| タイトルコール | 「連続ラジオドラマ、デビルBOX 〜夜明けの黒蝶(くろちょう)〜 その8」 |
| 語り | 「言葉は、あらゆるものを生み出す創造者である。
『はじめに言葉ありき、そして光あれと神は言った。闇から光りが生まれ、光から天地がわかれ、海が生まれ、生命が宿る……』
おわかりだろうか、神は言葉なのだ。そして、これはあなたの物語だ(キリン・ウイリアムスの手帳より) 」 |
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| あかり(独白) | 「夜の新宿が、ぼーっと光っている。都会は眠らないのだろうか。アドレナリンの分泌が多いのか。それとも、みんな微熱が続いているからだろうか。……子供ころ、死んだ人間の魂の行き場所を、ぼんやり考えていた。死んだパパのお骨を抱きかかえながら、ママが 『帰ってきて、あなた』と叫んでいた。パパはきっと、ママの声を聞いているって、あのとき思った。きっと、パパは天国に行かないだろうなって……きっと、ママのそばにずっといることになるだろうなって……」 |
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| | SE:雑踏の音 |
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| 海人 | 「なんだよぉ?! ……さっきから、あとつけてきがって。…… 俺が見えるってことは、おめえ……悪魔だな?」 |
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| | BGM:高音の不安を誘うような曲 |
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| プラテス | 「消すべきか、消さざるべきか、それが問題だ……あ、失礼、独り言です。わたしは悪魔界12鉄騎団のひとり、悩めるプラテス」 |
| 海人 | 「けっ! 一生悩んでな! ……俺には関係ないからねぇ〜。じゃ」 |
| プラテス | 「待ちたまえ」 |
| 海人 | 「なぁンだよ?! めんどーな野郎だなぁーー!」 |
| プラテス | 「君は、やはりあのブライトを守護する者だ。だとすれば、悪魔界の敵なのだ……その存在自体、悪魔界は受け入れがたいのだ。……だから消えてもらうしかないのだよ」 |
| 海人 | 「しつもーーん! 悪魔が消えたらー、どこ行くのぉ?」 |
| プラテス | 「"無"だよ。……存在しないのだ」 |
| 海人 | 「はぁ、それはイヤだな。俺は、あかりを守るって約束したんだ。男がいったん約束したことは、なにがんでも守らなくちゃ。ね、わかる?」 |
| プラテス | 「だとしても、わたしは、お前を消す……」 |
| あかり(独白) | 「ガード下の暗がりに、海人が、その男と向き合っていた……。男は背が高く、ロン毛で、あたしの嫌いなタイプだった。そいつが、いきなり手を挙げた。その手から青白い光が放たれた。光はまるで、性悪な蛇のように海人のからだに巻き付いた……!」 |
| 海人 | 「あっ、うわぁぁぁ!! か、 からだがっ……くっ! 自由がきかない!!」 |
| プラテス | 「魂を消滅させる、プラズマ放電! ……おまえが生き続ける意味はない。消えろ!」 |
| あかり(独白) | 「あたしはデビルBOXを投げた。転がって出た数字は……」 |
| あかり | 「6!」 |
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| | SE:ピロロロン♪(転がる音) |
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| ブリリアント | 「ダイス6番目のデビル。ぼくが漆黒のブリリアント。ダイスマスターの忠実なるしもべ!」 |
| あかり | 「助けて! ブリリアント! あの悪魔を倒して!」 |
| ブリリアント | 「了解しました、マスター。では、まず、最初に命令のキスを……」 |
| あかり | 「……ええぇぇえっ?!」 |
| ブリリアント | 「キスです! マスターの為に命をかけるナイトには、キスをするものです!」 |
| あかり | 「ちょと、へ、へ、そ、そうなの?」 |
| ブリリアント | 「そうです。さあ……」 |
| あかり | 「あ、はーー。は、はい……では……んーー(ちゅ)」 |
| ブリリアント | 「高速バスターラブエナジぃーーーっ!」 |
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| | SE:燃えるような勢いの風 |
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| あかり(独白) | 「早い……ブリリアントは高速の風となって突き進んだ……そして」 |
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| | SE:爆発音 |
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| プラテス | 「邪魔するな!! なにやつ?!」 |
| ブリリアント | 「漆黒のブリリアント! デビルBOXの6番!」 |
| プラテス | 「なにぃ?! デビルBOXの悪魔か……おのれ、これをくらえ!」 |
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| | SE:放電音 |
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| ブリリアント | 「フッ、そんな攻撃、ぼくには効かない! 闇の風よ、いま我が声を聞け! 悪は悪に、黒は黒に、我が指さす者を消し去れ!」 |
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| | SE:轟音 |
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| プラテス | 「うおぉぉぉおおぉぉぉ!」 |
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| | SE:風がおさまる |
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| ブリリアント | 「マスター、またお会いしましょう。……では、ごきげんよう」 |
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| | SE:雑踏の音 |
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| 海人 | 「うわっ……ぉお、ああ、驚いた……ちっ、油断しちゃったぜーー、まったく」 |
| あかり | 「海人ぉーーーっ!」 |
| 海人 | 「あ、あかり……助けてくれたんだな。ありがとう!」 |
| あかり | 「デビルBOXのおかげだよ」 |
| 海人 | 「ふっ。あかり、……これ」 |
| あかり | 「なぁに? これ」 |
| 海人 | 「ん? ……誕生日プレゼント」 |
| あかり | 「うわー、ありがとう!(んーーちゅっ!) 」 |