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ICON デビルBOX 第15回 〜夜明けの黒蝶〜その8
タイトルコール「連続ラジオドラマ、デビルBOX 〜夜明けの黒蝶(くろちょう)〜 その8」
語り「言葉は、あらゆるものを生み出す創造者である。

 『はじめに言葉ありき、そして光あれと神は言った。闇から光りが生まれ、光から天地がわかれ、海が生まれ、生命が宿る……』

 おわかりだろうか、神は言葉なのだ。そして、これはあなたの物語だ(キリン・ウイリアムスの手帳より) 」
 
あかり(独白)「夜の新宿が、ぼーっと光っている。都会は眠らないのだろうか。アドレナリンの分泌が多いのか。それとも、みんな微熱が続いているからだろうか。……子供ころ、死んだ人間の魂の行き場所を、ぼんやり考えていた。死んだパパのお骨を抱きかかえながら、ママが 『帰ってきて、あなた』と叫んでいた。パパはきっと、ママの声を聞いているって、あのとき思った。きっと、パパは天国に行かないだろうなって……きっと、ママのそばにずっといることになるだろうなって……」
 
 SE:雑踏の音
 
海人「なんだよぉ?! ……さっきから、あとつけてきがって。…… 俺が見えるってことは、おめえ……悪魔だな?」
 
 BGM:高音の不安を誘うような曲
 
プラテス「消すべきか、消さざるべきか、それが問題だ……あ、失礼、独り言です。わたしは悪魔界12鉄騎団のひとり、悩めるプラテス」
海人「けっ! 一生悩んでな! ……俺には関係ないからねぇ〜。じゃ」
プラテス「待ちたまえ」
海人「なぁンだよ?! めんどーな野郎だなぁーー!」
プラテス「君は、やはりあのブライトを守護する者だ。だとすれば、悪魔界の敵なのだ……その存在自体、悪魔界は受け入れがたいのだ。……だから消えてもらうしかないのだよ」
海人「しつもーーん! 悪魔が消えたらー、どこ行くのぉ?」
プラテス「"無"だよ。……存在しないのだ」
海人「はぁ、それはイヤだな。俺は、あかりを守るって約束したんだ。男がいったん約束したことは、なにがんでも守らなくちゃ。ね、わかる?」
プラテス「だとしても、わたしは、お前を消す……」
あかり(独白)「ガード下の暗がりに、海人が、その男と向き合っていた……。男は背が高く、ロン毛で、あたしの嫌いなタイプだった。そいつが、いきなり手を挙げた。その手から青白い光が放たれた。光はまるで、性悪な蛇のように海人のからだに巻き付いた……!」
海人「あっ、うわぁぁぁ!! か、 からだがっ……くっ! 自由がきかない!!」
プラテス「魂を消滅させる、プラズマ放電! ……おまえが生き続ける意味はない。消えろ!」
あかり(独白)「あたしはデビルBOXを投げた。転がって出た数字は……」
あかり「6!」
 
 SE:ピロロロン♪(転がる音)
 
ブリリアント「ダイス6番目のデビル。ぼくが漆黒のブリリアント。ダイスマスターの忠実なるしもべ!」
あかり「助けて! ブリリアント! あの悪魔を倒して!」
ブリリアント「了解しました、マスター。では、まず、最初に命令のキスを……」
あかり「……ええぇぇえっ?!」
ブリリアント「キスです! マスターの為に命をかけるナイトには、キスをするものです!」
あかり「ちょと、へ、へ、そ、そうなの?」
ブリリアント「そうです。さあ……」
あかり「あ、はーー。は、はい……では……んーー(ちゅ)」
ブリリアント「高速バスターラブエナジぃーーーっ!」
 
 SE:燃えるような勢いの風
 
あかり(独白)「早い……ブリリアントは高速の風となって突き進んだ……そして」
 
 SE:爆発音
 
プラテス「邪魔するな!! なにやつ?!」
ブリリアント「漆黒のブリリアント! デビルBOXの6番!」
プラテス「なにぃ?! デビルBOXの悪魔か……おのれ、これをくらえ!」
 
 SE:放電音
 
ブリリアント「フッ、そんな攻撃、ぼくには効かない! 闇の風よ、いま我が声を聞け! 悪は悪に、黒は黒に、我が指さす者を消し去れ!」
 
 SE:轟音
 
プラテス「うおぉぉぉおおぉぉぉ!」
 
 SE:風がおさまる
 
ブリリアント「マスター、またお会いしましょう。……では、ごきげんよう」
 
 SE:雑踏の音
 
海人「うわっ……ぉお、ああ、驚いた……ちっ、油断しちゃったぜーー、まったく」
あかり「海人ぉーーーっ!」
海人「あ、あかり……助けてくれたんだな。ありがとう!」
あかり「デビルBOXのおかげだよ」
海人「ふっ。あかり、……これ」
あかり「なぁに? これ」
海人「ん? ……誕生日プレゼント」
あかり「うわー、ありがとう!(んーーちゅっ!) 」

●配役/あかり、タイトルコール:横山智佐/海人:山口勝平
/語り、プラテス:広井王子/ブリリアント:皆川純子


●ドラマ終了後のトーク
 ドラマが終り、皆川さんの演じたブリリアントがカッコイイと話題騒然となった。山口さんは、皆川さんのセリフを真似て演じてみせてから、「カッコイイ」を連発した。横山さんが「(カッコイイ役を)やりたいだろー?」と茶化すと、山口さんは「やりてーー」と言ってから、自分の演じる役は今まで締まらない役ばかりだったと不満を語った。

 横山さんは、召還悪魔にキスをするというシチュエーションが気に入ったらしく「キスはいいね!」と嬉しそうに言った。

●出演はがき
◆抹茶爺(まっちゃじい)さん(東京都)
 「プラテス」
 12鉄騎団のひとり。哲学する悪魔。この世の真理について考えている。独り言が多い。
◆消しゴムみどりさん(埼玉県)
 「漆黒のブリリアント」
 ダイス6番。忠実なるあかりのしもべとなって働く者。
◆ゆっきーさん(神奈川県)
 デビルBOXを持つ者を通称「ダイスマスター」と呼ぶ。

 横山さんにドラマについて訊ねられると、皆川さんはまずドラマが連続モノである事を確認し、今までのあらすじを教えてもらった。

皆川「今まで、(デビルBOXの)1、2、3、4、5は、誰が演ったんですか?」
広井「色んな人がやったんです」
横山「んん、私たち、あの、グルグル回してました。3人で(笑)」
皆川「あはははははははは(笑)」

 広井さんが、デビルBOXの悪魔を初めてゲストが演じたと話すと、皆川さんは驚いた様子。

 横山さんは「なんか、(ゲストが入ってくれて)ありがたかった」と感想を話した。


2005年7月16日放送マル天ダイジェストはこちら



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