Top 見る・読む 参加する ご案内
ICON デビルBOX 第17回 〜さよならの向こう側に〜その2
タイトルコール「連続ラジオドラマ、デビルBOX 〜さよならの向こう側に〜 その2」
語り「言葉は、あらゆるものを生み出す創造者である。

『はじめに言葉ありき、そして光あれと神は言った。闇から光が生まれ、光から天地が分かれ、海が生まれ、生命が宿る……』

おわかりだろうか、神は言葉なのだ。そして、これはあなたの物語だ(キリン・ウイリアムスの手帳より)」
あかり(独白)「海人が消えた。あれから2週間……、海人の姿は見えない。ああ、どうしよう。海人……あたしをずっと守るって言ったのに……」
  
 SE:街の雑踏
 SE:電車の通り過ぎる音
  
あかり「なんだろう? 街の色が薄い……。そう思ったとき、声が聞こえた」
アンジェリカ「こんにちは」
アンジェリオ「こんにちは」
あかり「あ……、こんにちは。あ、あの、誰?」
アンジェリオ「ぼくたち天使なんだ。ぼくアンジェリオ」
アンジェリカ「あたしはアンジェリカ」
あかり「天使って。え〜、あの羽根のある……あの天使?」
アンジェリカ「そうそう。ほらほら、背中に羽根があるでしょう?」
あかり「わ、偽物じゃないの? どれ!」
アンジェリカ「あーーーっ! 痛い痛い痛い!」
アンジェリオ「ダメ! ひっぱっちゃ! 天使の羽根はデリケートなんだから」
あかり「あの、ごめんなさぁ〜い。あ……で、なに? 天使がなんで現れたりするわけ? あたしは別に、アーメンじゃないし……」
アンジェリオ「信仰に関係ないの。今度のことは、天使界でも大問題なんだ」
あかり「今度のこと……って?」
  
 スタジオが静かになる
  
西原「……デビルBOXを使って……」
横山「なんだって〜?」
アンジェリカ「デビルBOXよ! デビルBOXを使って、悪魔界12鉄騎団と戦いの火ぶたを切ったってことだよ。これは、すごく重要なことなんだよ。古くは8900年前にさかのぼるんだけど……」
あかり「さかのぼりすぎだよ!」
アンジェリオ「まあ、聞け」
あかり「はい」
アンジェリオ「続けて、アンジェリカ」
  
 BGM:緊張した雰囲気
  
アンジェリカ「はい……。天使界と悪魔界は大戦争をしたの。そして、天使界は敗北し、その代償として人間界を悪魔に割譲(かつじょう)してしまったの……」
あかり「悪魔に、人間界を割譲した?」
アンジェリオ「昔は、人間界は天使のものだったんだ。だから人間は魂になると、みんな天国へ行ったんだ」
アンジェリカ「でも、今は悪魔が人間界を握っているの。人間の魂のほとんどは、地獄に送られてるんだよ……。それだけじゃなくって、生きてるうちに悪魔が乗り移ったりもしているの」
アンジェリオ「それまで地上は楽園だった……。でも、悪魔が地上での権利を獲得してからは、人間の欲望が底なしになってしまったんだ」
あかり「歴史的背景はわかったよ。……説明ありがとう」
アンジェリカ「どーいたしまして」
あかり「で、あたしの前に登場した目的はなに?」
アンジェリオ「きみが、悪魔と戦う手助けに来たんだ」
アンジェリカ「正確に言うと、海人を助ける手助けかな」
あかり「ええっ! 海人助けられるの? どーすればいいの!?」
アンジェリオ「ああ、つかまないで! 羽根はダメ! んんーーっ!」
あかり「言って! どーすればいいの!?」
アンジェリカ「ああ〜ほら、これこれ! 悪魔の使った、飛天の衣を打ち破るアイテムをあげるから! アンジェリオの羽根を離してーー!」
あかり「こ、これは……」
アンジェリカ「天使のリングだよ」
あかり「どう使うの?」
アンジェリオ「それを。こーして、こーやる。で、こーして、こーやって、こうね」
あかり「あー。そうなんだ〜」
アンジェリオ「では、健闘を祈る」
アンジェリカ「がんばってね、さくら! ……じゃなかった、あはは。あかり」
あかり「……誰だ、さくらって〜。……ん、まあいいや。そっか、これが天使のリングかぁ。これを、こーして、こーやる。んで、こーして、こーやって、こーやる。……ああああっ!」
  
 BGM:明るい曲調
  
あかり「すごい、世界が輝いてる……。ああ、なんだ、光ってる人と、ああ、光のない人がいる。もしかしたら、光のない人っていうのは、寿命のない人なんじゃない? ……そうか、これで海人が見えるのか。飛天の衣に隠された、海人が……!」
海人「あかりーーーーーっ!!」

●配役/あかり、タイトルコール:横山智佐/海人:山口勝平/語り:広井王子
アンジェリオ:伊倉一恵/アンジェリカ:西原久美子


●ドラマ終了後のトーク
 今回は海人の出番がほとんどない展開をみせた。セリフが最後にひとことしかなかった海人は、いまはどうなっているかわからない状態になった。

 伊倉さんと西原さんが演じたアンジェリオとアンジェリカは、横山さんと山口さんに可愛いと好評だった。特に横山さんは「チルチルとミチルみたいだった〜」と嬉しそうにコメント。広井さんは「この天使やりにまた来て」と伊倉さんと西原さんを誘った。

 ドラマ中にあった"間"は、西原さんがアンジェリオのセリフだと勘違いしていたのが理由だったらしい。「アンジェリカだった〜」と反省する西原さんに、伊倉さんは「全員(西原さんを)見てたよ」と厳しいツッコミを入れた。

●出演はがき
◆きた八さん(東京都)
 「天使アンジェリカとアンジェリオ。天使界のメッセンジャー。人間に大事なメッセージを伝える。子供のようで大人のようで」


 「子供のようで大人のようで」というフレーズが気に入ったのか、横山さんは「男のようで女のようで」と話した。山口さんは「それ(田中)真弓さんだー、みたいな」とボケ、スタジオ中が爆笑。「真弓さん、小さいようで大きいんだから」と話す広井さんに、山口さんは「で、大きいようで実は小さいんですよね」と見事なコメント返しをした。

◆弓矢法師さん(埼玉県)
 「悪魔界と天使界が昔戦った。その戦場が人間界である」


 山口さんは「迷惑だなー」とコメント。「ケンカは外でやってくれ」と言い、横山さんも頷いた。


2005年7月30日放送マル天ダイジェストはこちら



前へ ラジオドラマTOPへ戻る 次へ
PageTopへサイトマップへ
著作権についての考え方