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ICON デビルBOX 第10回 〜夜明けの黒蝶(くろちょう)〜その3
タイトルコール「連続ラジオドラマ、デビルBOX〜夜明けの黒蝶(くろちょう)〜その3」
語り「言葉は、あらゆるものを生み出す創造者である。

 『はじめに言葉ありき、そして光あれと神は言った。闇から光が生まれ、光から天地が分かれ、海が生まれ、生命が宿る……』

 おわかりだろうか、神は言葉なのだ。そして、これはあなたの物語なのだ(キリン・ウイリアムスの手帳より)」
  
あかり(独白)「海人の言うことには、"悪魔"と"死神"は別のものらしい。だから、普通に人が死んじゃうのは"死神"の仕事で、"悪魔"はタッチしてないんだって……」
  
海人(独白) 「そう。悪魔が人間を死なせるのは特別な場合だ。それは、悪魔界に危機が及ぶ時。そう判断された時に、悪魔は人間を死なせる……」
  
 SE:車の通る音
  
あかり 「ねえ、悪魔界の危機って?」
海人  「うん、それはよくわかんないんだぁ……俺、ほら悪魔になったばっかりの新米だからさ……悪魔界の事情に詳しく無くって……」
あかり 「でも、それがわからないと……海人を人間にしても、あたしはずっと悪魔に狙われ続けるって事じゃない?」
海人  「えっ? あ、そっかぁ!」
あかり 「ねっ!」
海人  「たぶん、そーだ」
あかり 「いや、たぶんじゃなくて、絶対そーだよ。あたしが狙われたのは、あたしが悪魔界にとって、なんかやばいわけでしょ?」
海人  「そーゆーことだよ、そーだよ! ああ、今まで気がつかなかった。あっ、気づかなかった(言い直して)」
あかり 「えぇっ?(笑)」
海人  「ああ! あかりの身代わりになっても、相手は、あかりを狙い続けるってことだ!」
あかり 「じゃあ……守ってよ、海人」
海人  「わかった! 守ってやる。絶対守ってやるともっ!」
  
 SE:爆発音
 BGM:怪しい感じの音楽
  
グスタス「わーふぁふぁふぁ……ふぁっ。お笑いグソ(草)だぁ〜! なーんとも美しいアイ・ジョージ(愛情だ)!」
海人  「悪魔だなぁー」
グスタス「お前みたいな新米悪魔に呼び捨てにされる覚えはないっ! 消えろっ!」
  
 SE:爆発音
  
海人  「うわぁぁっ!」
あかり 「やめてっ! あなたの相手はあたしでしょっ!」
グスタス「あー、そうだったね〜。あんた、いい度胸だ。褒めてあげよう。だけどあんた、ここで死にな……」
  
あかり(独白)「なんだろう、あたし、目がおかしいのか……相手がスローモーションのように見える……」
  
グスタス「死ぬ前に教えてやろう……我が名は、グスタス。"悪魔界12鉄騎団"のひとり……」
  
あかり(独白)「あたしは、慌ててデビルBOXを投げた……出た数字は、2」
  
 SE:ピロピロリン(登場した音)
  
ダブリー&だぶりー「こんにちわぁー! わたしたち、双子の悪魔、ダブリーです!(ふたり同時にダブって発声。以下、同じ)」
  
あかり(独白)「かわいい悪魔だった……すごく、可愛い。ただ……裸に見える。いいんだろうか、これって……」
  
ダブリー&だぶりー「はいっ、いま頭に描いたものはなにっ?」
  
あかり(独白)「あたし、その時、早くこの子たちの体を 何かで隠さなくちゃって思った。早く何かを履かせなくちゃって……それで頭に描いたのは……」
  
あかり 「キャミソールとスカート!」
  
あかり(独白)「あぁ……最悪なことを思い描いちゃった……」
  
ダブリー&だぶりー「はいっ! では、キャミソールとスカート投げて下さい! 取り消しは出来ません! あんたの、キャミソールとスカートです!」
  
あかり(独白)「仕方なかった……思い描いちゃったんだもん……あたし、脱いで、それ投げた」
  
ダブリー&だぶりー「頂きま〜す!」
あかり 「それ履いて!」
ダブリー&だぶりー「は〜い」
  
あかり(独白)「ふたりは、仲良く、スカートとキャミソール履いた……ああ、良かった。とりあえず、隠すべきものは隠した……って、あたしはどーすんのよーーーーっ!」
  
グスタス「はーはっはっはっおぇおぇおぇおぇ。あはははははっはっはっ。あっ、なかなか、面白いものを見せてもらったわっ! では、今度はこっちから。我が火炎魔力を見なさいっ! ファイアーブリザーーード!」
  
 SE:火炎の音
  
ダブリー&だぶりー「シールド魔力、岩鉄ゲーーート!」
  
 SE:鉄の扉の閉まる音
  
グスタス「なっ、あっ、やっ、なにー、なんなのーっ! あぁーっ、あん。我が魔力を、封じる、とは……」
ダブリー&だぶりー「消滅呪文! ゴンディアス、バニーエ、チェーエスレス!」
  
 SE:爆発音
  
グスタス「ふんにょわぁーーー! って、体が消えゆく……」
  
 BGM:音楽が小さくなる
 SE:車の通る音
  
あかり(独白)「あたしがしゃがんでいると、海人がズボンを貸してくれた……」
  
あかり 「むこう向いてて!」
海人  「えっ、ああ」
あかり 「はい。いいよ……あっはははははは」
海人  「いや、何がおかしいんだよ?」
あかり 「へへっ、海人のパンツ、それって、"スラムダンク"じゃん」
海人  「……好きだったんだもん」
あかり 「なんか、海人らしい……さっ、行こう!」
海人  「えっ、ああぁ、待てよ、おい! おい、ま、待てって! おれパンツで町中歩くのかよ!」
あかり 「ばーか! あんた見えないんでしょ! 悪魔なんだから……」
海人  「えっ、ああ、そっか……うん。俺のズボン……えっ? あれ、あかり以外に見えてんのかな……ま、いいか、あかりが見えてれば……」
あかり 「海人、早く〜!」
  
 BGM
  

●配役/あかり、ダブリー、だぶりー、タイトルコール:横山智佐
/海人:山口勝平/グスタス、語り:広井王子


●ドラマ終了後のトーク
 今回ダブリーとだぶりーを同時に演じた横山さんは、収録の際、同じセリフを2回繰り返したらしく「機械でやってもらったら良かったの?」と感想を述べた。

●出演はがき
◆スライダーひかるさん(東京都)
 「悪魔、グスタス」
 おかまキャラ。自信家で鼻持ちがならないイヤなやつ。火系の魔法を使う。

 横山さんは「弱かったね」と感想を述べた。

 横山さんの感想を受け、広井さんは「(『デビルBOX』に)出てくる悪魔は弱いんだよね」と補足説明。しかし、横山さんから「でも、ほら結構何時間も戦ったこともありましたよ」と指摘を受け前言撤回。

広井「ああ! あるあるあるある」
山口「すごい戦った。すごい戦ったよ、うん」
広井「すごい戦ったというセリフが入ってたね。うーん、そうだった」
横山「便利だねぇ、セリフって(笑)」

◆鞍馬の小天狗さん(京都府)
 「悪魔ダブリー」
 双子の悪魔。性別おんな。子供のようだが、大人。半獣のからだ。角と牙がある。可愛い。おっそろしく強い。だたし、なぜか、涙に弱い。

 横山さんは「可愛らしいじゃない」、「乙女チック」とコメント。山口さんは裸という設定を聞いて人間的な裸を想像したようだが、半獣と聞いて「半獣なんですね」とガッカリした様子。

 そして、話題はどの部分が半獣かという話に。

 横山さんは「前半分か後ろ半分(のどちらか)が獣」と意見を出した。山口さんは「上半分が獣だと(下が人間だから)恥ずかしいよね」と嬉しそうにコメント。広井さんは、双子だから片方が上半身が獣、もう片方は下半身が獣と、相互に獣部分が違うと分析した。

 男性ふたりが趣味丸出しで真剣に考えている様子を見た横山さんは、「どうでもいいよ。どうせ見えないんだから」とあきれた。横山さんの意見対して、山口さんと広井さんは「どの辺が人間かが問題だよ!」と力強く反論。横山さんは、「じゃあ、好きなように絵を描いてごらん」とさらにあきれた。

●投稿はがき
◆羊 羽太さん(東京都)
 「スピリットアーム」
 本来、天使には人や悪魔を傷つける力はなく、不必要に人間を傷つけることを禁止されている。この「人間保護法」を破った悪魔や天使には、特殊な武器「スピリットアーム」で攻撃する。スピリットアームは人間の魂で造られているため数は少なく、造るのにも上級天使の許可が必要である。

 横山さんは、「来ましたね、天使。悪魔といえば天使」と嬉しそうにコメント。そして、未だにドラマに天使らしい人物が出ていない理由を広井さんに尋ねた。

 広井さんは、「まだ悪魔("悪魔界12鉄騎団")との戦いがあるから」と答え、そのあとに天使との戦いが待っていることを示唆した。

 横山さんがリスナーに投稿を呼びかけた際、広井さんは「絵描いてくれてもいいです、ダブリーの」と続け、先ほど話題に出た悪魔ダブリーの姿を投稿するようリスナーを促した。


2005年6月11日放送マル天ダイジェストはこちら




  アイ・ジョージ
 1933年9月27日生まれ、本名石松譲冶。歌手で俳優。『硝子のジョニー』で、1961年のレコード大賞歌唱賞を受賞した。

『スラムダンク』
 『バカボンド』で有名な井上雄彦の原作で、週刊少年ジャンプに連載された超人気バスケットボールマンガ。1993年10月から1996年3月にはテレビアニメ化され、大人気を博した。
 
 


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