| 世界はカオスに包まれている。そして「語り部」によって、その歴史を刻む。(早口で) |
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SE・トントントンと船のエンジン音 |
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SE・ドアの開く音(鈴が鳴る) |
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| ジェシー |
「いらっしゃ〜い、クックおじさん」 |
| クック |
「いつも元気だねジェシーちゃんは」 |
| ジェシー |
「いつも早口ですね、クックおじさん」 |
| クック |
「うんそうだよ」(早口で) |
| ジェシー |
「で今日はなにさしあげましょうか?」 |
| クック |
「ウイスキーのきくっくろくろビール割り」(早口で) |
| ジェシー |
「なぁに? もいっかい言って」 |
| クック |
「ウイスキーの黒ビール割り」(早口で) |
| ジェシー |
「はいは〜い」 |
| クック |
「いや〜俺も年くったなあぁ、近頃船に乗って海にでるのはしんどいや〜若いころ七つの海を渡り大〜いなる冒険に生きがいを感じていたがものだがしかし19世紀を終わる、新しい時代に冒険という言葉は、いらんのかもしれんなあぁ」 |
| ジェシー |
「はい、お待ちどうさま」 |
| クック |
「あ、ありがとう」 |
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SE・ドアの開く音(鈴が鳴る) |
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| ジェシー |
「いらっしゃ〜い」 |
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SE・トントントンと船のエンジン音 |
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| モアトーリキー(以下モア) |
「俺の名はモアトリーキー、文学と歌を愛し」 |
| ビビ |
「モアトーリキーだけどね」 |
| モア |
「もとい。俺の名はモアトーリキー、文学と歌を愛し、ある時は、北の辺境の旅をし、またある時は、南海の魔物と戦う男」 |
| ビビ |
「やあ、ここに居たのモア」 |
| モア |
「やあ、ビビ」 |
| ビビ |
「はい! 夕飯もって来たよ」 |
| モア |
「ありがたい」 |
| ビビ |
「約束だよ」 |
| モア |
「ん、約束?」 |
| ビビ |
「あ〜やんなっちゃうな、夕飯を持ってきたら冒険のお話してくれるって言ったじゃない」 |
| モア |
「あーそうだったな〜」 |
| ビビ |
「ねーねー北の辺境には、何があるの?」 |
| モア |
「俺と同じ様な竜のひとが沢山いるのさ〜」 |
| ビビ |
「モアは、竜のひとなの?」 |
| モア |
「あぁ、俺は竜と鳥のハーフ(ハーフだけ英語っぽく)」 |
| ビビ |
「モアは、何で冒険してるの?」 |
| モア |
「(話を)ながすな、ハーフだ、な」 |
| ビビ |
「どううけて欲しいの? モア」 |
| モア |
「まあいいや」 |
| ビビ |
「モアどううけて欲しいの?」 |
| モア |
「ロマンだからだ」 |
| ビビ |
「ロマンを英語ぽっく言って」 |
| モア |
「ロ〜ッマンだからだ」 |
| ビビ |
「ロマン?」 |
| モア |
「ああそうだよ」 |
| モア |
「どうやって生きたって、一生は一生なのさ」 |
| ビビ |
「一生を英語で言って」 |
| モア |
「……ちょーん? 違うな」 |
| ビビ |
「あはははは」 |
| モア |
「ならば体の血液が沸騰するような、日々をおくりたい」 |
| ビビ |
「ふ〜ん」 |
| モア |
「いいかい子供のうちに沢山の夢を見るんだよ、ビビ夢はね良い大人への道だ」 |
| ビビ |
「じゃ、良い大人って?」 |
| モア |
「それはねー、いつも子供時代に夢を持ち続ける大人の事だ、そしていつまでも冒険をし続ける大人の事だよ」 |
| ビビ |
「冒険か〜」 |
| モア |
「冒険の無い時代は、人間がつまらなくなる時代だろうな〜」 |
| ビビ |
「冒険って無くなっちゃうの?」 |
| モア |
「わからないね〜、だけど何でも便利になって、物事の本質を自分の目で、自分の体で感じられない時代がくれば、冒険はなくなってしまうだろうね〜、それは眠っているのと同じで生きているとは、言わないと思うな〜」 |
| ビビ |
「ねぇ、お腹空いた!」 |
| モア |
「すらっと、流すなビビは」 |
| ビビ |
「ねぇ、お腹空いたよ〜」 |
| モア |
「そうかそうかそうだった、さービリーが作ってくれた夕飯を食べようか」 |
| ビビ |
「うん、つまんない話だった!」 |
| モア |
「ああ」 |
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SE・ドアの開く音(鈴が鳴る) |
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| ジェシー |
「はーい! いらっしゃい」 |