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ICON 3月17日放送
あと3回! マル天年代記〜マルチな企画を掘り起こせ!〜
収録前の打ち合わせ
▲収録前の打ち合わせ
●オープニングコント

SE:チョンッ(拍子木)


横山 「花形丸五郎一座!」



BGM:


横山 「こんばんは。ふかい時間のニュースです。ドラマ、アニメと、『のだめカンタービレ』人気が続いていますが、ある指揮者がクラシックの新たな可能性に挑んでいます」


山口 「えー、カンタービレというのは、"歌うように"という意味ですよね。 そうした演奏記号を恋人たちの会話に取り込もうと?」
広井 「はい。たとえば、フォルテは強く! クレッシェンドはだんだん強く! フォルティッシモはとても強くですね!! やってみましょう」


横山 「ああ、そこ、フォルテ! クレッシェンド! フォルティッシモ!!」


山口 「なるほど。"ッシモ!!"。"ッシモ!!"がいいですね」
広井 「これであなたも恋の指揮者になれる。やってみますか?」
山口 「お願いします」
広井 「アダージョ!」
山口 「あ〜あ、ドルチェ!」
広井 「そこがエスプレッシーヴォ!」
山口 「あ、ゴルゴンゾーラ。もっとモッツァレラ」
広井 「マスカルポーネ!」
広井・山口 「アルデンテ〜!」


横山 「いい加減にせんべい……ふかい時間のニュースでした」


●オープニングトーク
 3月は引越シーズン。ということで、今回は引越が話題に。

 広井さんが「思い出あります?」と話を振ると、横山さんは新しい場所に行くのが好きだったので、賃貸契約の更新をしないで、2年ごとで転々としていたと答えた。

 広井さんが「思い出の品物は出てきますか?」と聞くと、横山さんは「いやー、別に」と答え、整理をきちんとしているので、引越の時につくった段ボールを開けていないということはないそうだ。

 広井さんの場合は、部屋の整理の時に、引越の際つくった荷物を開封したら、創刊4号から雑誌『POPEYE』が見つかり、思わず懐かしがってしまったとか。

 横山さんと山口さんはそれを聞き、読まないとしても絶対保存しておいた方がいいと強調した。

 ここで、横山さんが最終回まであと3回で「スタジオからは今夜が最後です」と言うと、広井さんは感慨深い様子。山口さんはお気に入りのマイクカバーを「なんとか持って帰らなきゃ」と奮起した。

●今夜のおたけび
◆TERUさん(東京都)
やっぱりこうなってほしいのでお願いします。


横山 「"最終回は、公録観覧希望者全員を招待してーっ!"」
広井 「えっ、どういうこと?」
山口 「あちゃー」
横山 「外れちゃったのかな? 抽選はずれちゃった」
広井 「ちゅうせんなんだ、これ?」
横山 「はずれちゃった、はずれちゃった」
山口 「抽選だよ(フェードアウト)」


スタジオ光景 その1 スタジオ光景 その2
スタジオ光景 その3
▲スタジオ光景 その1
●マル天年代記
広井 「いつまでもあると思うな。漢字力とマル天! 1994年10月にスタートしたマルチ天国。最終回まで残り3回。スタジオからは今日が最後。あと2回といっても、まとめて録っちゃうので、あと1回」
一同 「(笑)」
横山 「正直者! よろしい」


 今回のテーマは、「マル天発のマルチな企画を掘り起こせ!」。

 「いっぱいやったよ」と広井さんは思い起こした。広井さんと横山さんによれば、新聞の発行XBANDデジタルラジオ、新しくはデビルBOXの携帯電話向けゲーム化などをやったとのこと。

 広井さんは、「マル天のマル天ってさ。マルチ天国だったんだから」と言い、"マルチ"という言葉が死語になった時点で、番組生命は終わっていたと語った。

 山口さんは、「早い内にコラボ天国とか替えるべきだった」と言うと、広井さんは「そうそうそうそう」と同意。

 広井さんは、番組開始当初インターネットが珍しく、携帯電話を自分しかもってなかったと発言。そして、数年前までは、携帯電話でカタカナでしかメールが打てなかったと指摘した。一同、昔を思い起こしてひと盛り上がり。

 ここで、リスナーからのリクエストである『マイティドラゴンレディ』のお宝音源が流れた。

お宝音源:ドラゴンテイル第41回『マイティドラゴンレディ』


 リクエストにあった『マイティドラゴンレディ』は人気が出て、たくさんはがきが来て何度も繰り返し、ドラマで演じられることになったとのこと。

 山口さんが「本当アニメにしたかったよね」と言うと、広井さんも横山さんも口々に賛成した。

 広井さんが言うには、ドラゴンテイルでは『走れ辰吉』シリーズも人気となったとのこと。

 横山さんが、「マル天には、たくさんのゲストの方もお越しいただいた」と切り出すと、広井さんは「ゲストも来た!」と同意。横山さんはさらに、ゲストに声優さんがたくさん出演した特番があったこと、その特番の生放送でリスナーから来たFAXやパソコン通信などで送られてきたキャラクターや設定を元に、広井さんがその場で原稿を書くという企画を行ったことを紹介した。これを聞いた山口さんは、感心した様子。

広井 「そうですよ。昔はロール紙ですからね」
山口 「うん」
広井 「ただ、だーっとロールが流れてくるんですよ、ロールが。それをこういう風に巻紙みたいに、どのキャラクター使おうって、あっこれこれってマル付けて、その場でうぉーって書いて」
山口 「えーーーっ、すげ」


 そういう形で書いた書いた原稿を、横山さんたち出演者がコピーしたばかりの台本としてその場で演じるという過酷なものであったらしい。

 広井さんによれば、番組内で4回ドラマが放送されたが、最初の1回目を除き、1回の原稿にかけられる時間は25分間というものであったようだ。

 当の広井さんは「もうイヤだ」、「作家の命を縮めます」と言ったそうだ。

◆お宝音源:『広井王子のマルチ天国ワンダーランド』より


横山 「(フェードイン)私が少年!」
太田秀明アナ(以下、太田) 「横山智佐さんが少年」
千葉 「私がですね」
太田 「千葉繁さんが」
千葉 「桜花です、桜花。はい」
三木眞一郎(以下、三木) 「その他諸々」
一同 「(笑)」
広井 「ちゃう、ちゃう、ちゃう。コクラン」
矢尾一樹(以下、矢尾) 「コクラン、俺、矢尾です」
広井 「カマホール」
三木 「カマホール僕です、三木です」
広井 「そして!」
野上ゆかな(以下、ゆかな) 「女王が野上で、ミュウミュウも野上です」
小森まなみ(以下、小森) 「ブラパン妖精が小森ですぅ〜」
矢尾 「そして、広井王子さんは?」
広井 「俺、頭だけです」
太田 「それではお届けしましょう。どこまでお届けできるか? 参ります。火星物語最終章」



BGM:『凪』(宗次郎)


ナレーション 「Once upon a memory. Lost tomorrow men.」
広井 「遙か遠い昔、ドキドキするなぁ〜」
横山 「早く早く!」
広井 「人々の忘れてしまった物語……」
横山 「空想連続ドラマ『火星物語ロマンシア』外伝。なし崩しにその4 最終話」


少年(独白) 「桜花がものすごい風を放った。ローマ風呂がぶわ〜と吹き飛んだ。僕は女王様を守った」
桜花 「私は、おまえたちの黒いパンツが嫌いなんだ」
女王 「それは偏見よ」
少年 「そうだ! 君も黒パンをはけばわかる! このたおやかな、優しい幸せが」
桜花 「ぐっく、その優しい言葉。ま、負けた……」
少年 「ひとを傷つけるより、理解することだよ。これ1枚余っているからあげるよぉ」
桜花 「えっ? 本当にいいのかしら?」
少年 「はくんだ」
桜花 「あ、あ、ありがとう」
コクラン 「おいおい、なんてことだ。消えろよ、桜花」
桜花 「お疲れ様でしたーっ!」
少年 「お疲れ様。あーっ、何すんだよ」
コクラン 「こんなことだろうと思ったよ。さーて、さっさとあんたらを消しちゃおうかなぁ……。あーっ、僕の名前はコクランね。俺ってね強いんだってばさ、ふふふふ。さーて、技だ」
野上 「ふふふ(笑)」
コクラン 「激烈! 真っ黒、黒、黒、黒い闇!」
少年 「うぁーーーっ!」
少年(独白) 「黒い闇が僕を包む」
少年 「く、く、苦しい……」
女王 「トロ、ねぇ、トロ。大丈夫よ、安心なさい」



BGM:


少年(独白) 「そのとき、女王が僕の手を握った。暖かい手だった。その手が黒パン帝国のすべてを見せてくれた。僕は……女王さまとひとつになった。……僕の身体に、いっぱいの女に……えっ? 女のひとのぬくもりがあった」
ミュウミュウ 「私、ミュウミュウです。私、一肌脱ぎますね」
少年 「あぁ、ああああ」
カマホール 「私は保護天使。あなたをくるくる太陽ちゃんで包みますね」
少年 「うっ、ううううう」
ブラパン妖精 「私はブラパン妖精。うふ〜ん。さぁ、イメクラしましょう」
少年 「え〜、イメクラ〜(興奮気味に)」
ブラパン妖精 「あ、ふ〜ん。何考えているの。イメージクライミング。わかった?」
少年 「イメージクライミング?」
ブラパン妖精 「そうそう、あのね。イメージを高めて、高めて、高めて! あなたのひと皮むいて大人にすること」
少年 「ひと皮……」
ブラパン妖精 「うん〜」
少年 「むく……」
ブラパン妖精 「そう、ほらぁ、だんだん、だんだん暖かくなるぅ」
少年 「ふー、ふー、ほんとだぁ! 心がとろける。あぁあ、気持ちがいいやぁ……」
女王 「ねぇ、ブラパン帝国は気持ちいいことしましょう帝国なの。でもね。あの黒いアショカの連中が邪魔をするの」


少年(独白) 「女王さまの声がした」


少年 「あぁ! 僕の中に風が吹いた! 風だ!」



SE:風が巻き起こる音


コクラン 「うーるさいヤツだなぁ、も〜う。まーだ、うなされてやがる。えーっ、死ねーっ! グリグリ」
少年(独白) 「僕は無意識に風の名を唱えた」
少年 「風よ、僕を守る風よ、火星の風よ! さぁ、この黒い物を吹き飛ばせ! 必殺の風、マシンガ!」



SE:風が強くなる

BGM:コミカルな曲


少年(独白) 「風が空気の牙となってコクランに襲いかかった」


コクラン 「ぐ、ぎゃーーーーーーーーーーっ! ご無体なぁ〜〜(熱演)」
女性陣 「(笑)」
千葉 「時間ねぇんだからよ、おい」
少年 「僕は風を吹かせた。そして、黒パン帝国に平和を取り戻した(フェードアウト)」


 当時の様子を思い出した横山さんによれば、このドラマが時間内に終了できず、生放送のため途中で切れてしまったとのこと。しかしながら、続けて収録をしていたので、マル天の放送で切れてしまった部分を流したとのこと。

広井 「まさに『ラヂオの時間』ですよ」
山口 「ねぇ、なんか。そういうのも、おもしろかったですね。もちろん広井さん大変だったけど」
広井 「『ラヂオの時間』、明らかに、あの放送を聞いて三谷幸喜が創ったんですよ」
横山 「明らかかなぁ?」


 横山さんは鼻で笑った。さらに、広井さんは、途中で終わってしまったドラマが気になって、『ラヂオの時間』で渡辺謙さんが演じるトラック運転手がごとく、「放送を聞いたタクシー運転手が文化放送まで来ていたと思います」とまで言い切った。

横山 「あーあ、放送しきれなかった……」
一同 「(笑)」
広井 「お疲れ様でした〜(拍手)」
一同 「お疲れさまでしたぁ(拍手)」


スタジオ光景 その4 スタジオ光景 その5
▲スタジオ光景 その2
お宝音源:ムラムラ世界傑作劇場『フルーツポンチの恋』2002年5月25日放送


スタジオ光景 その6
▲スタジオ光景 その3
●『デビルBOX』第100回

●エンディング
◆ネコミコシさん(埼玉県)
高校のとき深夜何となく聞いている内に、"この番組なんだろう? おもしろいな"と気になり始め、ずっと聞いていました。ここ何年か聞いてなかったのですが、急に気になってホームページを見たところ、番組終了とのこと。非常に残念に思っています。『マルチ天国』から、『マルチ天丼』になるとき、いい意味で裏切られたのを思い出しました。
豊口さんの卒業の時の感動のフィナーレは忘れられません。本当に楽しい番組ありがとうございました。


◆ダインのキッドさん以下多数。
公開(録音)のハガキが当たりました。ありがとうございます。当日が楽しみです。うきうき。


 公開録音まで、今回の放送であと3日。参加できないひとは放送を聞いてください、と呼びかけた。

 ここで、広井さんは、「出待ちはしてくださってけっこうです。最後ですから」と出待ちをよびかけ、夜7時に開始するイベントが2時間ぐらいで終わると終了時間を予告。さらに、出待ちで「1000人ぐらいいてくれると事件になると思います」と妄想した。

 この妄想に、横山さんと山口さんは苦笑。

 広井さんは「祭りってそういうもんなんだよ。最後じゃん!」といい、「1000人ぐらい、花束もらいたいよ、俺は」と希望した。これに対して、横山さんは、「書き割りで用意させていただきます」と切り返した。

 エンディングアナウンス

広井 「はい、ということで! みなさん長い間ありがとうございました。広井王子でした」
横山 「横山智佐と」
山口 「山口勝平でした」
横山 「じゃぁ、またね」
横山・山口 「ばいばーい」
広井 「ばいばいーい」


スタジオ光景 その7 スタジオ光景 その8 スタジオ光景 その9
▲収録終了後にくつろぐ3人

  【コント中の用語】
フォルテ、クレッシェンド、フォルティッシモはコント中の解説通り。アダージョとは「ゆるやかに」という意味の音楽用語。ドルチェは、イタリア語で甘いもの全般を指し示すが、演奏記号のドルチェは「甘美に」を意味する。エスプレッシーヴォは、イタリア語で,「表情ゆたかに」とか「気持ちをこめて」という意味である。
が、ゴルゴンゾーラ、モッツァレラ、マスカルポーネはともにチーズの名称であり、アルデンテに至ってはパスタのゆであがり状態の目安とされる表現であり、音楽記号ではない。

【『POPEYE』】
1976年6月に、当時の平凡出版(現在のマガジンハウス)より発刊された、男性ファンション・カルチャー雑誌。

【新聞の発行】
マル天のコント、天国スポーツに合わせて創られた新聞。東京ゲームショウなどで配布された。

【XBAND】
SEGA SATURNで通信対戦ができるシステム

【デジタルラジオ】
BSQR(文化放送)『広井王子アワー 孝宏・麻理のウナ玉』のこと。

【『広井王子のマルチ天国ワンダーランド』】
1996年3月30日に行われた特別番組。放送中の言及通り、生放送で台本をその場で執筆しつつ、番組やラジオドラマを進行するという企画が行われた。

【『ラヂオの時間』】
三谷幸喜が脚本・監督した映画。ラジオ局が舞台で、ラジオドラマ生放送中の舞台裏をコミカルに描いていった作品。

 
 

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