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ICON デビルBOX 第31回 〜悪魔の密約〜その3
タイトルコール「連続ラジオドラマ、デビルBOX 〜悪魔の密約〜 その3」
語り「言葉は、あらゆるものを生み出す創造者である。

『はじめに言葉ありき、そして光あれと神は言った。闇から光りが生まれ、光から天地が分かれ、海が生まれ、生命が宿る……』

おわかりだろうか、神は言葉なのだ。そして、これはあなたの物語だ(キリン・ウイリアムスの手帳より)」
 
あかり(独白)「悪魔界は恋人の海人を事故死させて悪魔にした。あたしのところにデビルBOXが現れた。デビルBOXは悪魔と戦う道具。あたし、必ず海人を取り戻す!」
 
 SE:路上音
 BGM:不穏な音楽
 
海人「ふうっ、おいおい、しつこいねーー? また悪魔界12鉄騎団かよ……」
デリ・バリー(以下、バリー)「デリ・バリーだ」
海人「もうやめねーか。こんな戦いは無意味だろ」
バリー「おまはえは悪魔界の法を破り、人間にデビルBOXを渡した。だから罰を受ける。また、デビルBOXを持った人間も罰を受けなければならない」
海人「そんなこと誰が決めた?」
バリー「悪魔教皇ラベル様だ」
海人「んじゃあ、その人、あん、いやいや、あの、その、そのー教皇様に伝えて欲しい。デビルBOXを返すからさ。おれを人間界に戻してって。な?」
バリー「それは、出来ない相談だな」
海人「なぜ!?」
バリー「悪魔になった者は、人間には戻れない」
海人「あれ? そうぉ? え、ほんとに? おれの聞いた話と違うんだよな」
バリー「違わない」
海人「っ! おれを悪魔にした悪魔を倒せば、おれは人間に戻れるって聞いてる。だれ? おれを悪魔にしたヤツ」
バリー「……知らん」
海人「ああ、知ってる! その顔は知ってる。ぜーったい知ってる! 教えてくれ」
バリー「うっ、い、いやぁ、いやぁ……。ば、ばか、そこ握るな、は、は。……急所だ」
海人「ぅんっ!」
バリー「あ、あああ、痛い」
海人「へっへへへー。悪魔の急所がしっぽだって知ってるんだーー♪」
バリー「っあーーー、ぃやった、やめなさい、きみ。おれが知ってること教えるから」
海人「っんー。はい、話して」
バリー「あ、はぁ、……教皇の弟だ。きみを悪魔にしたのは」
海人「なんか、おれに恨みでもあったのか?」
バリー「だから、……きみも知ってるだろ。狙いはあかりだ。……きみは、あかりを瞬間的にかばって悪魔になったんだ」
海人「あかりをなぜ狙った?!」
バリー「教皇の弟ベンダーは、あかりを悪魔にして、妻にしようと」
海人「なんだとぉ?!」
バリー「んにゃ、だから痛いんだ、そこ握っちゃしっぽはダメだって……いたたたた」
海人「おまえも殺すーー!」
バリー「ぃゃ、まままま、待って! お、おれは提案があって来たんだ……停戦だ」
海人「ゆるさん!」
バリー「あっははは、そうじゃないって。おれたち12鉄騎団は悪魔大王デビアス様の配下だ。そのデビアス様が教皇派閥に苦戦しておられる。おまえが教皇の弟を倒す手伝いをしたい」
海人「はあ? 悪魔の派閥争いかぁ? はっ、それで12鉄騎団がおれを助けるって?!」
バリー「これを」
海人「なんだよ、これ?」
バリー「悪魔界へのパスポートだ」
海人「ばーか。そんなもんいらん。おれは悪魔だ。自由に出入りできる」
バリー「あかりのだ」
海人「……なんだと! あかりは悪魔界に連れて行かないぞ!」
バリー「教皇の弟を倒せるのは、あのデビルBOXだけだ。それも人間が使ったとき、デビルBOXは悪魔を倒す力を出せる。知ってるよなぁ?」
海人「あ、……だが、あかりは連れていけない!」
バリー「まあ、それはおまえの勝手だ。これは、渡しておく」
 
 SE:シャランラ音
 SE:路上音
 
海人「デリ・バリーは消えた。12鉄騎団の追撃が終わった。そして、おれの倒すべき相手がわかった。悪魔教皇の弟だ。だが、そのためには、あかりを悪魔界に連れて行かなくてはならない……ああ、どーしよう」
あかり「あたし行くよ」
海人「うわっ! うわ、なに、どうして? だっ、どっ、だぁーー! いまの話、聞いてた?」
あかり「うん。聞いてた。あたし行く。悪魔界に。それ、悪魔界へのパスポートね!」

●配役/タイトルコール、あかり:横山智佐/海人:山口勝平
/語り、デリ・バリー:広井王子


●ドラマ終了後のトーク
 広井さんは「いい引きだな」と満足気に言うと、山口さんは「物語が動きましたね」と驚いた様子。横山さんは、海人を悪魔にした犯人について「随分簡単に教えてもらっちゃったね」と苦笑した。

●出演はがき
◆山下山さん(東京都)
 「悪魔・デリ・バリー」
 伝言を運ぶ悪魔。

 キャラクター名とその設定を聞いて、山口さんは「わかり易い名前ですね」とコメント。

◆サマンサさん(岩手県)
 「悪魔教皇の弟ベンダー」
 凶暴な性格で、人間界のあかりをスキになって悪魔にしたいと願う。

 横山さんは「なるほど」と投稿に感心した様子。

●投稿はがき
◆yuukiさん
 「水墨の昇竜」
 時間を遡る事が出来るけど過去への一方通行、片道切符。

 横山さんは、「(現在に)帰ってこられないのは嫌だなぁ」とコメント。

 広井さんは、「(過去から)もう1回やりなおすの。その時に、自分の経験値を持ち込めるかどうかだよね」と投稿の内容について展開していった。

 そうすれば、失敗した処がやり直せると言う山口さんだが、広井さんはやり直した処で未来が変わるので、どの道予測不可能だと話した。横山さんは、予測不可能でもやり直したい事はたくさんあるのだそうだ。

 山口さんが「やっぱり、ある程度先もわかった上で過去を変えられるといいな」と笑って言うと、広井さんと横山さんのふたりに「ぜいたく!」と突っ込まれた。

 山口さんは、指摘される事がわかっていたようで「そだねぇ〜」と残念そうに答えた。

 

2005年11月5日放送マル天ダイジェストはこちら



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