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ICON 第90回 龍のいた風景
「世界はカオスに包まれている。そして「語り部」によって、その歴史を刻む」
 
さゆり 「きのう、夢を見ました。青い月影に照らされたおおきな湖の湖面に、美しい姿をした龍はたたずんでいるのです。その龍はあたしを見つめながら、悲しいほほえみを浮かべ、それから湖の底に消えてゆきました」
BGM:
SE:雑踏の音
理佳子 「あれ? さゆり!? さゆりじゃないの〜。ひさしぶり!」
さゆり 「ああ、理佳子」
理佳子 「ねえ、お勤め?」
さゆり 「うん」
理佳子 「このあたり?」
さゆり 「うん、あの、そこの大学病院」
理佳子 「え? 理佳子、お医者さま?」
さゆり 「うん。まだインターンよ」
理佳子 「すごいねー。あたしなんか、ただのOLだもんね〜。あ、ねえねえ、今度ごはん食べようよ」
さゆり 「うん、いいよ」
理佳子 「じゃ、これ名刺。電話して」
さゆり 「うん」
理佳子 「絶対電話してね!」
さゆり 「うん」
SE:雑踏の音、消える
孝夫 「その後、どう? 」
さゆり 「ええ……」
孝夫 「夢の中から、戻れるようになった? 」
さゆり 「ときどき……でも」
孝夫 「でも?」
さゆり 「孝夫さんのことを想うと、夢が消えるの 」
孝夫 「そう 」
BGM:
理佳子 「おまたせ〜っ。なによ、急に。あ、コーヒーください。え〜っ、なあに? 話って」
さゆり 「あのね、結婚……しようかなって思って」
理佳子 「人間と?」
さゆり 「うん」
理佳子 「そりゃ、苦労するよ? なんせあたしたちはさ、龍神の末裔じゃん。子供を産んだら、父親は食い殺さなきゃならないんだよ? 人間のオスには、そんな覚悟はないんだから。辛いと思うよ」
さゆり 「でも、あの人を愛しているの」
理佳子 「愛か……難しいね」
BGM:浜崎あゆみ『LOVE Destiny』
さゆり 「孝夫さん……」
孝夫 「なに?」
さゆり 「あなたを、食い殺してもいい?」
孝夫 「え? あははは……いいよ。君に食い殺されるんなら、ぼくは本望だね」
さゆり 「……うれしい」
BGM、大きくなっていく

●配役/さゆり:豊口めぐみ/理佳子:横山智佐/孝夫:山口勝平
/タイトルコール:横山智佐


●ドラマ終了後のトーク
●出演はがき
◆ゆきなりさん(埼玉県)
龍の娘が人間と結婚をする悲劇
◆まりあっち345さん(長野県)
龍は人間を食って繁殖する
 広井さんが「君に食い殺されたい」と言って本当に食べられたら怖いよね、という話をした。そして"食べる"という繋がりで、カマキリの話題が出る。カマキリは交尾のあとにメスがオスを食い殺すのだ。ここで山口さんが「カマキリってしながら食べるの? 終わって食べるの?」と言い出す。しかし結局「はい、ぼくが間違えました!」と自己完結をしたので、横山さんから「なんだよ。ひとりで始めてひとりで終わって」と突っ込まれてしまう。

 広井さんによれば、前回の話も人間が竜に食われるという話だったので、今回はその話と繋がるように作られたらしい。初期のドラゴンテイルを思わせる話の作り方になった。  

●投稿はがきでのトーク
◆ちびひげペンギンさん
青い瞳の竜は空を飛ぶ。一般的に全ての竜が空を飛ぶと思われていますが、空を飛ぶことの出来るものは青い目を持つ竜だけ。
ラム・ダリス、青い目を持つ竜と人間のハーフ。
◆マル天の使者さん
アレクトル・ルード。
花嫁探しをしている一国の第3王子。気に入った娘がいると、兄ふたりと共に結婚の申し込みにいくが、毎回取り合いでケンカになって断られる。
 このはがきが読まれたあと、山口さんが「ひとりでこっそりいけばいいじゃんねえ」とコメント。豊口さんは「なにかルールがあるのか知れない」と言うと、広井さんもそれに同意、「ここにルールを作ればいいんだよね。なぜか皆でいかなきゃいけない、というルールをね」と語った。

2002年2月16日放送マル天ダイジェストはこちら


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