう」 |
| サラ | 「わかりました」 |
| 大王 | 「サラ」 |
| サラ | 「はい?」 |
| 大王 | 「あの者たちが悪魔界で動きやすいよう陰ながら手助けをせよ」 |
| サラ | 「はーい、そのように」 |
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| | SE:雷雨 |
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| 海人(独白) | 「迷っていた。まだ、迷っていた。いくら、おれが人間に戻るための戦いだっていっても、あかりを悪魔界に連れて行くのは、正直、とまどう。でも、あかりとデビルBOXが行かなきゃ、たぶん、デリ・バリーの言うとおり、教皇の弟は倒せないんだ。ど〜するアイフル♪」 |
| 鵜飼 | 「よう。悪魔」 |
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| | SE:いきなり停止 |
| | BGM:不安をかき立てるような音楽 |
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| 海人 | 「え? おれが見えるってこと? でも、あんた悪魔じゃない……」 |
| 鵜飼 | 「おれ、鵜飼。上級天使だ」 |
| 海人 | 「ええ?」 |
| 鵜飼 | 「そう構えるなって。おめえ、あかりって、女、知ってるよな?」 |
| 海人 | 「……」 |
| 鵜飼 | 「言いたくねーなら言わなくていい。でも、おれにはわかる。なにせ上級天使だからよ」 |
| 海人 | 「その上級天使がなんの用だよ。この人間界では、悪魔と天使は戦えないんだぞ。条約がある」 |
| 鵜飼 | 「まあな。でも、条約なんてものは、破るために結ぶようなもんじゃねーか」 |
| 海人 | 「なに言ってんだ、おまえ天使だろ」 |
| 鵜飼 | 「あれれぇ。悪魔のくせに、人間みてーなこと言うな。まさか天使が善で、悪魔が悪なーんてこと思ってねーよな。いいか、天使も悪魔も、そんなに違いはねーんだよ。まあ、種族が違うってことぐらいかなぁ。天使界は、人間界にあるデビルBOXを排除したい。おまえ、あかりって、女のデビルBOXを消滅させろ。そうすれば、おれたちは手出ししない……これは天使の情けだ」 |
| 海人 | 「ま、待て。時間が欲しい」 |
| 鵜飼 | 「時間はない。おまえがやらないのなら」 |
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| | BGM:終わり |
| | SE:ふたたび雷雨 |
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| 鵜飼 | 「おれがやるぞ」 |
| 海人 | 「わ、わかった」 |
| 鵜飼 | 「頼むぞ」 |
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| | SE:ピンポン、ピンポーン(呼び出し音) |
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| あかり | 「はーい」 |
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| | SE:カチャ、カチャ(ドアをあける音) |
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| あかり | 「いらっしゃい。海人(喜んでいる声で)」 |
| 海人 | 「いますぐ! 悪魔界に行くぞ!」 |
| あかり | 「でも、いま餃子作ってるんだよ(とまどっている)」 |
| 海人 | 「いいから、行こう! さあ、パスポートを開け」 |
| あかり | 「……うん(納得してないような感じで)」 |
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| | SE:雨音 |
| | BGM: |
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