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ICON デビルBOX 第32回 〜悪魔の密約〜その4
タイトルコール「連続ラジオドラマ、デビルBOX 〜悪魔の密約〜 その4」
語り「言葉は、あらゆるものを生み出す創造者である。

『はじめに言葉ありき、そして光あれと神は言った。闇から光りが生まれ、光から天地が分かれ、海が生まれ、生命が宿る……』

おわかりだろうか、神は言葉なのだ。そして、これはあなたの物語だ(キリン・ウイリアムスの手帳より)」
 
 BGM:荘厳で神秘的な音楽
 
サラ「大王さまぁ……」
大王「ここにおる。なにか用か、サラ」
サラ「ただいま12鉄騎団のデリ・バリーから報告がございました」
大王「教皇の件か?」
サラ「はい」
大王「申せ」
サラ「教皇の弟、ベンダーが悪魔にした海人と接触し、大王さまの意向を伝えたそうです」
大王「そうか。あの者とデビルBOXを持つ女がともに挑めば、教皇の弟を倒せるやもしれん」
サラ「しかし」
大王「しかし、なんだ?」
サラ「そのようなこと……もし教皇派閥を一掃したいのであれば、我が大王軍が攻めれば……」
大王「バカな。そんなことをしてみろ。教皇派閥も黙ってはいまい。悪魔界を二分した大戦争になろう。そんなことになれば、天使界に攻め込むスキを与える。だから、全面的に教皇派閥とやりあうわけにはいかん。しかし……あの者たちが、教皇の弟を倒せば、教皇の力は半減。ははっ。かならず、わしに許しを乞うだろう」
サラ「わかりました」
大王「サラ」
サラ「はい?」
大王「あの者たちが悪魔界で動きやすいよう陰ながら手助けをせよ」
サラ「はーい、そのように」
 
 SE:雷雨
 
海人(独白)「迷っていた。まだ、迷っていた。いくら、おれが人間に戻るための戦いだっていっても、あかりを悪魔界に連れて行くのは、正直、とまどう。でも、あかりとデビルBOXが行かなきゃ、たぶん、デリ・バリーの言うとおり、教皇の弟は倒せないんだ。ど〜するアイフル♪」
鵜飼「よう。悪魔」
 
 SE:いきなり停止
 BGM:不安をかき立てるような音楽
 
海人「え? おれが見えるってこと? でも、あんた悪魔じゃない……」
鵜飼「おれ、鵜飼。上級天使だ」
海人「ええ?」
鵜飼「そう構えるなって。おめえ、あかりって、女、知ってるよな?」
海人「……」
鵜飼「言いたくねーなら言わなくていい。でも、おれにはわかる。なにせ上級天使だからよ」
海人「その上級天使がなんの用だよ。この人間界では、悪魔と天使は戦えないんだぞ。条約がある」
鵜飼「まあな。でも、条約なんてものは、破るために結ぶようなもんじゃねーか」
海人「なに言ってんだ、おまえ天使だろ」
鵜飼「あれれぇ。悪魔のくせに、人間みてーなこと言うな。まさか天使が善で、悪魔が悪なーんてこと思ってねーよな。いいか、天使も悪魔も、そんなに違いはねーんだよ。まあ、種族が違うってことぐらいかなぁ。天使界は、人間界にあるデビルBOXを排除したい。おまえ、あかりって、女のデビルBOXを消滅させろ。そうすれば、おれたちは手出ししない……これは天使の情けだ」
海人「ま、待て。時間が欲しい」
鵜飼「時間はない。おまえがやらないのなら」
 
 BGM:終わり
 SE:ふたたび雷雨
 
鵜飼「おれがやるぞ」
海人「わ、わかった」
鵜飼「頼むぞ」
 
 SE:ピンポン、ピンポーン(呼び出し音)
 
あかり「はーい」
 
 SE:カチャ、カチャ(ドアをあける音)
 
あかり「いらっしゃい。海人(喜んでいる声で)」
海人「いますぐ! 悪魔界に行くぞ!」
あかり「でも、いま餃子作ってるんだよ(とまどっている)」
海人「いいから、行こう! さあ、パスポートを開け」
あかり「……うん(納得してないような感じで)」
 
 SE:雨音
 BGM:
 

●配役/タイトルコール、サラ、あかり:横山智佐/海人:山口勝平
/語り、大王、鵜飼:広井王子


●ドラマ終了後のトーク
 あかりが餃子を作っていたことから、「餃子は旨い」と横山さんと山口さんは口をそろえて言い、食べてからでも悪魔界へいくのは遅くはないと発言した。

 広井さんは、"あかりを殺すつもりの鵜飼が来るので悪魔界へ逃げるのだ"と解説した。山口さんは「餃子はあきらめた」と残念そうつぶやいた。

●出演はがき
◆デキチンさん(神奈川県)
「悪魔サラ」
 女性。悪魔界の大幹部。先の天使との戦いでは大軍隊を率いて戦った。悪魔の翼が傷ついているのは、そのときの傷だ。


 「格好いい!」と投稿は好評。横山さんが演じたサラも「かわいい」と言われ、ドラマの内容から、再登場する可能性大の様子。横山さんは、サラ役を「余裕のある感じにしてみました」とのこと。

●投稿はがき
◆海羅さん(東京都)
 「漆詩(うるし)」
 無性別で、正体不明の自称"傀儡師(くぐつし)"。小さな傀儡をつれている。あかりのことが好きで、海人のことを愛している。常に敬語で冷静に見えるが、意外と直情型である。なにかひとには言えない秘密があるらしい。


 山口さんは、投稿を気に入った様子。謎めいているところや、人物のネーミングがいいと投稿を褒めた。広井さんから「かぶれちゃうよ」と言われると、「注意しないと」とコメントした。

 最後に広井さんから、「新展開に向かいますから」と投稿の呼びかけがあった。


2005年11月12日放送マル天ダイジェストはこちら



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