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ICON 2月10日放送 あと8回! でも今回は『いとしの儚』スペシャル 前編
●オープニングコント
 SE:チョンッ(拍子木)
  
横山「花形丸五郎一座!」
  
 BGM
  
横山「こんばんは。ふかい時間のニュースです。2011年、消える地上アナログ放送。その裏側で驚くべき放送が始まろうとしています。それが、"地下アナログ放送"です。山口さん?」
山口「はい〜。えー、今、私、都内某所のビルの地下室にいます〜。ここで、"地下アナログ放送"が見られると言うんです。あのぅ、さっそく入ってみます〜。
 えー、お邪魔します〜……う、うわあっ、なっ、ものすごく狭い地下室です! えー、そこにたくさんの男性が集まり何かを見つめてます! ……えっ、わかりましたっ! 14型の小さなブラウン管テレビです〜」
広井「さあ、みなさん、今夜も"地下アナログ"放送のお時間です。テレビの、電源を入れますよ」
山口「あっ、つけました。一体、何が写し出されるんでしょうか〜?」
広井「あな」
山口「えーーー!」
広井「あな」
山口「えーーー、これが"地下あなログ放送"ですか?(笑いながら) えっ、そん(な)、えー、そんなとこまで、うわっ、あっ、うわっ、あっ、あんな、あんなとこまでーーー!」
広井「あな」
  
横山「やはり、デジタル化が急がれますね。……ふかい時間のニュースでした」

●オープニングトーク
 広井さんは「アナログ放送、本当に終わるんだね」と話を振った。

 横山さんは、100万円出したプラズマテレビが使えなくなると心配したが、広井さんと山口さんからアナログテレビ用の外部チューナーが出るはずだと聞き、ホッとした様子。

横山「いつ出んの?」
山口「うーん、(デジタル放送が)始まったら出るんじゃないの?」
広井「もう売ってるんじゃないの? もう売ってるよ」
横山「えぇ〜〜、知らないだけぇ〜〜?(泣きそうな声で)」
広井「大丈夫、大丈夫。それ付ければ大丈夫。泣かないの」
横山「まあ、いいよ! 2011年まで生きているかわからないもん!!(子供っぽい感じ)」
広井「わかるよぉー!」

 広井さんによると、デジタル放送は墨田区押上に建てられた新しい東京タワーで放送され、港区芝公園にある現在の東京タワーはラジオ専門になるとのこと。

 山口さんは、「あっ、(現東京タワーは)なくなったりはしないんだ!」と話し、日本のシンボルが残ることを喜んだ。

 なおも話が続きそうな様子だったが、今週はゲストも出演するということで横山さんが次のコーナーに進めた。

●今夜のおたけび
◆絡繰道士(からくりどうし)さん(栃木県)
 皆さんは恵方巻きを食べましたか? ストレス解消のいい口実に、おいしくいただいたのでこの一言です」

広井「食べないよ、そんなの!」
横山「"ごちそうさまでしたーー!"」
横山「シンプルですね」
広井「あっ、シンプルですね」

●ゲストコーナー
 広井さんは、最終回まで今週をのぞき残り7回と紹介し、先週に引き続きマル天年代記をスタートしようとした。

ゲストの茅野イサムさん
▲ゲストの茅野イサムさん
 しかし、横山さんは「(振り返りたい)かなぁ〜と思ったんだけど、新しい事が大好きだから、新しい『いとしの儚』の作品のお話をする」と宣言し、ゲストのふたりを紹介した。

 まずは、『いとしの儚』の演出家である茅野イサムさんを紹介。

 茅野さんは、「どうも」と渋くあいさつした。

ゲストの山中崇史さん
▲ゲストの山中崇史さん
 次に、『いとしの儚』の鈴次郎役である山中崇史さんを紹介。

 山中さんは、茅野さんとはうってかわって「イェーーーイ! 山中崇史でーーーす!!」とハイテンションであいさつしたので、一同ビックリ。

 横山さんは「そんなキャラだった!?」と驚いて、「なんか無理してる感じだよ」と笑った。

 今回のゲスト、出演者ともに『いとしの儚』の関係者が揃った形となった。

◆横山さんとゲストふたりの関係

 横山さんは、いっしょに(声優として)20年以上仕事をしている山口さんとは、意外にも舞台では『いとしの儚』がはじめての共演になるとのこと。逆に、茅野さんと山中さんとはすでに舞台で共演している関係だそうだ。

 茅野さんと横山さんとの共演は、茅野さんが役者時代に出演した『朗読劇 きらら浮き世伝』。その時に、茅野さんが横山さん(の役者の才能)に惚れ込み、茅野さんの初演出作品であった『そらにさからうもの』で、横山さんにヒロインとして出演してもらったそうだ。

 その舞台で横山さんの相手役だったのが、今回も共演する山中さんだったとか。

◆広井さんとゲストふたりのつながり

ゲストふたりとの出会いについて語る広井さん
▲ゲストふたりとの出会いについて語る広井さん
 広井さんと茅野さんとの出会いは、2000年に劇団扉座で上演された舞台『いとしの儚』。

 広井さんは、その舞台でヤクザを演じた茅野さんを見て良いなと思い、『サクラ大戦歌謡ショウ』(以下、『歌謡ショウ』)に出演して欲しいと交渉したそうだ。

 しかし、いろいろな都合で出演が叶わないうちに茅野さんが役者をやめてしまったので、演出家としてお招きすることになったとか。

 茅野さんが『歌謡ショウ』を演出する関係で、山中さんも『歌謡ショウ』に出演することになったが、それもすべて『いとしの儚』で出会ったのが最初のキッカケだと、茅野さんは語った。

◆終演後のロビーで大泣き事件

ロビーで大泣きしたときのことを語る横山さん
▲ロビーで大泣きしたときのことを語る横山さん
 横山さんは、2000年にはじめて『いとしの儚』の舞台を観たとき、あまりの感動に終演後のロビーで大泣きしたらしい。

 それまで横山さんを知らなかった茅野さんは、その時はじめて横山さんを見て「誰だ、このゲロ泣きしているお姉さんは?」と思ったとか。

横山「いゃあー、私だって何か観に行ってあんなに泣くことはないですよ! ロビーであんなに泣いたのははじめて。だ(から)、はじめてだったもんだから、トイレで泣きゃあよかったんですよね。考えてみたら、こっそりね。あんななんか、"泣いてますよ"みたいなことしなくてもよかったんですけど。どぉーしていいかわかんなかった、だって泣き始めちゃったんだもん! みたいな感じ」
山口「あららら。それはいい"サクラ"だ!」
広井「ねぇ〜」
山中「そのおかげで、お客さんいっぱいねぇ(来てくれて)。ねぇ、そのあともお客さん伸びてねぇ?」
茅野「伸びましたよぉ〜」
横山「いや、それはでも良い作品だったから……」
広井「まあね」
横山「私だって、広井さんに"絶対観た方が良い!"って言って」
広井「そう、それから僕、観に行ったんですよ」

 初演でも鈴次郎役を演じた山中さんを含めて、こうして広井さん、横山さん、茅野さん、山中さんの4人が、2000年初演の『いとしの儚』の舞台をキッカケに出会ったわけである。

◆広井さんと山口さんの出会い

 広井さんと山口さんは、広井さんのゲームデビュー作である『天外魔境』で出会ったそうだ。当時、まだまだ声優業界はゲームに理解がなく、大御所といわれる声優さんたちはなかなか出演をOKしてくれなかったとか。

 そんな中、デビュー1〜2年目でまだ新人だった山口さんは、とても楽しんで演じてくれたと広井さんは当時を振り返った。

 『天外魔境』以降も、ふたりはいっしょに仕事をする機会が何度もあり、「いつか舞台やろうね」と約束したそうだ。広井さんは、出会って約19年、やっと今回の『いとしの儚』でその約束が実現すると語った。

◆チームワーク

 横山さんは、稽古前の現在のチームワークについて「とても良い」と説明。しかし、広井さんは「稽古が始まるとチームワークが悪くなるかもしれません」と話し、笑いを誘った。

◆役柄について(鈴次郎)

 山中さんが演じるのは、主役の"件 鈴次郎(くだんすずじろう)"。子供の頃からずっと博打しかやってこなかった、天涯孤独の博打打ちの男で、台本に"人でなし"というセリフが出てくるくらい"人でなし"だそうだ。

 山中さんは、こんなに悪い男を演じることができるか、また博打をまったくやらない自分が博打打ちを演じていいのか、という点を演技のポイントにあげた。

◆役者について(山中崇史)

 横山さんは、2000年に劇団扉座で『いとしの儚』を上演した際の山中さんについて、茅野さんに質問した。

 茅野さんは、それまでピエロのような笑わせる役が多かった山中さんが、はじめてついた渋いシリアスな役だと述べた。

 ちなみに、茅野さんの役は、山中さん演じる"鈴次郎"のライバルの"ゾロ政"役で、鈴次郎に昔博打で負けたためいつかやり返したいと思っている博徒だったそうだ。茅野さんは、山中さんとがっぷり四つに組んで芝居したのははじめてだったと、その当時を振り返った。

◆演出するにあたり思っていること

 横山さんは、演出家の茅野さんに、演出するにあたり思っていることを聞いた。

 茅野さんは、まず第1に脚本が素晴らしいので、あまり何かをしようと思わずに役者の力を引き出し、余計なことをせず脚本に忠実にやれば自然と良い芝居ができると、『いとしの儚』に太鼓判を押した。

 また、キャスティングについては、すごくおもしろい役者が揃ったので、台本どおりにやっていけば絶対面白くなると語った。

◆山口さんと『いとしの儚』

 広井さんは、山口さんに『いとしの儚』の感想を聞いた。

『いとしの儚』について語る山口さん
▲『いとしの儚』について語る山口さん
 青鬼役の山口さんは、今日出演している5人の中で、唯一『いとしの儚』の舞台を観ていなかったらしい。

 しかし、広井さんから「これやんない?」と今回の台本を渡された翌朝には、「やりたいやりたい!」と広井さんに電話をかけてお願いしたそうだ。

 山口さんは、返事を急いだ理由を「すっごい良い話だったもん」と説明した。

横山「そっ、みんなそうだったよね。読んだ人はみんな出たいって……」
茅野「台本お渡ししたらね、観たことない人みんな"出たい!"って……」
広井「それぐらい良いホン(脚本)ですからね」
山口「ねぇー! だから、やっぱ自分も、今回すごい楽しみなんですよ。ものすごいドキドキしているし。やっぱ、僕もどっちかというとあんまりそんなにいっぱい、客演客演っていろいろやる方じゃなかったんで。あのぉ、やっぱ他のっていうか、(劇団の)外の人たちと組んで芝居をするっていうと極度に緊張するんですよね。でも、やっぱりなんか、だんだんそういうのが楽しくなってきてるから、今回もすごい楽しみですよね。山中さんともそうだし、あと井之上さん……やっぱ井之上さんとこう、まっ、あのこうちょっとペア的なね」
横山「そうね。赤(鬼)と青(鬼)だからね」

 山口さんは、茅野さんの演出も楽しみだと語った。実は、山口さんと茅野さんは昔オムニバスで別々ではあったが同じ芝居に出演したことがあるそうだ。その時、「ものすごい身体を使って芝居をしている茅野さんを観て、凄いなこの人」と山口さんは感心したんだとか。

 山口さんは、役者時代のすごい茅野さんを知っている分、「(茅野さんが)演出っていう時に、やっぱいちばん緊張しているかもしんないんですよ、僕」と今の正直な心境を語った。

◆不思議な縁

 山口さんと茅野さんが芝居で共演したことがあると知らなかった広井さんは、山口さんの話を聞いて「いっしょにやってんの!?」と驚いた。そして、「なんか縁で繋がってんだね。どっかね。そうやって集まるもんだね。おもしろいなぁ〜と思う、その辺はね。でも、やっぱ今回これをやるべくしてみんな集まった」と、それぞれの不思議な縁について感心した。

 話も長くなり今週だけでは話は尽きないということで、来週も引き続き『いとしの儚』の特集をすることになった。

 最後に、横山さんから『いとしの儚』の詳細告知がされた。

●『デビルBOX』第95回

●エンディング
 エンディング早々、あいさつのタイミングを逃した広井さんは、「ボウッとしてました」とリスナーに謝った。

 横山さんから『さよならマル天 公開録音』のお知らせがあった。(応募はすでに締め切られています)

 エンディングアナウンス
広井「ではこれにて。お相手は広井王子と」
横山「横山智佐と」
山口「山口勝平でした」
横山「じゃあまたね」
3人 「バイバ〜イ!」

本日の収録風景
▲本日の収録風景

  消える地上アナログ放送
 政府は現在、2011年までに全国の世帯が受信できることを目標に、地上デジタルテレビジョンを整備している。そのため、現在放送されている地上アナログテレビジョン放送は、2011年7月24日をもって全国一斉に終了(停波)する予定となっている。

恵方巻き
 節分に食べる太巻きの事。商売繁盛、無病息災、願い事が叶う、その年必ず幸運が訪れる、厄落とし等の意味を持つ。もともとは大阪が起源だったが、1989年にセブンイレブンで全国販売されて以来、全国に展開した。

『いとしの儚』
 2007年3月24日〜29日に新国立劇場小劇場で上演される舞台。脚本:横内謙介、演出:茅野イサム。
 2000年に劇団扉座で上演されたことがあり、今回広井さんが立ち上げる遊座の旗揚げ公演の演目になった。

『朗読劇 きらら浮き世伝』
 劇団扉座第5回リーディング公演の演目で、2000年12月7日〜8日に原宿デヴィエスで上演された。

『そらにさからうもの』
 劇団扉座第26回公演の演目で、2002年4月20日〜21日に厚木市文化会館小ホール、2002年4月24日〜5月3日に新宿紀伊国屋ホールで上演された。

山中さんも『歌謡ショウ』に出演することになった
 山中さんは、『サクラ大戦帝国歌劇団・花組 第3回スーパー歌謡ショウ 新西遊記』で、山田警部役で出演した。なお、翌年の『新春歌謡ショウ 笑え! 花組』では、同役で千秋楽公演のみ飛び入り参加した。

サクラ
 ここでは「客寄せ」という意味で使われている。

『天外魔境』
 1989年に発売された『天外魔境 ZIRIA』のこと。ジパングと呼ばれる架空の日本を舞台に、和の雰囲気をふんだんに盛り込んだ世界観を持つ本格派RPGで、広井さんの名前を一躍有名にした作品。

井之上さん
 俳優の井之上隆志さんのこと。『いとしの儚』では赤鬼役を演じる。
 
 

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