| タイトルコール | 「連続ラジオドラマ、デビルBOX 〜さよならの向こう側に〜 その4」 |
| 語り | 「言葉は、あらゆるものを生み出す創造者である。
『はじめに言葉ありき、そして光あれと神は言った。闇から光が生まれ、光から天地が分かれ、海が生まれ、生命が宿る……』
おわかりだろうか、神は言葉なのだ。そして、これはあなたの物語だ(キリン・ウイリアムスの手帳より)」 |
| 海人(独白) | 「なんだって、この戦いに、天使が出てくるんだ?! これは……オレとあかりの戦いだ。悪魔になっちまったオレと、デビルBOXを持ってしまったあかりの……悪魔とのバトルなんだ。……天使なんか関係ないんだ!」 |
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| | BGM:妖しい音楽 |
| | SE:足音が響く |
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| ラデア | 「これはこれは、悪魔界の司法長官たる、アスモデウス様……」 |
| アスモデウス(以下アスモ) | 「ラデアよ」 |
| ラデア | 「はぁい」 |
| アスモ | 「地上に放たれたデビルBOXが、お前たち12鉄騎団を次々に打ち破っておるようだな……」 |
| ラデア | 「あっ、はい。申し訳ございません……。人間の使うデビルBOXが、あのように手強いものとは、思ってもいませんでした」 |
| アスモ | 「数百年に1度……、デビルBOXを使うことの出来る人間が現れる。理由はわからぬ。……だが、その出現を、見のがせば、我らが悪魔界が危機に見舞われる……。だから覚醒する前に、消し去れ!」 |
| ラデア | 「……はい」 |
| アスモ | 「必ず、仕留めよ」 |
| デアス | 「はい!」 |
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| | BGM:急に終わる |
| | SE:バスが高速で走っている音(ときどきタイヤの軋む音もまざる) |
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| 車掌 | 「次は……悪魔界……くそっ! ……曲がり角1丁目」 |
| 海人 | 「ああっ、降りまーす」 |
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| | SE:バスの通過音 |
| | SE:急ブレーキのあとバスのドアが開き、クラクションを鳴らして発車 |
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| 海人(独白) | 「おれは悪魔界定期バスを降りた……。そこには、ぽつんと1軒の居酒屋があった……」 |
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| | SE:ドアを開ける |
| | SE:居酒屋の喧喚 |
| | SE:海人の足音 |
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| 主人 | 「いらっしゃい……」 |
| 海人 | 「あ、えーと……、あぁ! 悪魔ソーダ下さい」 |
| 主人 | 「……悪魔ソーダね」 |
| 海人 | 「あの、ここに……ジュエリー・ハミングって悪魔来てませんか?」 |
| 主人 | 「はい、悪魔ソーダ」 |
| 海人 | 「あ、ぁ、どーも。……あ、あの、それで、ジュエリー……」 |
| ジュエリー | 「あ、あのう、なにかご用ですか?」 |
| 海人 | 「え、あ、あの……あなたが、ジュエリー・ハミング?」 |
| ジュエリー | 「あ、はい、……そうです」 |
| 海人(独白) | 「すっげーかわいい! あかりと違うかわいさ……。うん、なんていうのかな、男の本能をくすぐるっていうのか……」 |
| 海人 | 「あ、あの、……オレ、"海人"って言います」 |
| ジュエリー | 「うふっ、知っています……」 |
| 海人 | 「え? 知ってるんだ?! あはは、はは、は。オレって結構有名なんだ」 |
| ジュエリー | 「はい」 |
| 海人 | 「あははは……なーんだ、あ、そーなの?」 |
| ジュエリー | 「悪魔界の裏社会から、暗殺指令が出ていますから」 |
| 海人 | 「あははは……、あー、あーー……そーだよね。ずいぶん襲われたもの」 |
| ジュエリー | 「あら、暗殺指令は、あなたではなく、あなたの恋人に出ているのです」 |
| 海人 | 「あかりに?!」 |
| ジュエリー | 「はい。暗殺指令には
『つなしあかり。人間。バカな悪魔・海人の人間時代の恋人』
と書かれてありました。……おふたりの顔写真入りで」 |
| 海人 | 「あったまきた!」 |
| ジュエリー | 「で、わたしになにか?」 |
| 海人 | 「あ……、ペド・ギスからの紹介状だ」 |
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| | SE:紙を渡す |
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| 海人 | 「オレに魔界鉄騎団と戦える力をくれ! あんたならそれが出来ると言われた」 |
| ジュエリー | 「……いいんですか?」 |
| 海人 | 「ああ! 欲しい!」 |
| ジュエリー | 「わたしも……あなたが……!」 |
| 海人(独白) | 「なんてこった……オレ、熱くなってる! そしてジュエリーを抱きしめていた……もう、どうにも止まらない!!」 |