| タイトルコール | 「連続ラジオドラマ、デビルBOX 〜呪われし箱〜 その4」 |
| 語り | 「言葉は、あらゆるものを生み出す創造者である。
『はじめに言葉ありき、そして光あれと神は言った。闇から光が生まれ、光から天地が分かれ、海が生まれ、生命が宿る……』
おわかりだろうか、神は言葉なのだ。そして、これはあなたの物語なのだ(キリン・ウイリアムスの手帳より)」 |
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| | SE:雷鳴 |
| | SE:雨の音 |
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| あかり(独白) | 「急に空が曇った。雨が降ってきた……でも、不思議。……あたし濡れてないの……全然、濡れてない」 |
| 海人 | 「あかりーーー!(遠くの方から)」 |
| あかり(独白) | 「海人が、遠くで呼んでる……なんで、あんなに、叫んでるんだろう?」 |
| 海人 | 「っ、あかり! 気をつけろ! あいつが狙ってるんだ!」 |
| あかり | 「あいつ? あいつって誰?」 |
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| | SE:大鎌が振り下ろされる音、風斬り音 |
| | SE:鉄が砕かれる音 |
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| あかり(独白) | 「あたし、体が勝手に動いてる。今、すごく高くジャンプしてる」 |
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| | SE:爆発音 |
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| 海人 | 「くっ、やめろ! あかりは関係ないだろ!」 |
| コンフェッツオ | 「我が名は、コンフェッツオ。告白者である」 |
| 海人 | 「はっ、悪魔界サラマンダー鉄騎団か……」 |
| コンフェッツオ | 「そうだ。12鉄騎団のひとり」 |
| 海人 | 「はっはっ(息を切らして)、……なぜ、鉄騎団が出るんだ?! 関係ないだろ!」 |
| コンフェッツオ | 「仮に鼠が象を生んだり、カボチャの苗からスイカが出来るようなことがあれば、仮に1匹の蚊がすべての海の水を吸い、ライン川がケルンからシュトラスブルグに流れることがあれば、そのとき悪魔界は、天使の軍門に下り、煉獄の扉を開けなければならん。……デビルBOXは封じなければならないのだ」 |
| 海人 | 「あのデビルBOXは俺のもんだ。そして、今は、あかりが所有者だ。それは誰も裁くことは出来ない」 |
| コンフェッツオ | 「だから、抹殺する」 |
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| | SE:風斬り音、破壊者 |
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| 海人 | 「うわーーーーっ!」 |
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| | SE:ころがる音 |
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| 海人 | 「あ、あかりーーーーー! デビルBOXを投げろ!!」 |
| あかり(独白) | 「まただ……また、あたしはデビルBOXを投げなくちゃならかった」 |
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| | SE:デビルBOXが空を飛ぶ音 |
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| あかり(独白) | 「デビルBOXは空を飛び、転がって止まった数字は5」 |
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| | SE:キラキラ音 |
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| バツヌス | 「こんにちは。俺バツヌス。デビルBOXの5番です。あの、今いちばん気になっている事、頭に描いて! はい、すぐに! はい、どーぞ!」 |
| あかり(独白) | 「そう言われて、思わずあたし、ブラを頭に描いた。……だって、肩ヒモなしブラがなんだかズレてる感じがしてたから……」 |
| バツヌス | 「はい、ではブラはずして! はい、すぐに!」 |
| あかり(独白) | 「あたし、まるで魔法にでもかかったように、急いでブラをはずした……。そんなこと、普段なら絶対にしない! 絶対に! でも……はずしちやったんだぁ」 |
| バツヌス | 「投げてぇ〜♪」 |
| あかり | 「はい!(放り投げる感じ)」 |
| バツヌス | 「うっひょひょひょーー! ブラ! これBカップだぁ〜! でーは、このバツヌスさまが、あなたの庇護者となって戦いましょう! ご主人様! おりゃあああーーーーっ!!」 |
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| | SE:大爆発音 |
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| 海人 | 「コンフェッツオとバツヌスの戦いは死闘だった。何時間、戦ったんだろう。……不思議なことに、バツヌスの痛みは、そのまま俺の痛みになっている……いて! いててて! おい! こらーーーっ! どーいうことだ!」 |
| あかり(独白) | 「不思議だった。目の前で戦う、あたしの庇護者バツヌスの疲労感がわかった……このままじゃ、バツヌスが負ける、と、思ったとき、あたしは、奇妙な行動に出た」 |
| あかり | 「バツヌスーー!」 |
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| | BGM:明るい感じのオーケストラ曲 |
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| あかり(独白) | 「そう叫びながら、あたしは、シャツの前をはだけた……。当然、ブラはさっきバツヌスにあげてしまっていた。なんで、そんな行動に出たのか、わけがわからない。ただ、こうすれば、元気になってくれるんじゃないかと、そう感じた。そう、感じたんだ……」 |
| バツヌス | 「バツヌス! ご主人様の愛、いま感じましたぁぁぁーーーっ」 |
| あかり(独白) | 「疲れ、ふにゃんこになっていたバツヌスが、猛々しく、そそり立った! そして、コンフェッツオにからみつくと、爆発して、消えていった。自爆なのか?!」 |
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| | SE:遠ざかる雷鳴 |
| | SE:雨の音 |
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| あかり | 「海人……」 |
| 海人 | 「大丈夫か、あかり」 |
| あかり | 「あたし、濡れてる……」 |
| 海人 | 「ん? ああ……、雨降ってるからな」 |
| あかり | 「うん」 |
| 海人 | 「ほ、ほら、シャツのボタン、しめなくちゃ」 |
| あかり(独白) | 「海人はやさしく、あたしのシャツのボタンを閉じてくれた。あたしは、その指先を見つめながら雨に濡れていた。雨に……」 |