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ICON 第7回 モアトーリキー
世界はカオスに包まれている。そして「語り部」によって、その歴史を刻む。(早口で)
 
SE・トントントンと船のエンジン音
SE・ドアの開く音(鈴が鳴る)
   
ジェシー 「いらっしゃ〜い、クックおじさん」
クック 「いつも元気だねジェシーちゃんは」
ジェシー 「いつも早口ですね、クックおじさん」
クック 「うんそうだよ」(早口で)
ジェシー 「で今日はなにさしあげましょうか?」
クック 「ウイスキーのきくっくろくろビール割り」(早口で)
ジェシー 「なぁに? もいっかい言って」
クック 「ウイスキーの黒ビール割り」(早口で)
ジェシー 「はいは〜い」
クック 「いや〜俺も年くったなあぁ、近頃船に乗って海にでるのはしんどいや〜若いころ七つの海を渡り大〜いなる冒険に生きがいを感じていたがものだがしかし19世紀を終わる、新しい時代に冒険という言葉は、いらんのかもしれんなあぁ」
ジェシー 「はい、お待ちどうさま」
クック 「あ、ありがとう」
   
  SE・ドアの開く音(鈴が鳴る)
   
ジェシー 「いらっしゃ〜い」
   
  SE・トントントンと船のエンジン音
   
モアトーリキー(以下モア) 「俺の名はモアトリーキー、文学と歌を愛し」
ビビ 「モアトーリキーだけどね」
モア 「もとい。俺の名はモアトーリキー、文学と歌を愛し、ある時は、北の辺境の旅をし、またある時は、南海の魔物と戦う男」
ビビ 「やあ、ここに居たのモア」
モア 「やあ、ビビ」
ビビ 「はい! 夕飯もって来たよ」
モア 「ありがたい」
ビビ 「約束だよ」
モア 「ん、約束?」
ビビ 「あ〜やんなっちゃうな、夕飯を持ってきたら冒険のお話してくれるって言ったじゃない」
モア 「あーそうだったな〜」
ビビ 「ねーねー北の辺境には、何があるの?」
モア 「俺と同じ様な竜のひとが沢山いるのさ〜」
ビビ 「モアは、竜のひとなの?」
モア 「あぁ、俺は竜と鳥のハーフ(ハーフだけ英語っぽく)」
ビビ 「モアは、何で冒険してるの?」
モア 「(話を)ながすな、ハーフだ、な」
ビビ 「どううけて欲しいの? モア」
モア 「まあいいや」
ビビ 「モアどううけて欲しいの?」
モア 「ロマンだからだ」
ビビ 「ロマンを英語ぽっく言って」
モア 「ロ〜ッマンだからだ」
ビビ 「ロマン?」
モア 「ああそうだよ」
モア 「どうやって生きたって、一生は一生なのさ」 
ビビ 「一生を英語で言って」
モア 「……ちょーん? 違うな」
ビビ 「あはははは」
モア 「ならば体の血液が沸騰するような、日々をおくりたい」
ビビ 「ふ〜ん」
モア 「いいかい子供のうちに沢山の夢を見るんだよ、ビビ夢はね良い大人への道だ」
ビビ 「じゃ、良い大人って?」
モア 「それはねー、いつも子供時代に夢を持ち続ける大人の事だ、そしていつまでも冒険をし続ける大人の事だよ」
ビビ 「冒険か〜」
モア 「冒険の無い時代は、人間がつまらなくなる時代だろうな〜」
ビビ 「冒険って無くなっちゃうの?」
モア 「わからないね〜、だけど何でも便利になって、物事の本質を自分の目で、自分の体で感じられない時代がくれば、冒険はなくなってしまうだろうね〜、それは眠っているのと同じで生きているとは、言わないと思うな〜」
ビビ 「ねぇ、お腹空いた!」
モア 「すらっと、流すなビビは」
ビビ 「ねぇ、お腹空いたよ〜」
モア 「そうかそうかそうだった、さービリーが作ってくれた夕飯を食べようか」
ビビ 「うん、つまんない話だった!」
モア 「ああ」
   
  SE・ドアの開く音(鈴が鳴る)
   
ジェシー 「はーい! いらっしゃい」

●配役/モアトーリキー:山口勝平/ビビ:横山智佐 /
クック:広井王子/ジェシー:横山智佐/タイトルコール:横山智佐

●出演はがき
◆ ゲンムノトカゲさん(東京都)
モアトーリキーのキャラクター投稿
●ドラマ終了後のトーク
 投稿されたモアのイラストは鳥の姿をしており、それをみた山口さんは首を絞められたような声を出し「くぅえ〜〜、こんな声出さなきゃいけなかったんですね」と、気障な旅人風に演じたことを反省したのだった。

 今回広井さんのキャラ終始早口であったのは、みんなが「早く帰ろう」と言ったからだったが、結局広井さん以外誰も急いかなかったので「なんだよ〜、みんな早く帰ろうって言ったじゃんかよ〜」と情けなさそうに不満を漏らした。

●投稿はがき

◆リョウザワユタカくん(北海道) 
イラスト投稿(解説文)竜は少女の願いを適える!それは傷すいた自分を介抱してくれた少女へのたった一つの恩返し少女のたった一つの願いそれは、この町の平和と安全、竜は少女の願いを適える。美しい月の夜には、死神が悪人の魂を狩にくる。それは、竜のたった一つの恩返しでした。

●投稿はがきでのトーク

 あまりのイラストの素晴らしさに、全員絶賛! また、解説文もすばらしく広井さんが「恐いけど、いい話ですね」と評価。

 横山さんが「イラストが苦手な方は、文章だけでも結構ですからね」とフォローし、コーナー終了となった。

2000年06月03日放送マル天ダイジェストはこちら


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